ディボース・ショウのレビュー・感想・評価
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アメリカらしい作品なのかも
コーエン兄弟、ジョージ・クルーニー、キャサリン・ゼタ・ジョーンズという事で観ました
最初の頃は面白いのかもって思いながら観ていましたが、途中からだんだん微妙に
そしてラストではもうどうでもよくなってしまいました
面白くないっていうのではなくて、ストーリーになんかもう興味がなくなってしまったというか
感想として残ったのは、キャサリン・ゼタ・ジョーンズがひたすら美しい、これだけです
離婚専門の弁護士がいるアメリカ
離婚訴訟を専門にする凄腕弁護士と、離婚で一攫千金を夢見る美女との駆け引きを描く物語。
ジョージ・クルーニーが主演を務めるラブコメ作品ですね。余り見ないジャンルですが、コーエン兄弟の作品、また離婚裁判等でサスペンス要素も楽しめそう・・・とのことで鑑賞。
コメディとしてはテンポも良く、楽しめるものでした。多分、映画館であれば大笑い出来るシーンも多かったのではないでしょうか?
逆に、サスペンス要素やシリアスな駆け引きは少な目。あくまで軽いノリで楽しむ作品でした。
ラスト前、「離婚訴訟の弁護を辞める」と大見えを切るシーン。唐突感があって驚きました。「真実の愛に目覚めたから」という展開なのでしょうが、それ迄に何の伏線もない為、戸惑いだけを覚えました。
日本も離婚が増えて来ましたが、財産分与等の問題はアメリカとは規模が違い過ぎるので、この映画に込められたブラックユーモアを十分感じ取れなかったかもしれませんね。
私的評価は、やや厳しめです。
これがコメディの「コーエン流」?
州によっても違うのかもしれませんが、この映画を見る限り、アメリカの婚姻法は、夫婦の共有財産制かなり徹底しているようですね。お金持ちと結婚して、その後に離婚すると、それだけで配偶者の財産の半分がもらえるようですね。
(日本の場合は、反対に、かなり徹底した夫婦別産)。
コーエン兄弟監督としては、そんなアメリカ婚姻法を徹底的に揶揄しているように見受けました。評論子は。
あまりコメディ作品は撮っていない監督さんだと思いますが、これが「コーエン流」コメディなのかも知れないと思いました。
コーエン色が薄いですね
アメリカの婚前協約という法律概念を知らないのでイマイチ話についていけません。
いずれにしても、弁護士と悪女の知恵比べのストーリーでいつものブラックでシニカルなコーエンくささは希薄です。
付加価値ついてる
まぁコメディで、録画しといたので鑑賞。 ストーリーが進むにつれて、豪華な顔触れに 小さな驚きがはじけます。
主演は言わずと知れた ジョージ・クルーニーと キャサリン・ゼダ=ジョーンズの濃い二人。 得意分野だと思う 三枚目色男とモテモテの人妻を好演。 どことなく初々しさを感じるのは 9年の歳月で演技力が上がった証拠でしょう。 そんな二人を盛り立てる脇役に 長髪で挑発、オスカーノミネート俳優 ジェフリー・ラッシュ(『英国王のスピーチ(2010)』)、真面目に面白い・オスカー受賞済み リチャード・ジェンキンス(『扉をたたく人(2007)』)、アンジー元夫、脚本でオスカー受賞経験あり ビリー・ボブ・ソーントン(『アルマゲドン(1998)』、すでに毛 キテたんだね ポール・アデルステイン(『プライベート・プラクティス(TVシリーズ)』)など。 そして この独特の間と、ストーリー展開と、点と点のつなげ方、『バーン・アフター・リーディング(2008)』を彷彿とさせる…と思ったら やっぱりオスカー総なめ コーエン兄弟の製作・監督でした。
これだけアカデミー賞受賞者を集めて、監督もアカデミー常連で たっぷり付加価値がついた作品は そうないと思います。 個人的にお気に入りなのが トラブルに気づき顔を見合わせて絶叫する『グーニーズ(1985)』を思わせるシーン。 これも 取って付けたようで ある意味 “付加価値”(笑)。
人間 誰しもダークな部分とピュアでいたいと思う部分があって、人生では 駆け引きが繰り返されて…という 目で見て・頭で考えて笑える作品です。
P.S. 主演の二人も オスカー俳優でした、と“付け加えて”おきます。
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