「真っ直ぐに生きることの難しさ。」Dolls(ドールズ) あさんの映画レビュー(感想・評価)
真っ直ぐに生きることの難しさ。
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オープニングのシーンで赤いヒモで繋がれた2人が公園を歩く姿と、エンディングシーンでの雪山を歩く和服姿の2人の姿、最初と最後で見方が全く変わりました。
世間一般には、公園で影からヒソヒソ話しをしながら見て笑う人達みたいな冷たい目で見られるけど、愛の深さ、情の深さや純粋さでいったら、世間の皆の何倍もそこにはあるかもしれない。なにごとにも物事の確信には触れず見て見ぬふりばかりしてる様な、何の変哲もない暮らしをしてる幸せな奴らよりは、少なくとも真っ直ぐな選択をしてひと時でも真人間になった。
真実のすぐそばには墜落が潜んでいる。
その儚さを非常に分かりやすくストレートに表現されていると思います。
北野映画を見るといつも、現実でもなく空想でもなく真実を語ってるなと感じます。
出演者の細かい所までコーディネートされている服装や映像美、それに相まった菅野さんの演技が強烈で、映像として軽くトラウマになりそうなくらいでした。笑
いつまでも胸に残る作品です。
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