劇場公開日 2002年10月12日

Dolls(ドールズ)のレビュー・感想・評価

全17件を表示

1.0とてもつまらない

2024年7月25日
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鑑賞方法:DVD/BD
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吉泉知彦

3.0天才北野武VS天才女優菅野美穂

2024年7月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

難しい

監督と脚本は『菊次郎の夏』『TAKESHIS'』『監督・ばんざい!』『アキレスと亀』『龍三と七人の子分たち』の北野武

近松門左衛門の人形浄瑠璃「冥途の飛脚」がベースになっている

北野作品で最もアート色が強いと僕は思う
特に菅野美穂と西島秀俊のパート

例外に漏れずこの作品も日本では興行的に振るわなかった
国土が広いせいもあるだろうがロシアではおよそ2年間のロングラン

同時進行の三つのオムニバス

佐和子は頭がおかしくなり松本を認識できなかった
良子は親分を見てもかつて工場で働いていた恋人だと気づかない
盲になったヌクイは春奈を見ることはできない

佐和子と松本は事故死
親分は殺し屋に殺される
ヌクイは春奈ファンのおっかけに轢殺される

菅野美穂の怪演に尽きる
北野監督は具体的に名前を出して批判しているわけではないので菅野美穂だと断定できないがもし本当なら最初で最後なんて勿体無いな
たけしも小さい男だな

西島秀俊は髪型のせいだけでなく顔つきがだいぶ今とは違う
声は西島秀俊だが

深キョンも北野作品に出ていたんだな
「キミノヒトミニコイシテル」懐かしい
そして気恥ずかしい
なにこの歌詞
そしてなにあれあの振り付け

配役
婚約破棄のショックで自殺を図り精神障害者になった佐和子に菅野美穂
佐和子を捨て社長令嬢と結婚することになったがそれも辞めて佐和子と放浪の旅に出る松本に西島秀俊
若い頃に良子と付き合っていたヤクザの親分に三橋達也
親分の若い頃に津田寛治
毎週土曜日お弁当を持ってベンチで親分を待っている良子に松原智恵子
良子の若い頃に大家由祐子
交通事故で左目を失い引退したアイドルの山口春奈に深田恭子
春奈に会うため盲目になったアイドルオタクの温井に武重勉
親分の兄弟分の息子にホーキング青山
息子と佐和子を無理矢理別れさせ社長令嬢との結婚をゴリ押しする松本の父に清水章吾
息子と佐和子を無理矢理別れさせ社長令嬢との結婚をゴリ押しする松本の母に金沢碧
松本の同僚に大森南朋
松本の友人に大塚よしたか
佐和子の父に野村信次
佐和子の母に中村万里
佐和子の友人に西尾まり
佐和子の友人に矢川純一郎
春奈の母に吉沢京子
春奈の叔母に岸本加世子
春奈のマネージャーに大杉漣
春奈のおっかけの青木にアル北郷
文楽の梅川に吉田蓑太郎
文楽の忠兵衛に吉田玉女
文楽の大夫に豊竹嶋大夫
文楽の三味線に鶴澤清介
親分を射殺する殺し屋にモロ師岡
ヤクザに桐生康詩

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野川新栄

3.5物憂げ

2023年10月30日
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昔、DVDでひとり鑑賞。

秋の夜長に合いそうな、物憂げな雰囲気が好き。

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AAA

1.5うーん…

2023年7月4日
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イマイチピンとこなかったです。アイドルファンは何故最後…

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aaaaaaaa

3.5バイオレンス抜きの北野映画

2023年1月9日
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鑑賞方法:映画館

劇場公開時鑑賞。
当時は菅野美穂と比べて西島秀俊が見劣りするなあと思った黒歴史。何様だったんでしょう。菅野さんの鬼気迫る演技に圧倒されたのは確か。
熟年純愛パートは…いや好きだけど、ちょっと背中がむず痒くなるような。
深キョンパートは『春琴抄』が連想されたが、そう見てしまうとエロスが足りなすぎる。
やっぱりでもなんかこういうの撮るの気恥ずかしくならないのだろうか、とは思った。

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なお

4.0名作

2023年1月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

日本人形とか着物のイメージで、

難しそう…とっつきにくい…と思う方も、いるでしょうが、

決して、そんな事はなく、観やすいです。

誰と誰が付き合って、三角関係になって、喧嘩して、色々あって結ばれる…みたいな、

安っぽい薄っぺらい、ドラマみたいな、ラブストーリーでもなく、

もっと本質的に“愛”について描いた映画だと思います。

色んな職業や色んな境遇の人の、人それぞれの“愛”

西島秀俊さん菅野美穂さん2人だけの話ではなく、オムニバスの様になっています。

素晴らしい作品だと思う。

たけしさん天才!さすが!!と思いました。

多くの人に観てほしい名作だけど、ここでの評価って低くないです?

人を選ぶのかな?

観たあとに、色々と検索して調べてみたら、

タイトルも深いな…

浜崎あゆみさんが、この映画に感銘を受け、同タイトルの歌を作ってます。

西島秀俊さんは、この映画がキッカケで本格的に売れ、たけしさんに非常に感謝しているそうです。

ロシアでは2年間のロングラン、この映画で、たけしさんは、ロシアにおいて、確かなステータスを手に入れたそう。

邦画ギライの僕が選ぶ、多くの人に観てほしい、素晴らしい邦画。

名作です。

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RAIN DOG

3.0抑制の内に胎動するコメディ

2022年5月25日
iPhoneアプリから投稿

たまには愚直な映画を撮ろう、という北野武の志をぼんやり感じた。登場人物たちは誇張的な話法で平凡な言葉を語るし、物語の山場と受け手の期待は気持ちいいくらいピタリと符合する。『ソナチネ』のような暴力的な緩急はほとんどみられない。場面と場面は言葉こそ少ないが明示的なモンタージュによって接続されていて、とにかく見やすい。いい意味でも悪い意味でも。監督お得意のアイロニーも今回ばかりは焦点が大きすぎるというか、わかりやすく大雑把だった印象。

あと、やっぱり北野武という監督はコメディアンとしての宿命のようなものを背負っているのだなとも思った。たとえば殴殺された盲人の男の血液が警察によって拭き取られているとき、うっすらと男の顔が画面に浮かび上がるシーン。あれなんか編集しながらゲラゲラ笑っていたに違いない。ラストカットの雑すぎる合成映像も同様だ。

これだけ平坦なトーンにもかかわらず、物語の随所で不謹慎にもコメディがちらつく。これはもう北野監督の抗い難き本性というか、コメディアン魂ゆえなんじゃないかと思う。思えば社会に背を向けて貧しい遁走生活を送る二人が山本耀司の洗練されたモードファッションに身を包んでいるというギャップからしてコメディそのものだ。

とはいえコメディであれば本作以外の北野映画のほうがよっぽど洗練されていて完成度も高い。この作品でなければならない理由、みたいなものは残念ながら感じ取ることができなかった。

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因果

2.0なんだこりゃ?

2020年11月11日
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他に感想がでてこない。

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shia

3.0改めてみたい

2020年11月2日
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難しい

小学生の時に鑑賞して、全く理解できなかった思い出。

抽象的なシーンが多かった印象。

大人になった今なら理解できるのかもしれない。

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MAMI

3.5純愛と狂気って紙一重

2018年11月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

難しい

この映画純愛ととるか気持ち悪く感じるかほんとみる人次第だなって思った。3組ともちょっと変わってるんだけど、.
.
結婚を取りやめにしたせいで彼女が自殺未遂でおかしくなってその彼女と自分を赤い紐で結んで生きるホームレスに、
.
何十年もヤクザの恋人を待ち続けてるおばあちゃんに、事故で顔に後遺症が残ったアイドルに会うために自分で目を潰したファン。
.
いや、全員重すぎるよ。絶対もっと他に良い人いるよ?ずっと待ってるおばあちゃんに関しては認知症でわかんなくなってるだけじゃないのかと疑うわ(笑).
.
話はわりと理解に苦しむんで、この映画結構色に凝ってるからその色使いを楽しむのが一番かな。そもそも映画の3分の1は菅野美穂と西島秀俊が歩いてるだけの映像が続くしね。

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せつこん

3.0フランス映画のよう

2016年7月22日
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セリフが少なく、フランス映画のようなテンポ。
脚本、演出が逸材です。

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Ayaka

5.0真っ直ぐに生きることの難しさ。

2016年6月29日
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泣ける

悲しい

怖い

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あ

4.5原色から白へ

2014年8月26日
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泣ける

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yutak

5.0この胸をつく想い

2013年12月31日
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泣ける

緩やかに移り変わる場面に釘付け。もっと早くに彼らはあの世の人となっているような雰囲気。四季の美しさ。人を想うことの苦しみ。

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猫ちぐら

3.5北野映画史上、もっとも痛い映画。

2012年2月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

“痛い”とは決してハズしてしまったという意味ではない。
とても心が痛くなる映画です。

登場人物三組出てきますが、
やはり菅野美穂&西島秀俊が映画の核を成しています。
他の二組はどうも尺がもたなかったため
付け加えたかのような印象が・・・。
かと言って映画全体の評価を落とすほど余計とは感じなかったです。

過去の北野作品は大抵
“ビートたけし”が虚しさを抱え、
“死に場所を求めてさまよう”という図式がありました・・・。
今回もひたすら人生に虚しさを感じ、さまよっていますが、
今回なぜ最も心が痛いのかというと
二人が主体的に何もしようとする気すら起きずに
延々とさまよっていることです。

死に場所を求める、その目的すらなく
失ったあの頃が断片的に蘇り・・・泣く。

北野監督は1年後、「座頭市」を撮りますが
「座頭市」という企画が無ければ
北野武の陽の部分が間違いなく崩壊していたのではないかと思います。
それぐらいのパワーがある作品です。

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sige

5.0ドールズ(人形たち)の物語。

2009年3月23日
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

一本の赤い紐でお互いの体を結び、当てもなくさまよう男女。
老齢のヤクザの親分と、彼を何年も待ち続ける女。
事故で片目を失った元アイドルと、それでも彼女を慕い続ける孤独な青年。

3組の男女の物語を「文楽」の「冥途の飛脚」の物語になぞらえ、
それぞれの「ラブストーリー」を描いています。

この映画のタイトル「ドールズ」は、
冒頭に登場する「文楽人形」のことであると同時に、
限りなく「人形」に近い3組の男女のことでもあります。

主人公達は「文楽人形」のように無表情です。
それが逆に、「豊かな表情」を感じさせます。

この映画は「人形達(ドールズ)」の物語です。
ですから、普通のラブストーリーと思って見ると、
あまりにも「浮世離れした」物語に感じるかも知れません。

この辺りが、この映画の評価の分かれ目のような気がします。

僕は、この映画を観て、「やっぱり、北野監督は凄い」と思いました。

この映画で監督が言いたかったのは、
「愛こそ、究極の『暴力』だ。」
ということだったんじゃないかな?

そう、僕は思います。

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だいすけ