劇場公開日 2006年10月14日

「面白くなれるのに面白くなれなかった映画」ブラック・ダリア 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0面白くなれるのに面白くなれなかった映画

2014年9月26日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

1940年代のLA。女優志望の若い女性の体が切り刻まれる猟奇殺人事件が発生。二人の刑事が捜査にのめり込んでいく…。

原作はジェイムズ・エルロイの“LA四部作”の第一作目。傑作「L.A.コンフィデンシャル」はこれの3作目に当たる。
実際に起きた猟奇殺人事件が題材。
監督はブライアン・デ・パルマ。

2006年の作品ながら、今更になって初見。
色々厳しい声を聞いてはいたが、好みのジャンルなので結構期待して見たのだが…、

普通レビューは、作品の内容について自分なりに考え分析しなければいけないのだろうが、それはご勘弁を。
何故なら、話が複雑で途中で置いてきぼり感を食らってしまったから。

ヴィルモス・ジグモンドによる退廃的な映像美、往年のフィルムノワールを彷彿させる音楽はイイ。
二人の男と惑わす二人の女が織り成すサスペンス・ミステリーのムードもイイ。
が、ムードとミステリーと複雑な人間模様のどれを主軸に置きたいのかピンと来ず。
そう考えると、「L.A.コンフィデンシャル」は偉大だった。

面白くなれるのに面白くなれなかった映画。
一度見ただけじゃ分からないのかなぁ…?

近大