「神の街で繰り広げられる"現実"」シティ・オブ・ゴッド D5さんの映画レビュー(感想・評価)
神の街で繰り広げられる"現実"
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神の街と呼ばれるリオの貧民街が舞台の本作。
本作の魅力は本能的なカメラワークと素晴らしい演出が生み出すリアリティにあると思う。
冒頭の360°ぐるっと回るカメラワークや、荒々しいカメラワークなどが神の街にくらす者たちの心情や神の街の様子をうまく演出していると思う。
また、ラストで冒頭に写されたシーンに繋がるところはとても自然で素晴らしい。
この映画には他にも同じシーンが繰り返されることがあるが、回想シーンを挟むことでそのシーンの見方が変わるのもとても面白い。
そしてラストにブスカペの「僕は名前を変えた」という台詞とともに「事実に基づく話」と字幕ででてきた時は鳥肌が立った
とても素晴らしいカメラワークと演出で魅せる本作。個人的には2000年代を代表する映画の一つだと考えている。
信じられるか、これが現実だってことを…
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