「奇妙な雰囲気が魅力」バーバー KIDOLOHKENさんの映画レビュー(感想・評価)
奇妙な雰囲気が魅力
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人物像が非常にしっかりしているおかげで 比較的 スローテンポな内容でもじっくり見れた。そして奥さんとの関係がリアリティであるようでもファンタジーであるようにも見えて面白かった。映画全体から奇妙なものが醸し出されており そこに 監督の個性が感じられた。
ストーリーは主人公が詐欺師にフランチャイズ関係で騙されるエピソードと、主人公の奥さんが浮気しているエピソードをうまくからめている。うまく絡めてるとは言っても主人公が目的に向かって一直線に進んでいくタイプではなく、凄く行き当たりばったりに感じる。非常に変だ。と、同時に行き当たりばったりの面白さがこの映画の全てである。
このようにストーリーが変でも最後まで見れたのは演出の妙のおかげだというものだ。 というか、この変なストーリーをこういう演出で、こういう面白さを醸し出してまとめようという監督の意図とか方向性に基づいて計算されて作られている。
そして白黒が美しかった。 現代でも白黒の映画が大いに作られれば良いと思った
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