誘う女のレビュー・感想・評価
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ひどい女・・
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TVで有名になるために命をかける主人公の二コール・キッドマン。
ローカル局で採用され、実績を上げてより上を目指す。
が、夫はそれには賛成ではなく、家庭を守って欲しかった。
主人公は夫を殺すことを計画する。
自分が憧れの存在であることを利用して、取材で関わった学生達をたくみに操り、
生徒と肉体関係を平気で持つなどしてうまく唆し、夫を殺させる。
そして自分に疑いの目がかからぬように、
夫は麻薬中毒だったとか言って平気で死者の名誉を傷つける。
これをTVで見ていた夫の父親に殺される。
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本当に飛んでもない女がいたものだ。
これはもしかして実話をもとに作られた作品なのかな?
ニコール・キッドマンはハマリ役だった。
エゲツない話なんだけど、この人が演じると何故か憎めない。
全くしょーがないな~的な感じになるから不思議。
若き時代のニコール様を見れただけで満足
夫殺しで捕まった女子アナの話。
約30年前の作品ということで
ニコールキッドマンはじめ俳優がとても若い!
ジョーカーのホアキンフェニックスが
メインで出ていたのもびっくりでした。
しばらくホアキンさんだと気づかなかった、、
ニコール様の演技がとても良かったです。
まず、容姿は女子アナそのものだし、
魔性の女独特の悪い顔、かわいい顔がすごい。
これは洗脳されてもおかしくないかも。
肝心のストーリーは、
そんなに驚かない設定でしたが、
昔は結構反響あったのでしょうか。
淡々と物語が進んでいくし、
謎の演出もあったりで
「面白い!」とはならなかったです。
金はあるがイタリア系でおつむの弱い夫ラリー
メジャーなニュースキャスターになるという野望のために、持ち前の美貌と手練手管でのし上がろうとするスザーン。野望実現のためには、金はあるがイタリア系でおつむの弱い夫ラリー(マット・ディロン)が足かせになる。彼女が選んだ方法とは? アイススケーターの義姉ジャニス(ラリーの姉)と関連したオチもひねりが利いていてなかなか良かった。
おバカ(スザーン製作の若者ドキュメンタリー出演に応募した3人組高校生)役のホアキン・フェニックスとケイシ―・アフレックが若くて初々しい。ニコール・キッドマンは美貌もスタイルも完璧。
事件後のスザーンの鼻持ちならないセルフプロモーションビデオのモノローグ、受刑者ジェームス(ホアキン・フェニックス)とリディア(おバカ3人組の紅一点)がスザーン(と事件)を振り返るインタビュー映像、そして小姑ジャニスがスザーンを語るインタビュー映像。立場の異なる4種の視点から語られるスザーンに関するモノローグをちょっとずつ時系列を変えたシーンに挿入される形で物語を進めていく趣向もなかなかよかった。
スザーンの両親、ラリーの両親を交えてのシーンもスザーンのいやな女ぶりと親同士の反目がバリバリで笑える。加えてこの親たちの関係もそれなりに伏線になってる。
ガス・ヴァン・サント監督、やるね。
憧れのお天気お姉さん
冒頭からスザーンが有罪判決を受けたとの映像から始まり、ドキュメンタリータッチでストーリーが進む。
高校でマスコミの講師として参加するスザーン。そこで3人のおバカ高校生ジミー(フォアキン・フェニックス)、ラッセル(ケイシー・アフレック)、リディアを選び、ドキュメンタリーを撮り続ける。もう男二人を惚れさせて、自分の奴隷のように扱う始末。
リディアの家に拳銃があることがわかり、それをジミー、ラッセルに撃たせるのだ。これが実話を基にしてあると謳ってはないが、その方がリアルかも・・・
最後にはラリーの父の知り合いマフィアによって氷漬けにされたスザーン。高校生二人が結局罪を償うため長い年月刑務所暮らし。それでも彼女の夢を見るんだとさ・・・
かなり後味の悪い‼️コメディ❓‼️
実話を元にしてるらしいが、実話とまるで違う。
ドキュメンタリーを装うため、いろんな人にインタビューしてて、くどくて、緩い展開にイライラする。
ニコールキツドマンがこれで、ゴールデンクラブ賞の主演女優賞だそうだ、コメディ部門の🥸‼️
演技が上手いのだろうが、胸糞が悪くなるセリフの数々にウンザリ。
美人だが整形美人で有名だそうだが、ハリウッドで。
ストーリーが無茶苦茶で貶す気にもなれない、トホホ、メンタルやられそうだ、残念。
薄っぺらい私刑
実際の事件をもとにした映画、なのに深堀してないストーリー。要するに、実際の法律で死刑にできなかったから、映画の中で"死刑にしました"という内容。ていうか、よほど特殊な案件を除けば、裁判の判例なんて「常識の追認」でしかないねんけどな。
下らん作品で、B級映画の失敗作。実際の裁判で死刑にならないなら、それ相応の「情状酌量余地やら、法的要因やら」が「調書上」ある訳で。監督のガス・ヴァン・サント(か原作小説)は、ニュースを見て「死刑相当」と思ったのだろうが、それならキチンと裁判の経過・調書を描いた作品にしろよ。全部すっ飛ばして、ラストは「裁判抜き」で893による私刑やし。
結局「俺が法律」で、裁判内容を精査した上で脚本を書いていないので「アホ丸出しの悪女が、野心のために殺人を誘発する、表層的かつ能天気なストーリー」。タブロイド紙の記事を、そのまま映画にしたような、低俗な作品。
斬新な切り口を見せたガス・ヴァン・サント監督の異色の悪女映画
ニコール・キッドマンの悪女振りを見る映画。犯罪を犯した三人のインタビューカットを終始組み入れて、事件の内面と外面の両方を見せる構成の面白さ。ガス・ヴァン・サントの演出では、無知な高校生の男女の表現が上手い。特に男の気持ち悪さのリアリティは傑出している。その為マット・ディロンの役柄が単純すぎて、個性を感じない。もっとこの夫の馬鹿さ加減が出ていいはず。夫の姉を演じた女優がいいキャラクターと存在感で、これも印象に残る。描き方の斬新さはあるが、監督の視点が定まっていない分構成が弱いと見た。完成度を上げられる余地が残る一寸惜しい作品だった。
1997年 1月27日
記録を転記していて印象に残った男優が、当時20歳のホアキン・フェニックスと知る。サント監督の演出も良かったのだろうが、既に彼らしい演技の拘りが強烈だったことに改めて気付かされた。
事件よりも登場人物の性格と動きを観る作品
総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:80点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
実際に起きた犯罪を基にした作品だが、犯罪行為と事件の内容よりも人物に焦点を当てている。主人公の描き方は強調されて大袈裟なところはあるものの、登場人物の設定と演技は面白い。
特に主人公スザーンを演じたニコール・キッドマンは、美人で野心家で行動力と性的魅力がありながら、馬鹿で短絡的な小人物の二面性を上手く演じていた。学生役を演じるまだ若きホアキン・フェニックス、ケイシー・アフレックの2人も観られる。スザーンにただ利用されていたリディアは、家庭環境も悪く特に美人でも優秀でもなく友人も無くて設定上は決して目立たない役柄の存在だったが、スザーンに騙され彼女を友人だと思って取り込まれていく過程がなかなか良かった。その意味で作品中では目立っていた。
物語には不満もあり、なぜスザーンは有名になろうとしておきながら、都会に出ることもなく若くして田舎で地元の男と結婚してしまうのかをはっきりと描かない。また離婚よりはるかに大きな危険を取ってすぐに夫を殺そうとするのかも、主人公が馬鹿だったからという理解しかできない。そもそもなぜ夫を殺さなければならないほどの動機があったのかもわからない。ウイキペディアに調べてみると実物の彼女は顕示欲が強くて元々男好きな性分だったらしいが、作品中ではそれがよくわからない。そのあたりのスザーンの背景についてもう少し説明が欲しかった。
監督は『グッド・ウィル・ハンティング』等で知られるガス・ヴァン・サント。いくつか彼の作品を鑑賞しているが、こんなちゃらい人の描き方と演出もしていたとは思わなかった。しかしこの独自性のある演出は悪くなかった。
ニコール・キッドマン、おっとろしく綺麗ですね。あまりにも綺麗すぎて...
ニコール・キッドマン、おっとろしく綺麗ですね。あまりにも綺麗すぎて冷たくすら感じてしまう、この映画の役どころそのものですね。
実在する事件を元にしているとのことだが、お話は個人的にはさほどでもなかった。エンディングも…、どうせならあの憎ったらしいキャラ全開のままでいてほしかった。
この映画、キッドマンの美ゆえに成り立った作品。すごいシーンはないものの、いやそれだからこそなんとも官能的。男ならたまりません。反面、女性ウケは厳しいかも(笑)
superficial
実際の事件を元に書かれた小説の映画化です。美しいNicole Kidmanに釘付けになってしまいます。
主人公Suzanneは自己愛性パーソナリティ障害そのもの。
昨今ブログや動画を通し、広告収入よりも、世間の注目を集め賞賛を受ける(受けていると信じている)ことを重視し、それが邁進するエネルギーだとか言っている人々を連想させます。応援を求めることが悪いのではありません。問題視されるかは程度によります…。
また、話題を作って注目を求め、外見重視のSuzanneが取る一連の行動は、マスコミそのものでもあります。その薄っぺらさは貧困層の子供達にも見られるのですが、虐待を受けるなど恵まれない環境しか知らない彼らには、Suzanneに利用されていることすら幸せに感じていることが皮肉です。
原題に関して言えることは、夫LarryはSuzanneの愛のためなら死ねると言い、一方Suzanneは出世のために命を捨てる羽目になりました。Jimmyは一生を棒に振ることに。
"I sure pity the person who says no to you."
"Noone ever does."
SuzanneにNOを初めて突きつけた夫は…(^_^;)。
そもそも結婚しなければ…と思いますが、Maretto家は地元の(こわ〜い)有力者で、かつLarryはモテたから…選ばれることに意義を見い出したんでしょうね。
美し過ぎる人は時に冷たくも見えます。Nicole Kidmanのハマリ役だと思います。
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