劇場公開日 2003年11月29日

バッドボーイズ2バッド : 映画評論・批評

2003年12月1日更新

2003年11月29日より日劇1ほか全国東宝洋画系にてロードショー

最初は軽妙、ラストは熱いゲリラ戦で大満足

8年ぶりの続編だが、実生活でも20代末から30代後半へと、うまく年を重ねたマーティン・ローレンスウィル・スミスの魅力を活かし、違和感なく楽しませてくれる。勢いだけで突っ走っていた前作から、ともに大人になりきれない悩めるベテランに成長。私生活を巧みに物語にからめた2人のやりとりは、ボケとツッコミの役割を自在に交替し、キレ方も年相応で気持ちよく笑わせてくれる。

一方、アクションは、弾けたアイデアの2度のカーチェイスが見モノだが、少々走り過ぎ。まずは、車両運搬車に乗り込んだ敵が、積まれた名車を次々と路面に放つハイウェイでのカーチェイス。CGに頼らない重量感あふれる本物のアクションと、敵味方入り乱れての大混乱に圧倒されるが、カメラの動きが一様に速く、メリハリがないのが悔やまれる。つづいて、霊柩車から死体がばらまかれる市街地でのカーチェイスも強烈だが、ブラックユーモアがきつくてノレない人もいるだろう。

しかし、クライマックスでは、アクションとユ-モアの軽妙なつるべうちから一転、意表をついた熱きゲリラ戦をじっくり見せ、文句なしのおもしろさ。終わりよければすべてよしで、最高のカタルシスを味わせてくれる。

(山口直樹)

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