劇場公開日 2001年4月28日

ショコラのレビュー・感想・評価

全87件中、1~20件目を表示

3.0恍惚のチョコレート

2023年3月9日
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少しの理解や、少しの歩み寄り。少数でも暖かく見守ってくれる人がいれば、人生やっていけるのかな、と思わせてくれる。めくるめく美味しそうなチョコレート達のショーケース。粒チョコはもちろん美味しそうなんですが、お肉のチョコレートソースがけなんてメニュー初めて見ました。

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ホビット

3.5型破りなショコラティエはジプシーに恋をする

2026年1月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

幸せ

この映画の見どころは、なんといってもジョニー・デップが演奏する

♪「マイナースウィング / ジャンゴ・ラインハルト」です。

めちゃくちゃ格好いい。

また、舞台となる重厚で霧がかった古い街のセットも
見る側が世界観を追体験しやすく、おとぎ話みたいで楽しめます。

改めて、ラッセ監督のテーマでもある「新しいもの」と「既存のもの」を
無理くり同じ世界に閉じ込めて、それを揺らしながら楽しんでいるなと微笑ましいです。

脇役のキャリー=アン・モスの存在感があることで、
時代錯誤する側にも事情があるのだと気づかせてくれます。

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ほしぞらきらり

4.5【90.1】ショコラ 映画レビュー

2026年1月11日
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鑑賞方法:VOD

ラッセ・ハルストレム監督による本作は、官能と禁欲、寛容と排他という普遍的な対立構造を、チョコレートという魅惑的なモチーフを通じて寓話的に描き出した秀作である。映画史において「食」をテーマにした作品は数多く存在するが、『バベットの晩餐会』が宗教的な厳格さと芸術的な食の融合による魂の救済を描いたのに対し、本作はより現世的な喜びと人間性の回復を謳い上げている点で対照的かつ相補的な関係にあると言えるだろう。
物語の舞台は1959年のフランスの架空の村ランスクネ。カトリックの伝統と厳格な規律が支配するこの村に、北風と共に現れた異邦人がもたらす「変化」の物語である。本作の完成度を支えているのは、単なる勧善懲悪のドラマに落とし込まなかった点にある。一見すると、因習に囚われた村人たちと自由を愛する主人公という二項対立に見えるが、ハルストレムは双方の孤独と恐れを丁寧に掬い上げている。特に「悪役」的立ち位置にある村長レノ伯爵でさえも、自身の信念と規律を守ろうとするあまりに苦悩する一人の人間として描かれており、ラストシーンにおける彼の人間的な崩壊と再生は、観る者に深いカタルシスを与える。
また、本作は「マジックリアリズム」の要素を巧みに取り入れつつも、魔法そのものを描くのではなく、チョコレートが人々の閉ざされた心を開き、関係性を修復していく過程を心理的な魔法として演出している点が白眉である。重厚なテーマを扱いながらも、全体を包み込むトーンは温かく、ユーモアに満ちており、大人のための極上のおとぎ話として映画史にその名を刻むにふさわしい完成度を誇っている。
監督・演出・編集
ラッセ・ハルストレム監督の演出手腕は、このアンサンブルドラマを見事に統率している。彼は『ギルバート・グレイプ』や『サイダーハウス・ルール』でも見せたように、家族の崩壊と再生、そしてコミュニティにおける個人の在り方を描くことに長けている。本作においても、多数の登場人物それぞれのサブプロットを巧みに交錯させながら、散漫になることなく一つの大きなうねりとして収束させている。
特に演出面で特筆すべきは、チョコレートを扱うシーンの官能性である。視覚と聴覚を刺激する調理シーンや、登場人物がチョコレートを口にする瞬間の恍惚とした表情は、台詞以上の雄弁さで「生きる喜び」を語っている。編集のリズムも軽やかでありながら、重要な感情的局面ではじっくりと時間を割く緩急のバランスが絶妙であり、観客を物語の世界へとスムーズに誘引する。
キャスティング・役者の演技
ヴィアンヌ・ロシェ(ジュリエット・ビノシュ)
主演のジュリエット・ビノシュは、この作品の魂そのものである。彼女が演じるヴィアンヌは、風と共に移動し、定住することを恐れる流浪の民としてのミステリアスな背景を持ちながら、誰に対しても分け隔てなく接する母性と包容力を体現している。ビノシュの演技の素晴らしさは、単に明るく前向きな女性を演じるだけでなく、その笑顔の裏に潜む孤独や、娘に対する責任感と自身の放浪癖との葛藤を微細な表情の変化で表現している点にある。彼女がチョコレートを勧める際の視線は、相手の心の奥底を見透かすような洞察力に満ちており、観客さえも彼女の魔法にかかったような錯覚を覚える。強さと脆さを同居させた彼女の演技は、アカデミー賞主演女優賞ノミネートに相応しい名演である。
アルマンド・ヴォワザン(ジュディ・デンチ)
ジュディ・デンチが演じる偏屈な大家アルマンドは、作品に重厚なリアリティを与えている。彼女は厳格な娘との確執や、糖尿病という病を抱えながらも、自分の人生を自分の意志で全うしようとする誇り高き女性である。デンチの演技は、当初の刺々しい態度から、ヴィアンヌとの交流を通じて徐々に心を開き、孫との時間を楽しむ柔和な表情へと変化していくグラデーションが見事である。特に死を予感しながらも人生を謳歌しようとする晩餐会のシーンでの彼女の佇まいは、圧倒的な存在感を放っており、アカデミー賞助演女優賞ノミネートに加え、全米映画俳優組合賞助演女優賞を受賞したことも納得の圧巻の演技である。
レノ伯爵(アルフレッド・モリーナ)
村を支配する厳格な村長レノ伯爵を演じたアルフレッド・モリーナは、この寓話における「秩序」の象徴である。彼は単なる悪役として描かれるのではなく、村の道徳を守るという使命感と、自身の欲望を抑圧する苦しみとの間で引き裂かれている。モリーナは、その巨体を小さく縮こまらせるような演技で、権力者の内にある小心さと孤独を見事に表現した。物語終盤、断食の果てにショーウィンドウのチョコレートを貪り食うシーンでの狂気と哀愁が入り混じった演技は、観る者の同情を誘うほどに人間臭く、作品の深みを決定づけている。
ジョセフィーヌ・ムスカ(レナ・オリン)
夫の暴力に怯える神経質な女性から、ヴィアンヌとの出会いによって自立した輝かしい女性へと変貌を遂げるジョセフィーヌを演じたレナ・オリンの演技力も特筆に値する。登場初期の猫背で視線を合わせられない挙動不審な様子から、自信を取り戻し背筋を伸ばして歩くようになるまでの身体的表現の変化は劇的である。彼女の変貌は、ヴィアンヌがもたらした影響の最も顕著な証左であり、オリンはそのプロセスを説得力を持って演じきっている。
ルー(ジョニー・デップ)
物語の中盤から登場するジプシーの青年ルーを演じたジョニー・デップは、短い出演時間ながら鮮烈な印象を残す。彼はヴィアンヌと同じく「よそ者」としての視点を持ち、彼女の良き理解者となる。デップ特有の飄々とした色気と反骨精神は、閉鎖的な村に新たな風を吹き込む役割を完璧に果たしている。ヴィアンヌの心の鎧を解く重要な鍵となる彼の存在は、作品にロマンティックな彩りを添えている。
脚本・ストーリー
ジョアン・ハリスの同名小説をロバート・ネルソン・ジェイコブスが脚色した脚本は、キリスト教の「断食期間(レント)」を物語の時間軸に据えたことが極めて効果的に機能している。禁欲が美徳とされる期間に、最も誘惑的なチョコレート店を開くという背徳的な設定が、村人たちの抑圧された欲望や秘密を浮き彫りにする触媒となっている。
ストーリーテリングにおいては、ヴィアンヌとレノ伯爵の対立を軸にしつつ、DVや老人介護、偏見といった社会的な問題をサブプロットとして織り交ぜ、それらが「チョコレート」という一つの解によって解きほぐされていく構成が秀逸である。説教臭くなることなく、人間の弱さを肯定し、互いの違いを受け入れることの大切さを説く脚本は、アカデミー賞脚色賞にノミネートされた事実が示す通り、極めて高い完成度を誇る。
映像・美術衣装
撮影監督ロジャー・プラットによる映像は、フランスの片田舎の冬の寒々しい風景と、チョコレートショップ店内の温かみのある色彩の対比が見事である。村全体がグレーや茶色を基調とした彩度の低いトーンで統一されているのに対し、ヴィアンヌの衣装や彼女が作る菓子は鮮やかな赤や深い琥珀色で彩られ、視覚的に「生気」を象徴している。特にヴィアンヌと娘が着る赤いフード付きのコートは、おとぎ話の「赤ずきん」を想起させると同時に、保守的な村における異端性を際立たせている。美術セットにおいても、店内の装飾や小道具の一つ一つが緻密に作り込まれており、画面から香りが漂ってくるかのようなリアリティを生み出している。
音楽
レイチェル・ポートマンによるスコアは、作品の世界観を決定づける重要な要素である。アコースティックギターやアコーディオン、木管楽器を多用した楽曲は、ヨーロッパ的な哀愁と軽快さを併せ持ち、ヴィアンヌの自由な精神を聴覚的に表現している。
また、劇中で使用されるジャンゴ・ラインハルトの『マイナー・スイング(Minor Swing)』などのジプシー・スイング・ジャズは、ルーたち川の民の自由なライフスタイルを象徴しており、厳格な村の静寂とは対照的な「生のリズム」として機能している。ポートマンの音楽はアカデミー賞作曲賞にもノミネートされ、映像と物語に寄り添う叙情的な旋律は観客の心に深く残る。
賞歴について
本作は第73回アカデミー賞において、作品賞を含む主要5部門(作品賞、主演女優賞、助演女優賞、脚色賞、作曲賞)にノミネートされた。受賞こそ逃したものの、その年の映画界を代表する質の高い作品として広く認知された事実は、本作の芸術的かつエンターテインメントとしての価値を裏付けている。また、ジュディ・デンチは全米映画俳優組合賞(SAG)において助演女優賞を受賞している。

作品[Chocolat]
主演
評価対象: ジュリエット・ビノシュ
適用評価点: A9(9 × 3 = 27)
助演
評価対象: ジュディ・デンチ、アルフレッド・モリーナ、レナ・オリン、ジョニー・デップ
適用評価点: A9(9 × 1 = 9)
脚本・ストーリー
評価対象: ロバート・ネルソン・ジェイコブス
適用評価点: A9(9 × 7 = 63)
撮影・映像
評価対象: ロジャー・プラット
適用評価点: B8(8 × 1 = 8)
美術・衣装
評価対象: デヴィッド・グロップマン
適用評価点: A9(9 × 1 = 9)
音楽
評価対象: レイチェル・ポートマン
適用評価点: A9(9 × 1 = 9)
編集
評価対象: アンドリュー・モンドシェイン
適用評価点: +1
監督(最終評価)
評価対象: ラッセ・ハルストレム
総合スコア:[90.1]

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honey

4.0北風と太陽

2025年1月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

イソップの寓話みたいだけど、大人も十分楽しめるメルヘン。
禁欲と自由、禁欲派は享楽的と批判するけど。禁欲は一歩間違えれば統制や管理に進み、人類の不幸な歴史にもたびたび登場する。そんな批判も感じさせる。
題材も良いね。おやつやお茶菓子で登場する定番のチョコレート。甘さと口に入れた瞬間の至福感は誰でも共有できる。当たり前のちょっとした贅沢はやっぱり止められないだろう。
キャストが実によくて、主要人物にうまくはまった作品だと思う。ややもするとちゃちな出来栄えになりそうな題材なのに、名優たちが作品の質も格も上げているな。

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Bluetom2020

堅苦しい看板を下ろした大人のファンタジー

2024年10月18日
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鑑賞方法:映画館

 一人一人の好みのチョコが分かる不思議な力を持つ母娘のチョコレート店が村の古い因習を明るく打ち壊して行くお話。

 現在ならば "Diversity" とか "Inclusive" と言った看板を掲げたくなるのでしょうが(勿論それはそれで意味がある事)、そうした縛りから自由な大人のファンタジーとして、ウフフの可笑しみと暖かさに満ちた映画でした。辛いニュースが続く新年に明かりを灯すに相応しい物語だな。これも映画館のスクリーンで観るべき作品。 (2024/1/6 鑑賞)

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La Strada

5.0心がふわ〜〜っとする映画

2024年9月8日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

月に8回ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好き。
なので専門的過ぎないライトな紹介を心掛けています。
====================

保守的な田舎町にある日やって来た訳ありの美女としっかり者の女の子。
彼女らが作るのは人の心を解き解す不思議なチョコレート。

よそ者に懐疑的な田舎町の人々は最初こそ遠巻きに観ていたけれど
彼女らのチョコレートを食べるうちに、
心の中に溜まっていた様々な思いを解放する様になってゆく。

訳ありの美女を演じるのは、ピンクの綿菓子を擬人化した様な
美してく柔らかな若き日のジュリエット・ビノシュ。

そこへ文字通り船で流れてくるのが
派手なメークなんかしていない、スッピンの超美しい
若き日のジョニー・デップ!!

この2人を観てるだけでも目の保養〜〜

ジョニー・デップはジプシーの青年で、心優しい良いやつ。
でも、ジプシーと言うだけで何かと色眼鏡で見られてしまう。

(ちなみに「ジプシー」は差別的な表現なので
今では「ロマ」と言うのが正しいのですが、
ヨーロッパの歴史的背景に疎い私は「ジプシー」と言う方が
何だかロマンティックに感じてしまうわ。)

余談は置いといて、

流石に田舎の閉塞性はなかなか打破できないのだけど
それでも、人々の心の中の
「何かを変えたい!何かから解き放たれたい!」
そんな願望は少しづつ風の流れを変えてゆく。
そう、頑な人々も名もない一人一人も本当の自由のために
いつか風の流れを変える力になる。

(だから選挙にはちゃんと行きましょう!)

大人の寓話的な話ですが、人生に大事なものが
さりげなく散りばめられている
流石のラッセ・ハルストレム監督らしい
心がふわ〜〜っとする映画です。

ぜひご覧ください。

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星のナターシャnova

5.0全体的な色味が渋く、北風の寒々しい感じがよく出ている。 だからなの...

2024年8月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

全体的な色味が渋く、北風の寒々しい感じがよく出ている。
だからなのか、チョコレートの甘さとホットチョコレートの温かさが手に取るように伝わる。チョコレート好きにはたまらない場面の数々。

封建的な町の住人の心を解く店主の話術はスマートで見事。憧れる。
キリスト教の正しさにとらわれる人々は醜くもあり滑稽でもあり。

ジョニーディップは正統派の二枚めでとてもかっこよかった。

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ぞうみゃお

4.0ヴィアンヌに共感

2024年3月7日
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鑑賞方法:映画館

カカオ豆には、向精神的な作用のある成分が含まれているようで、その薬理的な作用が、古くから人を楽しませてきたのかも知れません。
そして、その薬理的な作用は、「北風に乗って放浪した」ヴィアンヌとアヌークのような人たちによって、広くヨーロッパの人達に伝えられたようです。

この作品は「その魔法の媚薬」(?)が、いかに人々を因習から解き放ち、幸せにしたのか」というお話であるといえると思います。
現に、この映画でも、ヴィアンヌとアヌークのチョコレート店を訪れた「憂鬱な客」は、誰もがヴィアンヌの見事な「処方」で、元気を取り戻しているのですから。

村長のレノ伯爵をはじめ、村の人々の白眼視に耐えながら、ショコラ(チョコレート)の素晴らしさを伝えようと努力するヴィアンヌ。
その姿に、とても、とても、とても共感を覚える作品でもありました。

秀作と評して、間違いのない一本だったと思います。評論子は。

(追記1)
ヴィアンヌのようなボヘミアンは、その土地に土着の人々からすると「他から来た得体の知れない人」「自分たちとは違った習慣を持つ人」と受け止められて、得てして阻害視され勝ちなのですけれども。

しかし、ある町のまちづくりの活動をしている団体に「風と土の会」というのがありました。
面白いネーミングだと思って会名の由来を聞いたところ、「風は、遠くから新しいもの=理想を運んでくるもの。土は、地域に根づいて暮らす自分たち。両者の融合を願って、この名に決めた」とのこと。
そういう考え方もあるのかと、感心したことを覚えています。

旧慣をひたすら守っていた村長のレノ伯爵を始めとして、ヴィアンヌたちが訪れた「この村」の人たちには、どうやら、そういう発想はなかったように見受けられます。

(追記2)
なるほど。ヴィアンヌが村の人々を変えただけではなくて、同じボヘミアンのルーに触発されて、ヴィアンヌもまた変わっていく―。
そういう人と人と人と、人との関係性の温かさというのも、本作を評するには欠かせない視点だと思います。
そして、この関係性は、ヴィアンヌたちと村人たちとの間だけでなく、ヴィアンヌ自身にも起きていたことに、観終わってから気づきました。
それは、単にカカオ豆の薬理効果にはとどまらないものでしょう。

この点、「共同体にヨソモノが来て、変化を促し、そのヨソモノも更なる外部要因によって変化を余儀なくされる」というレビュアー・なおさんのレビューに指摘してもらって初めて評論子も気づいたことでした。
とくにハンドル・ネームを記(しる)して、なおさんへのお礼としたいと思います。

(追記3)
別作品『ベルファスト』の評で、レビュアーのbloodtrailさんがジュディ・デンチの存在感を「画面に現れるだけで物語を自分のものにしてしまうくらい」と表現していましたけれども。
本作に登場する彼女の存在感にも、評論子は、両手(もろて)を上げて賛同いたします。
改めて…凄い女優さんだなぁと思いました。評論子も。

(追記4)
こういう作品に出会うと、映画を観ることを趣味にしていて、本当によかったと思います。
さしてお金もかけずにテレビから簡単に録画し、せいぜい1時間半か2時間くらいの時間で、こんなに満ち足りた、ほのぼのとした、幸せな気分を感じることができる趣味は、他にはなかなか求め得ないと思います。

これからも、時間の許す限り、たくさんの作品に触れて、映画を観ることを趣味のひとつとした幸せを、感じ続けていきたいと思います。

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talkie

3.5心の鍵を開ける

2024年2月4日
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りか

4.0幸せなひととき

2024年1月27日
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幸せ

友人からのおススメで観てきました
とってもよかった♡

♡暖かな気持ちで
幸せを感じる作品でした
いろんな街でチョコを作ってきた
親子(母子)
最初なかなか村人に
受け入れられて貰えなかったが
村の人たちに
チョコレートを食べてもらおうと
その人にあったチョコを勧める
そしてホットチョコレートで
悩み事を聞いて心を和ませる
カカオの豊かな香りに
幸せなひとときが訪れる

女性蔑視、偏見、宗教差別など…
多様性を持った彼女の考え方が
…宗教の教えよりも
しあわせを運ぶ
村長もチョコを食べて
チョコのおいしさを知った
村長さんの考え方も柔らかくなって
村全体に暖かな南風が吹いて
村の人たちが明るくなった
ジュリエットの入れた
ホットチョコレートが
美味しそうだった

そうそうジョニデが
出てました♡若くてイケメンですね

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しろくろぱんだ

3.5教条主義のチョコまみれ

2024年1月26日
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peke

4.0楽しい映画だった、でもイヌにチョコはだめですよ

2024年1月22日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

未見だったので午前10時の映画祭にて鑑賞。

流れ者のシングルマザーのチョコレート職人が、封建的な田舎町でチョコレートを通じて村人の心を変えていくという寓話。 昨年公開の「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」となんとなく似たストーリー、というかウォンカが影響うけているんだろうな。
チャーリーとチョコレート工場の主演ジョニー・デップもでてた。
ウォンカと違って本作はラストでみんなハッピーになって終わる。

主人公の娘が、カンガルーのはなしをときどきしててなんのこと?と思っていたが、ラストを見て納得。いま風に言うとあれは流浪生活で孤独な彼女のイマジナリーフレンドだったんだろうね。

「ポトフ」で料理人を好演してたJ.ヴィノシュが本作ではショコラティエ。25歳若くてお美しい。

1つだけ重箱の隅をつつくと、イヌにチョコを与えるシーンがあったと思うが、皆様ご存知のようにチョコレートはイヌにとっては猛毒なんで、そこはご注意を。

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ばとー

4.0心を開く鍵としてのカカオ

2024年1月21日
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鑑賞方法:映画館

2000年の封切り時には見落としてしまいその後はTVや配信で中途半端に観ただけ。通しで映画館で観たのは今回が初めてとなる。なんとなくファンタジーっぽい映画と記憶していたが、ヴィアンヌとアヌークの母子が北風(おそらくミストラル)が吹く日に村に現れるとこぐらいがファンタジーで、後は夫婦間、母子間、人種間など人間関係における葛藤と和解を描いていく。
この監督は、ルールや約束事でガチガチに縛られているコミュニティに外部からの要素が入り込み緊張を溶かしていく、といった主題の作品をよくつくる。「サイダーハウス・ルール」とか「ギルバート・グレイプ」とかね。
宗教的な道徳観で縛られた小さなフランスの村が舞台で、リーダーは村長であるレノ伯爵。ちなみに原作ではレノは神父。ただ流石に1959年のフランスという設定なので政教分離は進んでおり宗教者が暮らしに直接関わる表現は避けたのでしょう。レノ伯爵もあまりヴィアンヌと干渉できず悪口を言って回るぐらいしかできないのですが。
一方、ヴィアンヌは中南米の血をひいており(店の名前もMAYA)結構、呪術的にココアやチョコレートを使うところが面白い。元々、マヤやアステカで飲まれていたカカオは甘い嗜好品ではなく、苦く、辛く、刺激の強い薬用飲料であったと聞く。そして劇中でも説明されているが心を開く鍵としての効用があったようだ。
ヴィアンヌは、カカオの力を使って、人々の願い、欲求を解き放ち、人間性を村の生活に回復させる。
今回、初めて気づいたのだが、ヴィアンヌ自身も活動にめどがついたらまた放浪の旅に出なければならないというルールで自分自身を縛っていた。最終的にはヴィアンヌは自身もこのルールから解放する。
そして物語の最後に、この話の語り手がアヌークであることが示され、彼女のイマジナリであるカンガルーが放たれ消える。これはアヌークの幼女期が終わったこと、母との合作であるイマジナリが消え独り立ちが進んだことを示している。
人は、人を縛ってしか生きることはできない。でも人は、一つ一つ人の影響を絶たないと前には進めない。そのことを重層的に描いた作品である。

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あんちゃん

3.0幸せを呼ぶチョコレート

2024年1月21日
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フランスの小さな村に越してきたチョコ職人の母とその娘がチョコレートショップを通じて周囲の人々に幸福をもたらしていく心温まるファンタジー。美味しそうなチョコレートも沢山あって観ているだけで心が和みました。
(午前十時の映画祭にて鑑賞)

2024-13

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隣組

4.0新参者に対する保守的な村人たち。母娘の努力とチョコレートの魔力で少...

2024年1月16日
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新参者に対する保守的な村人たち。母娘の努力とチョコレートの魔力で少しずつ打ち解けていく過程と、『メリー・ポピンズ 』のような設定もファンタジックで面白かった。

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mini

3.0ジュリエット・ビノシュが美しかった

2024年1月14日
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鑑賞方法:映画館

笑える

幸せ

午前十時の映画祭13にて。
フランスの小さな村に娘とやって来たヴィアンヌは、老女のアルマンドから店舗を借りてチョコレート店を開いた。村人たちはヴィアンヌが作るチョコレートの不思議な美味しさに魅了され、幸せな気持ちになり心を開いていくのだが、厳格で変化を嫌う村長のレノ伯爵はチョコレート店のことを良く思わず、村人たちにヴィアンヌの悪口を言いチョコレート店へ行くのを禁じてしまった。
村長のやり方に反発する村人もいて、チョコレート店はどうなる、という話。

フランスに貴族がいた時代、既得権を守るためには変化を求めない権力者がいたのだろう、くらいに観ていた。
レノ村長がチョコを食べたかったのに我慢してて、店に忍び込み初めて食べた時の表情が良かった。
ヴィアンヌ役のジュリエット・ビノシュが美しかった。
面白かった。

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りあの

3.5優しい映画

2024年1月13日
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幸せ

ラッセ・ハルストレム監督が大好きなので、久しぶりに観に行きました。この時期はアカデミー賞の常連で傑作を連発していました。
近年は余り情報がなく淋しい限り。

ぜひサイダーハウス・ルールを午前十時の映画祭で上映して欲しいです。

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エンジェル・ハート

5.0ショコラ ラズベリーを添えて

2024年1月12日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

名作は何度見ても年月がたっても色褪せないんだとつくづく実感する。

始まりの赤いコートがドキドキすれし、デップのさりげない優しいさがじわじわと伝わってくる。
キャストが誰も無駄な人がいない。

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ふわり

4.5アンチクライスト

2024年1月9日
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最後の神父の説教の言葉につきる。
厳格なキリスト教徒はどう思うのだろう。
もういないのかな。

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大吉

5.0フランスから見たチョコレートにまつわるお話。

2024年1月8日
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今年17本目(合計1,109本目/今月(2024年1月度)17本目)。

 今週(1月1週)って極端に作品数少ないんでしょうか…(なかには2023年12月のものも封通に混ざっていたり)。

 さてこの作品ですが、チョコレートの魅力とその魅力を嫌った「排除」の問題、さらにいわゆる人種差別(ジプシー)などに論点があたってきます。古い作品であるようで(大阪ステーションシネマでは「午前10時の~」という表記はされない模様だが、一見して公開年度が古いのでわかる)、何を書こうがVODでも見られる現在ではネタバレになるので大筋はカットということで…。他の方もすでに書かれていますし。

 結局のところ、チョコレートという文化自体は古くからあり、その独特な味に何らか魔力が感じられるとか作り手が魔法使いだとかとかと信じられていた時代は国によって差はあってもそのような歴史があったのは事実だし(日本に明治以降本格的に輸入された当時も「不思議な食べ物」として扱われていた)、また映画で述べる人種差別に関することは現在(2023~24)では普通にまだまだ起きている問題です。

 本作は作品こそ古いものですが、「チョコレートに何らか魔力が感じられる」という国・文化によっても違ってもだいたい共通して言える文化があらわれる作品は2023年の「ウォンカ~」と同じ趣旨のことが言えますし、ジプシーの人種差別の問題は他の映画でも描かれているもので(一般常識ともいえるが)、それらがミックスされて描写されていたのは良かったところです。

 ※ まぁ、古い作品は一律でパンフ購入不可(しかもヤフオクとかで検索すると普通にすごい値段になっていたりする)というのがきついですが…。

 評価に関してはそこまで気になるところはない(一部、2023~24年の人権感覚では怪しい字幕もまぁあるといえばあるものの、当時のものを尊重したと思われます。まぁ気づくかどうか程度であかさらまにまずいものは出ない)ので、フルスコアにしています。

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yukispica
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