キャスト・アウェイのレビュー・感想・評価
全77件中、21~40件目を表示
バレーボールがともだち
漂流したのは無人島ではなく現代という皮肉
よくわからないのだが、フェデックスはこの映画をどう思ってるんだろう??
海外の映画ネットによると、フェデックスはこの作品に1セントさえ出資していないという。さもあらん。この映画はフェデックスの価値観を根底から否定しているから。
物流時間を最短にすることに価値がある、とフェデックス社員のトムはいう。
それは当然だ。ただ、それがすべてか? まさか!
そんな経済的価値しかみない主人公が、次に置かれるのが、時間を価値とする世界と正反対の世界なのだ。
無人島の生活の描写は、けっこう楽しい。とくにいいのが火を起こすシーンと生活の不足をさまざまな工夫で補っていくところだが、ま、とくに目新しいものはない。ウイルソンがどうしたとか馬鹿々々しいシーンは、冗長だった。
無人島生活の意味は、価値観の変換ということだ。フェデックス、はい、お疲れさんです。
しかし、救出されてみると、どうか。彼はフェデックスの世界に舞い戻り、分単位でさまざまなイベントのスケジュールに組み込まれ、無人島では口にすることさえできない豪勢な食事の山に、はやばやと飽き果ててしまう。
それは彼が求めていただけに、二重の意味で皮肉なことだ。彼は自分=価値観が根底から変わってしまったことを苦い思いで確認し、残飯となる食事のテーブルを見渡す。
そして、婚約者との再会。それは、古い価値観との最後のつながりを求めてのことだったが、もはや彼女は結婚しており、子供もいる。それが「現代社会の価値観」との別離を、彼に決定させる。
ラストシーンで、フェデックスの荷物を配達したり、そこで美形の独身女性に道を教えてもらったのは過剰なサービスにすぎない。十字路で憂愁に満ちた表情を見せるトムとそのバック音楽が、「現代社会の価値観」に対する疑念を表現している。
トムの表情は、「おれは無人島ではなく、このたくさんの人間に囲まれた現代社会で漂流してしまったよ」と皮肉な事実を語っているのである。
甦るしかない
勉強になりました
名作
キャスト・アウェイ
いいと思う、
トム・ハンクスはいつも全力
ウィルソンの優勝
2021年2月3日@Netflix
人に勧められ鑑賞。
トム・ハンクスって、取り残される役多い気がするのは気のせいでしょうか笑
前半はチャックの無人島パートで、1人だから、心の友ウィルソンが登場するまでセリフ全然なくて、トム・ハンクスの表情だけで映画が進んでいくので、こんなにトムの顔をまじまじと見ることもそうないなぁと思っていました。他の本国の人が映らない演出が逆にチャックの内面も見えて良かったです。
いきなり4年後に飛んでいくと、トムの体が仕上がっていて笑いました。
島で漂流した自社の荷物を届ける道中、道に迷い、四方の道を眺める。ずっと遠くまで続く道を眺めながら、嬉しそうに微笑むトム。
一度死んだはずの人生がこれからも続いていくことに嬉しさを感じたのかもしれないと思いました。
あの一つだけ開封しなかった翼のイラストが描かれた荷物はどういう意味だったんでしょうか?
生きて帰国して届けるというチャックの意図だったんでしょうか。
リアルな無人島ライフ
流石のトム・ハンクス
ちょっとした一人旅ですら、見知らぬ人に話しかけたくなるものなので、...
全77件中、21~40件目を表示