コーチ・カーターのレビュー・感想・評価
全42件中、21~40件目を表示
おいらはオイラーズ
顔見せで生徒をSir付けで呼ぶカーター。しかし腕力あるという熱血コーチぶり。生徒たちはいきなりの“自殺ダッシュ”によって体もへとへとだ。女の子に妊娠させたケニヨンとか、いきなり出て行ったクルーズとか、おどけたワームやライル。契約書を交わさせた直後、カーターの息子ダミアン(ロバート・リチャード)が父親の元で頑張りたいと転校してくる・・・
クルーズはヤクの売人の手伝いもしていたが、なんとかオイラーズに戻りたくなった。戻りたければ過酷な自殺ダッシュと腕立てふせをこなさなければならない。しかし驚異的な回数をこなせなかったクルーズにチームが手助けを・・・といきなり前半で泣いてしまった。
常勝チームとして生まれ変わったオイラーズ。ベイヒル大会にも招待されいきなり優勝をかっさらってしまう。ここまでは完全に典型的なスポコンもの。しかしまだ前半が終わったにすぎない。最初に交わした契約書の内容は学業でも普通以上の成績を取ること。授業には休まず一番前に座るという点があったのだ。
チームプレイは勉強でも同じ、助け合わなければならない。何しろ卒業率50%の高校。若者で3人に1人は刑務所に行くと言う統計が現実的だ。体育館を閉鎖して図書館に缶詰にするも父兄や教師たちからの猛烈な反対・・・ロックアウトを解くなら辞任するとまでタンカを切るが、一旦解除すると体育館の中で勉強しているオイラーズ。珍しくも印象的なシーンだ。
ディライラとかキャンディ、リンダとか女性名のサイン。勉強で活躍した後も快進撃が続く。そして念願の州大会へ・・・初戦でいきなり強豪チームと当たり惜しくも敗退するが、彼らが得たモノは勝利ではなく大学進学。勝つことだけがスポーツの真髄ではないことを教えてくれる。
意識改革
サンテレビ「シネマスタジアム」で鑑賞(吹替)。
人々の意識を変えると云う作業が困難なことは歴史が証明しているし、それに果敢に挑んだ者、成功させた者の道程は決して平坦では無かったでしょう…。それでも諦めず、様々な障害を乗り越えて意識改革を成し遂げるまでの物語は心に刺さって来るし、無条件に感動を覚えずにはいられませんでした。
改革への鍵は、イマジネーションを如何に発揮するか、と云うことではないかなと思いました。このままの状態でバスケ部員たちの将来はどうなるのか? 前例と自身の経験、周囲の環境からカーター(サミュエル・L・ジャクソン)は想像し、どうすれば良いのか考えた末行動に移しました。当然、反発されることも覚悟の上だったのではないかな、と…。新しいことには、皆戸惑い、なかなか認められないものだからです。
そして何よりも欠かせないのが、他者への思い遣りではないでしょうか? バスケ部員たちと真摯に向き合うことが出来なければ、彼らは絶対に着いて来ないだろうし、意識改革なんて夢のまた夢。彼らの気持ちを理解するにも想像力が必要だし、それをよく理解していたからこそ勉強もバスケも将来も成功へと上手く導くことが出来たんだなと思いました。
※修正(2022/03/12)
未来は僕等の手の中
べつに選んで見ているわけじゃないけれど
なんとなく映画を探しコレはと思い見ていて
レビューを書きたいなと思うと実話が元になっているってこと最近多いです。
きっと私だけじゃないよね。
高校のスポーツ部でどれだけ輝いたって歳を取ってしまえはたんなる過去の栄光。
自分の子供が輝ける場所がその時だけなのだと錯覚してその子の将来を見通さない
もっともっと子供を人を信じなきゃ
信じるってとても怖くてとても辛い
でもこちらが手や口を出し続けたら本人は自分の考えや行動に自信がなくなってしまうと私は思うんですよね。
妻が昔っから言うんですよ「教えなきゃ分からない」って
それもあるけどでも全てじゃないでしょ、見て学んだり体験したり工夫して編み出したり人はなんでもできるし何にだってなれる可能性があるって思いたい
狭い視野で生きるんじゃなくて広い世界を飛び越えるほどの想像力で羽ばたいてほしいと子供たちに願います。
高校バスケ・・
1人のバスケコーチの信念が生徒の人生を変える実話に基づく映画
【カーターさんを通して当たり前だけど大切なことを考えさせられる感動作品☆】
~ポケモントレーナーみゆきは、80点の経験値をもらった!~
バスケコーチのカーターさんが生徒・学校・街をも巻き込みながら、関わる人の人生を変えていく姿に熱くなります!
カーターさんを演じるのは、オシャレセレブ・大のアニメ好きで知られる演技派俳優♪
サミュエル・L・ジャクソン(Samuel L Jackson)さん!
その気迫あふれる演技にも注目です!
チームの状況は最悪!その指導の方針に周りは猛反対!
ここまでの信念をもって仕事ができるのかと自身の意識も考えさせられました☆
また、約束を守ることや、すべてに全力を注ぐことの大切さをコーチと生徒の人間関係から学べます!
僕のバスケの知識はマンガ「スラムダンク」のみであまりプレー自体はしたことはありませんが、筋肉隆々の選手たちの試合シーンも圧巻です☆
★大好きなポケモンに例えると★
ジムリーダー カツラ
荒れ狂う炎を扱う情熱的なカツラの姿がカーターさんと重なります☆
何を怖れるか?
スポ根映画だと思って観て観たら…
一風変わった傑作スポ根映画
日本にも名作の学園スポーツ漫画はたくさんあるが、バスケといえばスラムダンク。この手のスポ根漫画は最終的に主人公がプロを目指す実力をつけてプロを目指すことで終わる。それが当然だよね。だってスポーツをやっている人は誰でもプロを目指すじゃん。
しかし、このコーチカーターは違う。
どん底の生活を抜け出す手段(大学進学の手段)としてバスケを生徒に教え、その中で人生について説いて行く。
その点がすごい。
日本のスポ根漫画が幻想だとすると、コーチカーターはリアルな極めてスポ根映画と言える。
勝者でありたければ常に勝者の振る舞いをしろ・・・・か。
巷の自己啓発本に良く書かれている胡散臭いセリフも、コーチカーターが言うと全然違うね。
「自分の光り輝く可能性を怖がってはならない」か。
そうなんだよね。自分には可能性があると思うことを恐れてはダメだよね。
すごいわ。
スポ根を超えた哲学映画だな。
Samuel L. Jackson is a coach of basketball!
if you don't know about the basketball rules at all , you definitely will be able to enjoy this film cos I hadn't really know the rules at all but I was really moved by this story and the friendship among the members ! Well , his impression is like a scary , gang but in this film , he is a stern coach of basketball to put a troubled team together ! each of his advice to the team members are so impressing , Enjoy !
対立の中心がぼやけている
強さの根源を知った
素晴らしかった
チンピラみたいな高校生が熱心にバスケや勉強に励む姿がとても感動的だった。ルールに対してひどく厳格でそこまでじゃなくてもいいのではないかと思ってしまうが、最終的にはコーチが断然正しかった。しかし、居残り勉強をほんの数週間しただけで追いつけるなら普段の勉強なんかしなくていいのではないかと思ってしまう。
最後の試合、コーチはもっと早く指示を出せば勝てたんじゃないのかと思った。遅いよ。
規律を守り、物事に熱心に取り組むことがいかに大事なことか、そうしなければろくでもない事になる環境であることで身に染みる形で描いている。しかし彼らは元々バスケの才能が相当高いので誰にでも当てはまる物語ではないんだろうなと思った。
決断力と信念の人
総合:75点
ストーリー:75
キャスト:75
演出:75
ビジュアル:70
音楽:70
主力選手でも規律がないものはチームを去らせる。後になってチームに戻りたくなってもただではさせず、条件は腕立て2500回にダッシュ1000回。それで本人のやる気を確認する。軍隊のような規律を導入して、校長や親からの反対にも私生活での脅迫にも一切譲ることはない。
カーターは情に流されずにしっかりとした決断が出来る信念のある人なのだ。日本からはあまりに違う環境の悪さの中で、彼の信じる最善を実行するためにはこのくらいの覚悟がないと駄目。そんな彼の強い姿勢に好感が持てた。
試合の場面も速さや技術があるので迫力があったし、ここが駄目ならば映画の質感がずっと下がってしまっただろう。
全42件中、21~40件目を表示