劇場公開日 2004年11月6日

「在日コリアン版『ゴッドファーザー』?」血と骨 RAIN DOGさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5在日コリアン版『ゴッドファーザー』?

2023年3月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

気性が激しく荒く狂暴で獰猛、人間と言うよりケダモノ、そんな在日コリアンの男を、たけしさんが演じています。

戦後の在日コリアンと集落は、わりとイメージどうりに描かれていて、

性と暴力、屠殺が行われ、もがきながら必死に生きる人達。

40代以上の方は分かると思いますが、

昭和の日本家屋に、ズラを被って棒を振り回し暴れる、たけしさん…

他人の口にムリヤリ食べ物を押し込んだり…

いや『ひょうきん族』で、やってたコントじゃん(笑)

シリアスなシーンでも、昔のコント思い出し笑えてしまう(笑)

終始コントがダブってしまい、笑いながら観てました(笑)

だめだ、笑えてしまう(笑)

日本に移民してきた、本能的に動物的に貪欲に成り上がっていこうとする、ある在日コリアンの一生を描いた映画です。

他の方も言われてますが『ゴッドファーザー』を思い浮かべました。

キャスティングも、いいです。

胸クソ悪いけど面白い…

面白いけど胸クソ悪い…

なので、減点(笑)

厳しめの3.5。

75~80点ぐらい。

RAIN DOG