「天丼演出。」ブラザーフッド 三遊亭大ピンチさんの映画レビュー(感想・評価)
天丼演出。
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本当に悲しい話です。
オンビンもドンゴンも素晴らしい。
僕は、ドンゴンの「タイフーン」という作品が大好きで、海賊役の彼の狂気と哀しみに満ちた目がたまらないと思った。
今作でも相変わらずドンゴンの目力には恐れ入った。序盤の弟思いの優しいまなざしも、中盤の戦意に溢れた凶暴な目つきも、終盤の哀しみと恨みに溢れた眼光もスゴい。さまざまなスーパー俳優を見てきたが、目だけで物語を語れる俳優は彼を始め、そう多くないと思う。
オンビンも好きなんですよ。特に「アジョシ」と「母なる証明」。あの根は優しそう感。今回は、根ではなく優しい感じ。本当にピッタリの役だと思う。吹き替えだと子供っぽさが目立つので、必ず字幕での鑑賞をオススメします。
演出はちょっと気に入らない。
一般的に天丼と呼ばれる演出。ここで泣いてくださいとばかりに流れる感動風の曲。こえれは「ROOKIES 卒業」という駄作を思い起こさせる。ここだけもったいないかと。
韓国映画はどれを見ても素晴らしい。
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