誘う女のレビュー・感想・評価
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ひどい女・・
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TVで有名になるために命をかける主人公の二コール・キッドマン。
ローカル局で採用され、実績を上げてより上を目指す。
が、夫はそれには賛成ではなく、家庭を守って欲しかった。
主人公は夫を殺すことを計画する。
自分が憧れの存在であることを利用して、取材で関わった学生達をたくみに操り、
生徒と肉体関係を平気で持つなどしてうまく唆し、夫を殺させる。
そして自分に疑いの目がかからぬように、
夫は麻薬中毒だったとか言って平気で死者の名誉を傷つける。
これをTVで見ていた夫の父親に殺される。
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本当に飛んでもない女がいたものだ。
これはもしかして実話をもとに作られた作品なのかな?
ニコール・キッドマンはハマリ役だった。
エゲツない話なんだけど、この人が演じると何故か憎めない。
全くしょーがないな~的な感じになるから不思議。
憧れのお天気お姉さん
冒頭からスザーンが有罪判決を受けたとの映像から始まり、ドキュメンタリータッチでストーリーが進む。
高校でマスコミの講師として参加するスザーン。そこで3人のおバカ高校生ジミー(フォアキン・フェニックス)、ラッセル(ケイシー・アフレック)、リディアを選び、ドキュメンタリーを撮り続ける。もう男二人を惚れさせて、自分の奴隷のように扱う始末。
リディアの家に拳銃があることがわかり、それをジミー、ラッセルに撃たせるのだ。これが実話を基にしてあると謳ってはないが、その方がリアルかも・・・
最後にはラリーの父の知り合いマフィアによって氷漬けにされたスザーン。高校生二人が結局罪を償うため長い年月刑務所暮らし。それでも彼女の夢を見るんだとさ・・・
superficial
実際の事件を元に書かれた小説の映画化です。美しいNicole Kidmanに釘付けになってしまいます。
主人公Suzanneは自己愛性パーソナリティ障害そのもの。
昨今ブログや動画を通し、広告収入よりも、世間の注目を集め賞賛を受ける(受けていると信じている)ことを重視し、それが邁進するエネルギーだとか言っている人々を連想させます。応援を求めることが悪いのではありません。問題視されるかは程度によります…。
また、話題を作って注目を求め、外見重視のSuzanneが取る一連の行動は、マスコミそのものでもあります。その薄っぺらさは貧困層の子供達にも見られるのですが、虐待を受けるなど恵まれない環境しか知らない彼らには、Suzanneに利用されていることすら幸せに感じていることが皮肉です。
原題に関して言えることは、夫LarryはSuzanneの愛のためなら死ねると言い、一方Suzanneは出世のために命を捨てる羽目になりました。Jimmyは一生を棒に振ることに。
"I sure pity the person who says no to you."
"Noone ever does."
SuzanneにNOを初めて突きつけた夫は…(^_^;)。
そもそも結婚しなければ…と思いますが、Maretto家は地元の(こわ〜い)有力者で、かつLarryはモテたから…選ばれることに意義を見い出したんでしょうね。
美し過ぎる人は時に冷たくも見えます。Nicole Kidmanのハマリ役だと思います。
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