「まさか」ドッグヴィル 新宮隼さんの映画レビュー(感想・評価)
まさか
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この映画は最後でどんでん返しが待っていました
主人公の女の人はギャングのボスの父親から逃げてドッグという村に来るのですが、そこは自分がいたギャングという世界よりも美しく映ります
美しく映った村に住むために、村のためになる仕事を買って出て自分のいる意味を作るのですが
次第に、手伝いが酷使されていきます
あんなにいい人であふれていた村なのにちょっとおかしいなと思い始めるようになります
どんどんエスカレートしていき、村の男性に襲われてしまします
しかし、彼女は男性の行為を しかたがないこと と受け入れようとします
自分が村にいるために
さらにエスカレートしてもその考え方で受け入れます
ある時、彼女の父親がギャングのボスが
この村に来ます
村を黒ずくめの男の人が武器を武装して囲います
そこで、彼女と父親は車の中で会話を交わします
この会話が自分の中で印象的で一番いいところでした
彼女は父親のことを傲慢だと思っていました
暴力で片づけようとすることからでしょうか
しかし その言葉について 父は怒ってしまいます
逆に彼女が傲慢だというのです
ここでいう傲慢とは
男性に襲われても それを本能のせいにして受け入れてしまうことにあります
仕方がないこと
これは相手の学習させる機会を奪っているというのです
この発想には驚きました
つまり
自分を犠牲にすることは相手の学習能力を奪っているというのです
そして焼き払われた街には 犬だけが 残されていました
これは、犬=本能 本能だけの村という意味でしょうか
理性はなかった 村
とても考えさせられる映画でした
ずいぶん前に見たので内容が間違っていたらすいません
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