ザ・エージェントのレビュー・感想・評価
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洗練とは言いがたいけど、なんだか好きかも
『エリザベス・タウン』にいたく感動してしまい、その勢いでキャメロン・クロウ監督作品を観てみました。
まぁ、『エリザベス・タウン』もキルスティン・ダンストが圧倒的に可愛くて、それで何だか満足してしまったわけで、冷静に振り返ってみれば、あの役の女性は相当に変わり者で、共感とかとは皆無な存在だったわけではありますが、その意味では、この『エージェント』でも、それぞれの登場人物の心の機微がうまく描けていたかって言えば、まぁ、そうでもないということはあるかもしれないですね。
でもですよ、何だか見終わって、決して後悔してない自分がいるんですよね。っていうか、それなりに満足している自分がいますし、むしろ好きな作品かもって感じてるんですよね。
『エリザベス・タウン』の方が何気ないショットが洗練されていたように思いますし、それに比べるとこの『エージェント』はショットが良いという感じはないんですけど、でも同じように、作品を好きになれているんですよね。んー、この何故か好きになれる感覚が、キャメロン・クロウ監督の力なのかなぁ。
あ、もちろん、レニー・ゼルウィガーがすごく可愛いっていうのはありますね。彼女を可愛いと思えたので、それだけで、見ていたいって思ったっていうのは大きいかもしれないですね。あと、キューバ・グッディング・ジュニアがすんごい笑えるんですよ。久々に、声出して突っ込みまくってしまいました。「おい! 何してんだよ!」ってね。
あー、こう書いていると気づくのは、結局、こうやって登場人物をほとんど愛せるように描いているのが、キャメロン・クロウ監督の力なのかもしれないですね。
人と人とのつながり
個人的トム・クルーズ主演作品No,1
トップガンも、MIシリーズもいい。新作のオブリビオンも良かった。助演だけどトロピカルサンダーの、禿面の悪役も良かった。だけど、だけど、僕はこの作品を彼のベストに推したい。何故なら、この作品、恋人、家族と言うもの、それらの仕事との関わりをリアルに見る側に問いてくる。悩み、そして、結論、仕事も恋も真面目すぎる故の葛藤、トラブル。子供を見つめるトムの演技はとっても温かく、みる側を感動へといざなう。キャストもいい。特に子役のジョナサン君、正に名演技、皆様好きになると思います。バツイチ子持ち役のレニー・ゼルウィガーもとってもキュートです。家族とは、仕事とは、成功って何。その答えを最後に見つける。幸せって何だろう。そんな質問への一つの答えが描かれてます。是非、見ていない方はご覧ください。
優秀だと過信していた自分の無力さに打ちのめされた後
総合:70点
ストーリー: 70
キャスト: 75
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 65
業績をあげ他からも持て囃されて有能だと信じていた自分。しかし会社を離れて初めて知る、実は会社という組織にいてこその自分であったこと。自分の力を過信しすぎていて、それに気がつき打ちのめされる。一人で会社を立ち上げても、組織の後ろ盾を失った彼に周囲は手のひらを返したように冷淡。突然多くを失った人間はいかにして進み続ける気力を保つのか。エリート街道まっしぐらだったのに、いきなり崖っぷちに追い詰められた彼の動揺と困惑ぶりがよく描かれている。
幸いにもそれでも彼は全てを失ったわけではなかった。彼を信じてついてきてくれる一人の女性の存在。またエージェントと選手はただの金の契約関係ではない、人としての信頼関係が大切だった。そしてそんな選手との信頼をなんとか一つ、紆余曲折の末に確立することが出来た。その苦難の過程が楽しめた。
いろいろな感情。
トムの傑作
夫が初めて泣いた映画
夫がトム・クルーズ好きなのか、最近トムの主演映画ばかり見せられているような気がしてすこし食傷気味だったのですが、これはトム主演によくある「ドカーン!ダダダダダ!ガシャーン!!!」がメインの映画とは全く異なった、温か〜い映画でした。
家族で観るには少し過激なシーンもありますが、家族のような大切な人と観ても素敵。
「タイトルからしてどうせまたよくあるスパイ物だろ」とストーリーも知らず斜めから観たので、いい裏切られかたをしたのでA+です。また観たい。
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