「嗚呼! 宿業」バッド・エデュケーション(2004) 映画イノッチさんの映画レビュー(感想・評価)
嗚呼! 宿業
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アルモドバルの『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』を見て
気に入ったので同監督作を・・・と
更に半自伝的なものだということで期待を膨らませて・・・
いやはや、壮絶な人生だったんですね
でも、一途で純粋な淡い愛かと思いきや、映画館で××するなんて
いきなり過ぎて、突拍子もないSTART ww
途中から現実とリアルの混乱が始まり、名前も入り乱れて
自分の記憶があっちこっちへ飛んでいき、揺らぎまくる
2回見ないと理解できないかも、と後悔だけが先走った
それはさておき、女装したアンヘンの美しさにビックリ
彼、ガエル・ガルシア・ベルナルの画像を探すと
アランドロン的なイケメンがヒットしたけれど、
映画からはもう20年経っているから、さすがに、もうおじさん
幼少時代の彼のボーイソプラノの歌声は、
保存したいくらい透き通っていて、うっとりと聴き入った
兄弟共にこっちの道を進むなんて凄い確率ですね
しかも個人情報筒抜けの田舎で
兄を反面教師として生きてきたにもかかわらず
『宿業』という言葉が浮かんできた作品でした
教会での性的虐待は、他の映画でも沢山出てくるので、日常茶飯事?
許しがたい歴史だけど、宗教も含めた「社会」がそうさせたのかも
幼児性愛犯罪が、男女問わず現在でも絶えない底知れぬ闇だと知ったのは、つい最近
エンリケのように、強く逞しく乗り越えて欲しいものです
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