「【”神の棲む街で行われた子供達による凄惨な犯罪・殺人・抗争ををドキュメンタリータッチで描いた作品。何とも救いようが無い結末であるが、今作は貧しき貧民街の負の連鎖を描いた作品なのである。】」シティ・オブ・ゴッド NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”神の棲む街で行われた子供達による凄惨な犯罪・殺人・抗争ををドキュメンタリータッチで描いた作品。何とも救いようが無い結末であるが、今作は貧しき貧民街の負の連鎖を描いた作品なのである。】
■“シティ・オブ・ゴッド”と呼ばれるブラジルの貧民街。60年代、3人のチンピラ少年とギャングに憧れる幼い少年、リトル・ダイスはモーテルを襲撃し警官と撃ち合いに。それから数年後、身を隠していたリトル・ダイスは、街を乗っ取るために再び現れる。
◆感想
・冒頭の小さなリトル・ダイスが、モーテルで笑いながら人々を撃ち殺す姿が気持ち悪いが印象的である。
ー 彼が、貧しさ故の根っからの極悪人になった瞬間である。-
・60年代に入り、リトル・ダイスは”リトル・ビ”と名を変え、クスリを牛耳り、町の若きギャングのトップに立つ。
ー だが、彼は踊れないなどの屈託を抱えている。-
<ラストは、強烈である。アッサリと若きギャング達に殺された”リトル・ビ”の代わりに新たに台頭する子供達。
何とも救いようが無い結末であるが、今作は貧しき貧民街の負の連鎖を描いた作品なのである。>
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