劇場公開日 2005年8月6日

「『コーチ・カーター』|CLOVER代表・大原拓弥が語る「ルールより信頼でチームを動かすリーダー論」」コーチ・カーター 大原拓弥/映画×経営さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 『コーチ・カーター』|CLOVER代表・大原拓弥が語る「ルールより信頼でチームを動かすリーダー論」

2025年10月28日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

映画『コーチ・カーター』は、単なるスポーツ映画ではない。
これは“人が変わる瞬間”を描いた、教育とリーダーシップの物語です。
高校バスケット部の監督として、規律を重んじるカーターが生徒たちに教えたのは、勝つことよりも「自分を律し、仲間を信じること」。その姿勢に、僕は経営にも通じる普遍的な哲学を感じます。

僕が運営する合同会社CLOVERでは、店舗経営や人材育成を通して多くのチームづくりを見てきました。
チームをまとめるうえで大切なのは、ルールではなく“信頼”を育てることです。
ルールで人は動くかもしれませんが、信頼でしか“続ける力”は生まれません。
カーターが生徒たちに「学業を優先せよ」と伝えたように、目の前の結果だけでなく“未来の自分”に責任を持たせる教育こそ、真のリーダーの役割だと感じます。

地方創生や店舗ビジネスの現場でも、チームは人の集合体ではなく“信頼の連鎖”で動いています。
この映画の中で、反発しながらも成長していく生徒たちの姿に、若手起業家や地方の挑戦者たちが重なりました。
リーダーとは、時に嫌われても「信じ続ける人」。その一貫した姿勢こそが、組織を変え、街を変え、日本を元気にしていく力になる。

『コーチ・カーター』は、経営や教育に関わる全ての人に観てほしい作品です。
信頼を軸にしたリーダーシップが、チームと社会の未来を創ります。

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大原拓弥/映画×経営
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