劇場公開日 2000年9月23日

「非常に不快な男を全力で否定するクソ映画」オータム・イン・ニューヨーク 蜷川吝塀さんの映画レビュー(感想・評価)

1.5非常に不快な男を全力で否定するクソ映画

2024年11月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

単純

昨夜(2024/11/10)観ました。

リチャード・ギアとウィノナ・ライダー夢の共演ながら、ゴミにも劣る主人公の姿に中盤以降は、怒りのあまり悪態を吐きながら観てました(苦笑)

ストーリー展開はプリティ・ウーマン風。が、本作の主人公ウィルのキャラクターはプリティ・ウーマンのエドワードとは真逆。不誠実で軟派な中年男で、金と権力をある程度持ち、病に蝕まれた若い女の弱みに付け込んで食い物にするようなクズ男です。この役をリチャード・ギアが引き受けたのが信じられません。

脳みその活動を停止し、景色として観るのが丁度いい映画です。ウィノナ・ライダー扮するシャーロットは、純粋で哀しみを纏った若い女性を見事に演じてくれました。対してリチャード・ギアの演技力は今回仇となりました。自分の容姿を熟知した女であれば、誰彼構わず寝る下衆を演じ切ってしまいました。

雰囲気映画と割り切っても、二度と観る事は無いでしょう。

蜷川吝塀