コールド マウンテンのレビュー・感想・評価
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前半は 時間が前後しているため、初見の時は難しく感じた
インマン(ジュード・ロウ)と エイダ(ニコール・キッドマン)のラブ・ストーリー。
セーラ(ナタリー・ポートマン)が登場するシーンが色んな意味で怖い。
ルビー(レネー・ゼルウィガー)の言動や 父と再会後の雰囲気の変化も 見どころ。
時代背景と文化を理解してから観賞してみると、彼らの心情が ボディランゲージ(ジェスチャー、声のトーン、アイコンタクト、姿勢など)で 巧みに描かれていることに感嘆する。
シチュエーションが面白い というだけではなく、太陽光の当たりかたや 風の吹き方、空模様や 降る雪、BGMのタイミング、セリフなど 好きの宝庫。
なんだか現実離れした美しさ。そこから力強くなってく様!
南北戦争後半。
まだまだ長閑な田舎の街にも戦争の余波が響いてくる。
父の療養を兼ねて田舎に越してきたニコール・キッドマン。
そこで出会う若く少しだけ薄くなってきたくらいの
ジュードロウ。
美しい若者は不器用ながらも少しずつ近づいていく。
そんな2人の背中を押したのは徴兵…
ま、よくある戦争映画ですよ。
って思ってもらっては困ります。
そこは序盤で、戦争に行った後の描写がなっがいの
辛い辛い日々がメッチャある。
んでも、主演2人の脇を固める奴らがヤバすぎんす。
まーず、ドナルドサザーランド、フィリップシーモアホフマン、ナタリーポートマン、レネーゼルウィガーなどなど
演技派どもがこぞって要所要所を締めてくれるから
どんな長くてもヘッチャラっす。
完全に良い映画。
そりゃニコール・キッドマンもオスカー取るわなっていう映画です。
ラストが好き
数年ぶりに鑑賞。
今回、(途中、何度か台所に立ってしまったせい?)あまり二時間半という長さを感じなかった。助演賞とったレニー・ゼルウィガーが良いのはもちろんだけど、キッドマンだって最高だよ。冒頭の戦争前夜の頃はたぶん設定が18ぐらいじゃないかと思うんだけど、若くて初々しい感じがみなぎってるよね。ジュード・ロウと見つめ合うシーンとか、美男美女すぎて笑けてくる(笑)
脚本がいい。特に、戦争を揶揄するレニーの台詞。
初めて観た時は、ただただ演者の美貌と残酷さと(生臭坊主ならぬ)生臭牧師と悲しさに圧倒されてしまったんだけど、年を経て観ると、また感慨もひとしおですな。
家畜と病気の赤ん坊を取り上げられて、輪姦(まわ)されかけるナタリー・ポートマンが、たぶんちょっと善玉っぽい義勇軍兵士を射殺するシーンのやるせなさ(というか、そのシーンの意図)を、ようやく理解した。前までの私はよほどボーッと観ていたのか?たぶん、身ぐるみだけ剥いで逃がそうとしてたジュードの徒労感よ。
ジュードを匿って看病する、山奥で山羊と暮らしてる仙人みたいなお婆さん。憧れるわ、、ああいう生き方。
インマン(※ジュード・ロウ)って、ちょっと、『もののけ姫』のアシタカとかぶって見えるんだよね。 戦争や呪いを通して、人間的な心を少しずつ摩耗させ、喪っていく。あるいは、人間離れした鬼神のごとき力を得る。
アシタカは神(獣神?)のために貢献して結果的に生き永らえるけど、インマンはね、、 山を越えて戻ってきた時、彼はかつての人間としての彼ではなかったのかもしれない。 同じように人という土俵を下りてしまった義勇軍の――ケモノのような――連中と戦い、身を挺してエイダやルビーを守ったのが切ないよね。
ラスト、平和な家族の食卓からだんだんカメラが引きになって、たくさんの木の葉が大写しになるところ。 こうした人々や家族の犠牲の上に、今日のアメリカの子々孫々の繁栄があるということを示唆してるようで、、この終わり方がとても好きです。
戦争の残酷さ
純愛ラブストーリー、戦争によって悲しい結末をうんでしまう。
主人公のインマンは、純粋、心がきれいな青年だが戦争によって変わってしまう。だが、
彼女への想いは変わらない。
彼女の住む村へ帰るには、戦場から逃げ出さないといけない。逃げ出したことが見つかれば、死刑。村に帰って逃げ出したことがバレても死刑。かくまっている家族も、殺されてしまう。それでも、インマンは彼女のもとへ
帰ろうとする。
エイダは俗にいうお嬢様。知的でピアノの演奏ができる。だが、父が死んでしまうと
自分一人では何もできないということに気がつく。
エイダのもとへ、一人の女性が
畑の作り方や家畜の飼い方など、教えてくれて一緒に住むようになる。エイダもここから
変わっていく。
最後は、インマンはエイダを助けて?
インマン死んでしまう。
エイダには子どもが生まれる。
みんなで暮らす。
個人的な感想だが、
インマンはエイダのこと本当に愛しているのならひと目会えたらそれで良しとして、
身を引くべきなのでは?と思った。
インマンと一緒にいることによって
彼女も危険なめに合わせてしまうし。
あと、一晩で子どもできちゃうって、妊娠率高め〜と思いました笑
演技力!
たくましい女性レニーがオスカー女優となったのもうなづける。メソッドアクティングによる体重調整のみならず、『ブリジットジョーンズの日記』では見事なイギリス英語で、今回は南部なまりを大げさに発音しているのだ(正しい南部発音かどうかは知りません)!他の脇役陣も名演技でした。特にフィリップ・シーモア・ホフマン!笑わせてくれます。
映画全体とを見ると心理描写が少なく、南北戦争の恋愛叙事詩という感じでした。中でも自然描写が素晴らしく、アメリカ南部というと暑いイメージだったのが完璧に覆されるほど冬の情景が美しく冷気が漂ってくるのだ(館内の空調もおかしかったのだが・・・)。ストーリーは読めてしまう展開の上、これでいいのかと思わせるラストになり残念だった。
戦争に対する捉え方として、兵士の悲惨さよりも待つ側の女性たちの生活苦や寂しさをメインにしてあったことには好感持てますけど、爆撃や銃撃戦の迫力が最初だけであることに疑問を感じました。悲惨さがイマイチ伝わらないのですよね。
〈2004年4月映画館にて〉
ブレンたん・グリーソン祭り〜
レネーが輝いている
タイトルなし(ネタバレ)
前半のインマンとエイダの結びつきでは苦難を乗り越えてひた向きに求め合うほどの絆が感じられない。ようやく再開して結ばれてあっけなく死んでしまうが娘が残されるというよくある結末。役者の達者な演技で観ている間は引きつけられても見終わると予想通りで物足りなさが残ってしまった。
映画「コールドマウンテン」の感想
南北戦争の裏側
「イングリッシュ・ペイシェント」の監督なので、最後はどうなるかある程度は予想はできたけれど、できれば予想を裏切ってほしかった。でも映画としてはよくできていた。「イングリッシュ・ペイシェント」で最初と最後のシーンで砂漠の上を二人が飛行機で飛んでいくシーンが美しくも悲しかったが、今回は文字通りコールド・マウンテンの自然の美しさがすばらしい。特に雪のシーンが。でもそれ以上に二コール・キッドマンが綺麗だった。また、演技もよかった。全体を通して、戦争の悲惨さが暗いムードになっていてやるせない気持ちになるけど、ルビーの存在に救われる。
戦争って本当に人生を狂わす。 戦争の実態を見た感じ。人を狂わすには...
残酷すぎる世界
内戦が引き裂く悲恋
南北戦争を背景に、人が人を殺め憎むことが当たり前になってしまっている戦争の惨さがきちんと具体的に描かれている作品だと思います。そんな中で愛し合う男女が互いを思い続け、男は脱走兵になってまで何度も死にかけながら愛する人の待つ故郷、コールドマウンテンを目指します。
そしてこの作品の見どころは二人のメロドラマだけでなく、この時代に生きる女性たちの切なさをニコールやナタリー・ポートマンがみせ、逞しさ、力強さをレニー・ゼルウィガーが体現していると思いました。ニコールは最初こそ、お嬢様でしたが、レニー演じるルビーに影響をうけ、又時代の荒波に揉まれ、気丈な女性に変わっていきます。壮大な戦争ものラブストーリーでした。豪華な出演者の熱演に心を掴まれながら最後まで鑑賞できます。
愛する人がいることの強さ
南北戦争で町を出る直前に心が通い一度だけキスをした。この一瞬のダイヤモンドのような輝きがあったから思い続け生きて帰ることができたとインマンは言った。そしてエイダも待ち続けることができた。素敵な再開だった。戦争によってお互い環境が激変しても変わらなかった愛は、ある意味戦争がつくりあげたものとも言える。心に芯が一本通ってる人は強い。選択肢が沢山ありすぎる現代の日本ではこういうものは見つけにくいのか?育ちにくいのか?ただ臆病なだけなのか?
音楽は心を和ませる素晴らしいもの。芸能、エンターテイメントは心を豊かにする心のご馳走だ。
ルビーは逞しさや男気を持ち且つホスピタリティのある優しいキャラクターでとても気持ちが良かった。
戸惑い、悲しみ、喜び、別れ、家族がいるという幸せ。
一度だけのキスした相手をまつ二コールキッドマンは美しすぎる・・
南北戦争時の純愛を描く大作。お互いを意識しながらまともに会話さへ交わしたことがない二人が徴兵されたジュードロウと一度だけキスを交わしたニコールキッドマン。そのキスを胸に父の死、貧困の生活にもめげずに帰りを待つ。また、過酷な戦場を奇跡的に生き延びて様々な人の助けにより命からがら帰還する。たしかナタリーポートマンも出ていました。戦争は人を変えてしまう。しかし純愛は変わらない。この普遍的なテーマをニコールキッドマンがうまく演じています。上流の家庭に育てられられた牧師の娘が友人の力を借りて農作業さえ行う変化。二人は再開を果たし、一夜を共にするが悲劇が二人再度引き離す。悲しい結末ですが二人の一粒種が家庭に加わり一人の女性として強く生きてゆく。
男は勝手で女性が強いってことです(我が家の家庭の様に・・・)
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