CASSHERNのレビュー・感想・評価
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映画館で見た方は怒っている方も多いのでは?
久々にレンタルDVD(100円)で見直しました。
テーマは単純明快であまりに陳腐。ウザいぐらいにテーマを語り,うっとうしい。
「キャシャーン」というタイトルが,単なる客寄せパンダになってしまっていることに,ファンとしては腹が立つ。
映像美?単なるコマ送りでしょう?動画の必要性を感じませんでした。
全てはエンドクレジットに流れる「誰かの願いが叶うころ」,つまり奥様の歌のために作った映画だったのですね。長いPVでした。
でも,レンタルDVDで100円だったので楽しめました。エンディングはイデオンだー,って思わず接触編と発動編を借りてきて見てしまったし。まあ300円ぐらいの価値はあったと思いますよ。
映画館で,高いお金を払って見た方は怒っているでしょうが。
もしかして,「キャシャーン」ではなく,全く違うタイトルをつけたらCG名作として残ったかも。
命に優劣などあろうか?
映像美
★★★★★
キャスト
★★★★☆
ストーリー
★★★★☆
この映画の原作はタツノコプロの「新造人間キャシャーン」ですが、引き継いでいるのはキャラクターの名前だけで中身は全く別物になっています。
舞台は戦争に勝ったせいで戦争が終わらなかった日本その戦争の中で失われる命や溢れる悲しみ、沸き立つ憎しみを写真家の美的センスで美しく描きだす。
しかもこの作品は美しいだけでなくしっかりとしたメッセージ性を持っており、そのメッセージは作品が終わった後にグッと胸に込み上げて来ます。
映像美
まず、映画の内容は命の大切さを教えてくれるような、愛の美しさを教えてくれるような(ちょっと難しい内容だけど)さらりと涙がこぼれる話です。
でも、私が感動したのは、やっぱりこの映画の映像美!
宇多田ヒカルさんの(元)旦那であり、かつ、彼女のPVのプロデュースをしていた紀里谷さんが監督なわけですが、
いままでPVで感動させられていた私にとってはその映像のもたらす感動がとにかく大きかったです。
昔のような、未来のような世界観がたまりません。
へっぽこ地雷映画それが「CASSHERN」
「CASSHERN」。奥様みましたか?こんにちはラーマです。
とにかく不思議な映画で、見たらなんかいわずにはいられなくなる。そういう意味では視聴者の感情を揺さぶりまくる映画なんだろうけれど、それは後悔と密接にリンクしている類ものだ。この時間をなんとか無駄にしたくないとりもどしたいというある種の反作用といえよう。DVD借りてみたわけじゃなくたまたまWOWOWでやっていたから見ただけなんで金返せという血の叫びを発しないだけシアワセとは思いますが。
まあ一言で言えば「エイゼンシュタインでもちゃんとみれば?」ということなんすけど、まあそんなことをいっても始まらないよ「CASSHERN」私の受けた衝撃はそんな斬り捨て方じゃ収まらないんですよ。こんちくしょう。とにかくオーウェルが墓場から蘇って帝都を破壊せんとたくらみかねないシロモノ。よくぞまあ作りましたね、と感動すらしました。
ストーリーからして、私のようなおばかちゃんにはわかりませぬ。パラレルワールド、ユーラシアと大亜細亜連邦が戦争を続ける時代。(第二次世界大戦は勝ったようですね。そうすれば文明批判が出来ると思うのは質の悪いアメコミなみの想像力ですね)寺尾總扮する東博士が新造細胞というスペアパーツを生産できる夢の理論を発表する…とかまあそんな感じです。短いと思われる方はgoogleで詳細なストーリーを検索かamazonのDVD評辺りでよろしく。つか教えたくないッスよ。知りたい人はWOWOWかスカパーで放映されるとき見てください。この苦痛を味わったのが私だけなんて嫌ですよ納得できませんよバンバンバン(机を蹴りまくる音。ホークさま勝手にですがありがとう)なんといってもイマドキモンタージュの基本もなってないような画像の羅列。それが2時間30分も続くんです。アレックスも暴力シーンの代わりにこっち見たほうがルドヴィゴ療法的には効果的だったかもね。
で、またこのテーマとかいうのがちんぽじゃなくて陳腐なんすよ。もう魔羅の先から腐るんじゃねえかっていうぐらいに。どうにもならない。重いとかなんとかいうレベルじゃない。陳腐。こんなテーマで映画撮りましたとかいうと黒澤明がメガホンでぶん殴りにきますよ。失礼ですホント。とにかく少し本読んだほうがいい。紀里谷氏は。PCやチソコ弄る前に少しは本読めよ。こんな公開羞恥プレイみたいなセリフ「戦争はなんでなくならないのかな」を吐く前にさ。イマドキ高校生が作る映画だってここまで青臭いことはいわないっす。とりあえずフランスの外人部隊にでも入ってモロッコ行ってサオとタマをちょん切ってから考えろよ。そんな無茶はアレですが、せめておめえがなんで某歌手のおまんまん弄ってちんぽ入れてしっぽりするのか考えてからにしろといいたいですな。とにかく大昔からいろんな人がいろんなことを考えてきた問題をさもいま始めて自分が思いつきました、みたいなカオされるとこっちが恥ずかしくていたたまれずに笛吹川の濁流にのまれたくなっちゃいますので。お願いしますよもう。
とにかくウォシャウスキー兄弟はヤッパリ凄かったんだな、とか庵野カントクにこれほどのCGを駆使して撮らせたかったなとか、この作品を別な監督で撮り紀里谷氏はCGか美術監督になればよかったんじゃないかなと思ったり、とりあえず引き算は重要で、まるで塗りすぎて色見本状態になったような厚化粧なおねいさんのようだ、と画面構成に思いをはせたり、そういう細かい部分で会話できる映画です。エヴァは見た後脳内補完計画を遂行したくなりましたが、この映画はわからない部分もあー、わかんないねアハハと流せちゃうようなアリサマです。クダラン謎は謎のまま放置しておくのがよい、と根本敬センセイの言葉が頭をリフレイン(死語)しております。まあとにかくそんな感じ。
とりあえず個人的には広辞苑で「無駄遣い」という言葉の意味を表す例として「CASSHERN」をあげて欲しいと切に願う今日この頃でした☆
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