ショコラのレビュー・感想・評価
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メリーポピンズの空気感を彷彿とさせる
そういえばジョニーデップの映画棚によくあるけど、見たことないなあと思い、借りてみた。
ミュージカルではないものの、メリーポピンズやサウンドオブミュージックを彷彿とさせるようなヴィアンヌの独特の雰囲気が、排他的な田舎村の空気と相まって、作品をぴりりとさせていたと思う。そう、チリペッパーのように。
放蕩民族のくだり面白い裏設定なのだから、もう少し掘り下げてほしかった。
固定観念に縛られる村人たちに抗いつつも、ヴィアンヌ自身もバックグラウンドに縛られているのよ、という暗示が、うまいなあ。
ルーは、カッコよかったんだけど、どうして彼のお気に入りを当てられなかったのか、彼が例外の象徴だからなのかしら。
おいしーいチョコレートを食べたくなる作品。
保守的な田舎町に現れた親子がショコラティエを開く話。 チョコレート...
美味しそうで素敵
重い御伽話
総合:65点
ストーリー: 65
キャスト: 75
演出: 75
ビジュアル: 75
音楽: 75
決してきれいではない古い田舎町の風景と音楽があって趣のある御伽話風でありながら、だけど現実的な話でもある。そして暴力や家族の断絶といったかなり重い出来事がいくつも出てくる。決定的なことは、宗教や道徳をうまく使用しながら町を統制し好きに管理する町長だろう。自分に従わないよそ者には厳しい態度をとって排除しようとするし、母子は居場所を見つけたいと欧州中を旅したいのに、どこに行っても同じような目にあったようだ。古い因習を打ち破る魔法のチョコレートの幸せいっぱいな御伽話かと思いきや、放浪を強要される思ったよりも暗い話だった。御伽話風の独特な雰囲気が上手に作ってあっていい作品だと評価できるのだが、その割に自分が最初に期待した物より暗くて重いのだ。
魔女
不思議なチョコが頑なな人々の心を溶かす
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