「意識改革」コーチ・カーター しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
意識改革
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サンテレビ「シネマスタジアム」で鑑賞(吹替)。
人々の意識を変えると云う作業が困難なことは歴史が証明しているし、それに果敢に挑んだ者、成功させた者の道程は決して平坦では無かったでしょう…。それでも諦めず、様々な障害を乗り越えて意識改革を成し遂げるまでの物語は心に刺さって来るし、無条件に感動を覚えずにはいられませんでした。
改革への鍵は、イマジネーションを如何に発揮するか、と云うことではないかなと思いました。このままの状態でバスケ部員たちの将来はどうなるのか? 前例と自身の経験、周囲の環境からカーター(サミュエル・L・ジャクソン)は想像し、どうすれば良いのか考えた末行動に移しました。当然、反発されることも覚悟の上だったのではないかな、と…。新しいことには、皆戸惑い、なかなか認められないものだからです。
そして何よりも欠かせないのが、他者への思い遣りではないでしょうか? バスケ部員たちと真摯に向き合うことが出来なければ、彼らは絶対に着いて来ないだろうし、意識改革なんて夢のまた夢。彼らの気持ちを理解するにも想像力が必要だし、それをよく理解していたからこそ勉強もバスケも将来も成功へと上手く導くことが出来たんだなと思いました。
※修正(2022/03/12)
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