「スラム街の暴力のシステムと権力闘争はこんな風な仕組みになっているの...」シティ・オブ・ゴッド しょうけらさんの映画レビュー(感想・評価)
スラム街の暴力のシステムと権力闘争はこんな風な仕組みになっているの...
スラム街の暴力のシステムと権力闘争はこんな風な仕組みになっているのだということがだいたいわかる映画.「神の町」のボスは敵対組織との争いで力を失って,少年たちへと世代交代する.そのシステムには腐敗した警察,武器と麻薬の承認などが主なプレイヤーなんだろうか.ジャーナリズムの従業員はほとんどが白い肌をしていてこぎれいなオフィスで働き,家のシャワーからお湯が出る.有色人種の血なまぐさい争いをネタにして,彼らがきれいな暮らしをしていることについてももやもやとするし,それはそれで現実として存在しているのでどうすることもできないんだろうか.いつまで再生産されることについての悲しみを感じるようで,軽快な描き方によってそれほど落ち込まずに済むのがありがたい.
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