デビルマンのレビュー・感想・評価
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デーモン バンザーイ やっと観た!
2004年公開の伝説の映画「デビルマン」。2004年と言えば「世界の中心で愛を叫ぶ」、「いま、会いにゆきます」、「海猿」等が公開された年なのですが、当時は話題になっても今となってはどれも忘れ去られている中で、「デビルマン」はある意味今でも話題になり、生き残っているといえる稀有な作品です。
これだけ有名なんで、ずっと気になってたんです。映画好きなら避けてはいけないかなっという変な義務感があって。しかし、なかなか「デビルマン」に寿命を2時間使う勇気がなく先伸ばしにしていたのですが・・・観たら意外に面白かったです!
いやいや、本当にツッコミ所しかない。全てにおいて意味がわからない。ストーリーにはずっと置いてかれっぱなしです。演技は棒だし、CGはゲーム以下。ただこの訳わかんなさが「笑い」につながるのです。コメディと違って何処に笑いがはさまれてくるか全く予想ができない!!というわけで意外と楽しめました。
でも、このレベルの酷い映画ってけっこうありそうですけどねー。「テラフォーマーズ」とか、「進撃の巨人」とか。もちろん「デビルマン」もレベル高かったですが、個人的に今まで観た最低の映像作品「実写版ピューっと吹くジャガー」を越えるまではなかったですね。
まぁ、10億円も使った邦画史上最低作品として末長く生き残っている理由は十分に納得できました。映画好きでもまともな映画しか観たことがない方には是非一度観て欲しい作品です。世の中にはこんな映画もあるんだって世界観が広がりますよー。
教育的作品
Netflix『DEVILMAN crybaby』鑑賞後に鑑賞。
伝説のクソシネマとして有名な本作であるが、新アニメシリーズをやる前提でこの作品をラインナップとして残したNetflixと、この作品から引用した要素をうまく取り入れた事でこの実写版の価値を上げた湯浅政明監督には拍手。←ここまでcrybaby評です。
本作の評価は言わずもがなだが、映画としてやってはいけない事、注意しなければならない事を分かりやすく解説してくれる反面教師的作品としては良く出来ている。
自主映画を撮りたい、脚本や演出に興味があるって人はこの映画を観るべきだと強く思う。
『DEVILMAN crybaby』と合わせて見れば「やるべき事⇆やってはいけない事」がしっかりとわかるだろう。
この映画を観て、具体的に何がいけなかったのか、ではどうすれば良くなったのかを語り合う時間は映画好きにとって価値ある時間だろうとも思う。
10億円の無駄遣い
長年噂のこの作品を避けてきたけれど 東映チャンネルで入ると言うので一応見てみた
噂通りの とんでも作品だった
一応 採点は0.5にしたけれど 気分はマイナス100点である
これほど酷い作品はめったにない
なぜ このシナリオが通ったのか
なぜ あの主演俳優なのか
なぜ最期笑い合うのか
全てがわけわからない
これを劇場で観なかったり
わざわざレンタルして来なくて良かったと思う
聞きしに勝るとはこのこと(笑)
あまりに酷いと一部で話題になってるのでレンタルで見てみたのだが・・・
いやぁ、すごいわ(笑)。想像の上を行く、とはまさにこのこと(笑)。言葉が出ない(笑)。
レンタルDVDの映像特典に初日舞台挨拶の映像があるのだけど、これは「晒し者」ということなのか?(笑)
特に原作者の永井豪がニコニコしてるのは、「オトナの事情」というやつなのか?だとしたら、つまんないオトナになってしまったもんだな、永井豪も。
学芸会とあちこちで言われているが、今時中学生でももう少し真剣にやるぞ?というレベルの演技。ザ・セリフ棒読み!!
ミーコ役の渋谷飛鳥は辛うじて見れるレベルの演技だが、それもこのキャスト陣だからか?
子役の染谷将太はさすがに上手いが、それが逆に浮いているほど(笑)
唯一期待したCGも、デビルマンの造形だけはときめいたけど、それも動き出したら泣けるほどのチープさ。10年前といえど、FFなどのゲーム画面の方が100倍クオリティが高いもんなー。
とにかく演技、脚本、編集、視覚効果、音楽、何をとっても目を覆いたくなるような低レベルで、庇ってやることすら不可能。
ま、これが商業作品として世に出たのは奇跡、としか言いようがない。
こんな奇跡を目の当たりにしてもちっとも嬉しくはないけど。
まいった(笑)
確かにこれを見てしまったら、もう怖いものはないわ(笑)
なるほど納得
驚異的な低評価を受けている今作品を、覚悟を決めて鑑賞しました。確かに非道い・・・。よくこれで公開に踏み切ったなと。誰か責任を取ったのでしょうか?役者が悪いのか、その演技でOKした監督が悪いのか・・・。各戦闘シーンのCGあたりは、それなりに勢いを感じた(とはいえ、テレビの戦隊ヒーローレベルです)ので、多分監督は全てをあきらめて、予算をCGに集中したのではないでしょうか。だとしても、ドラマ部分が余りにも展開が唐突だし、説明不足も酷すぎます。やっつけ感丸出しです。初日の舞台挨拶映像を観ると、若い女性が、黄色い声援を多く上げているので、主演の双子のファンムービーなのは間違いありません。今は、手頃な価格でDVDをレンタルできるので、その価格での鑑賞であればギリギリセーフかもしれません。唯一、子役時代の染谷将太が観られたのは発見でした。
興味があるなら無料で1回だけ見たらいいです。
日本最強の駄作だということを知っていながら、視聴しました。納得です。笑
デビルマン(文庫版)、アモンの二つの漫画を見た後に映画を観たのでストーリー改変はとても悲しく感じ、演技は素人の私の方が上手いのではないか?と思ってしまうほど。
こんなものに金を払う必要はありません。
これほどの映画にはそうそうお目にかかれない!
先日、録画DVDの保管場所を作る為、貯め込んでいた録画ビデオを整理していたら、久々に本作を見つけた。そういや、何年も前に録画したまま見ていなかったけ。
そしたら急に本作を見たい衝動に駆られた。
何故見たい衝動に駆られたのかは知る由もない。録画ビデオには名作も多々あるというのに、困った性分である。
思い起こせば、約10年前。僕はこの映画を劇場に観に行ってしまったのである。
スクリーンの中に広がった世界は、まさに“事件”であった。
主役を演じた素人による素人演技と棒読み台詞に爆笑。
酷評してくれと言わんばかりの冨永愛にまた爆笑。
オリジナルへのリスペクトがまるで感じられない演出と脚本に唖然。
デビルマン初心者は置いてきぼりの展開、ダークさも緊迫感も微塵も無い世界観に呆然。
クオリティを高める為に公開延期したくせに低クオリティのCGに驚愕。
ダ○ソーで買って作ったような特殊メイクにKO。
意味不明なカメオ出演者に失笑。
同年公開の「スパイダーマン2」はヒーローとしての苦悩を深く描いていたのに、苦悩が無い所か戦いを好む薄っぺらのダーク・ヒーローにスパイダーマンも羨望の眼差し。…などなど。
当時バイトしてたレンタルビデオ店にアニメ版が置いてあり、こちらに1800円払う方が良いとさえ思った。
この映画を劇場で友達と見て良かったと思っている。一人で見ていたら、暫く立ち直れなかっただろう。
お陰で観た後、友達と本作について大いにボロク…いやいや、語り合ったものである。
ひょっとしたらこの映画は、ある意味、奇跡的な傑作なのかもしれない。
これほどのレベルの映画にはそうそうお目にかかれない。
この映画を見たら、大抵の映画は素晴らしく思える。他の映画を立てる為に、この映画は存在するのだ!
「ガッチャマン」とコラボしたら誰にも予想出来ない科学反応が生まれる事だろう。
いっその事、「CASSHERN」や「SPACE BATTLESHIP ヤマト」も。そうだ、この夏の「ルパン三世」がコケたら、彼らも呼ぼう。
皆で集まればもう怖くない!
邦画史上ナンバーワンの大駄作(゚∀゚)
ここまで突き抜けた大駄作はむしろ貴重(^_^)
今話題の富永愛の妖女シレーヌの変装シーンなんて、今となっては超貴重なお宝映像ですよ!!!
ちゃっちいCGと詰め込み過ぎのストーリー、渋谷飛鳥のお花畑にいる妖精みたいな変装も大変貴重です(^^)
地上波の深夜放送でも「時間を無駄にしちまった~・・・」と後悔するくらいの大失敗作(-_-;)
つうか邦画史上最高峰のくそ映画であることはまぎれもない事実。
これに匹敵するのは最近上映された『劇場版テンペスト3D』くらいでしょうかね~((+_+))
映画史に残る名作
今さらながら鑑賞しその結果、多くの方々に観てもらいたくレビューを投稿しました。
構想10年、制作費10億円の大作であります。故に様々な物議を醸し出している本作品でありますが、間違いなくこれは名作であります。これはデビルマン実写版ではなくデビルマン『パロディー版』なのです。
映画史上最大の駄作と言われますが『パロディー版』と捉えると、この映画の見方や存在価値が随分と変わります。数々の笑いもありオマージュがあります。そもそも映画全体の雰囲気・演出は、日曜朝に放送されている『特戦隊○○レンジャー』に近く、特撮もリアリティーもなく、ニセモノとすぐわかるので原作本来の悲壮感・恐怖感はありません。女性子供も安心して鑑賞できます。近年の映画にありがちな制作費だけかけてCGやキャスティングでごまかす中身スカスカの映画と異なり、本作品は制作費10億円の匂いは全くありません。『潔い』作品であると同時に、ある意味では使途不明金の多い映画と言えます。
公開前より二時間で表現は不可能と言われる原作ですが、デビルマン誕生からハルマゲドンまで一応描かれております。パロディー版ならではの見事な脚本によりシレーヌやジンメン、そしてゼノン(?)まで無理やりちゃんと登場します。ファンの期待を裏切りません。その脚本・演出も素晴らしいですが、そこに『学芸会レベル』と言われる演技が加わる事で一流のコメディ映画に仕上がっています。特に主役の不動明君は上手い下手というレベルを越えて芸術の域に達しています。彼は本作品が初出演、初主演ではありますが、作品を通じて成功を確信したに違いありません。
また、メイン俳優が新人ばかりに対してなぜか脇役には大物が固めております。この辺りもパロディー版ならではのキャスティング。個人的にはボブサップがナイスです。彼はとてもオイシイ役をもらっていると考えます。おかげでベテラン俳優ですら、全員『大根』に見えてしまいます。またエンドロールで「え!こんな人出てたの?」と驚くくらい一瞬しか登場していない大物もいます。ちょっとしたサプライズもあります。
コメディとは言え、決してわざとらしく笑いを取ろうとはしない姿勢が本作品の特徴と言えるでしょう。
せっかくですので中身について少々触れておきます。私のお気に入りは、原作とは異なりなぜかデビルマンが悪魔狩り特捜隊に逮捕されるシーンです。トラックの荷台に磔にされて住宅街の中を連れ去られるデビルマン。それを見送る牧村ファミリー…。とてもシュールな画になっています。笑えます。超人的な強さを持つデビルマンが逮捕されてしまうという珍事も、パロディー版ならではの事。構想10年も納得できる事でしょう。
これ以外にも挙げたらキリがないくらい爆笑シーンがありますが、名作と言われる理由は単なるコメディで終わらず、感動シーンもいくつかきちんと用意されているのです。
ただでさえ尺が足りないにも関わらず、ムダに原作プラスアルファをしてくる辺りはデビルマンファンにとっては喜ばしい事ではないでしょうか。パロディー版だからこそ許されます。
ここでの私のお気に入りは、牧村邸に群衆が襲いかかるシーンです。原作とは異なりなぜか牧村夫妻が家にいるのですが、絶体絶命の最中に…「一つ聞いていい?」「うん」「あなた今まで浮気した事なかった?」「お前一筋だよ」「嘘でも嬉しい」…そして彼らはあっさり死を受け入れてしまいます。
…泣けます。群衆と戦う流れだったにも関わらず、なぜかこの展開。かなり意表を衝かれますが、ヒューマンドラマの要素入れたい制作者の後付けの意図を考えると理解出来ます。ただのお笑い映画で終わらないのです。その辺りについては、特典映像にて舞台挨拶が収録(レンタル版にもあります)されていますので、本編を鑑賞する前に観ておくといいでしょう。
長くなりましたが、鑑賞されていない方は必見です。本当に自信をもってオススメする一本です。
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