劇場公開日 2006年3月4日

「同性愛は取り残された差別のフロンテアなのだ」ブロークバック・マウンテン あき240さんの映画レビュー(感想・評価)

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4.0同性愛は取り残された差別のフロンテアなのだ

あき240さん
2018年7月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

美しい風景を独特の空気感で
自分の恋愛対象のリミッターを超えた先にある世界を見せる

しかし自分には宇宙人を見るような主人公の嫁の目で男同士のラブシーンを見るしかなかった

愛される対象が女性でないことは女性にとってはどういうことか?
その意味を見せる嫁と離婚後の彼女の二人の女性

子を産まない女なら抱きたくない
子を育てられない男なら射精を受け入れたくない
男女の本音がぶつかりあうシーンは心にささった
では男同士の恋愛の本音は何なのか
単に肉体だけの快楽なのか
精神の強い結び付きなのか
男女の夫婦は子を作り育てることが目的なのか
ならば子育てを終えたら何が残るのか?
つまり男同士の恋愛はより純粋ということなのだろうか?

男女の間であっても本作のような世界はある
夫婦でありながら別の存在を密かに愛し続けることも
永遠に結ばれないとわかりながら家族になれないとわかっていながら胸に秘めて死ぬその日まで

こういう形の恋愛もあるのだと提示する事が 、本作のテーマなのだろう
同性愛者が大勢の男性にリンチを受けるシーン
かって南部で黒人が白人達から肌の色が違うというだけでリンチを受けていたのと何程の違いがあるといえるのか?
むしろ黒人達は公民権運動を経て差別は表面的には解消されていったのが本作と同じ20年の年月だ
同性愛は取り残された差別のフロンテアなのだ
それが本作を観たことによって自分に伝わった事だ

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あき240
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