阿修羅城の瞳のレビュー・感想・評価
全5件を表示
椿一輪…殺したいほど愛してる
Amazon Prime Video(プラス松竹)で鑑賞。
原作舞台は未見。
CGの出来に難あれど、アクション・シーンが豊富で、市川染五郎(現松本幸四郎)の殺陣のキレに惚れ惚れしました。
愛し合うほど、滅びが近づくと云う悲劇…。互いを殺したいほど愛しているふたりの非恋が切なくて手に汗握りました。
[余談]
刑事以外の役を演じる内藤剛志が新鮮でした。
マンガチック
舞台映画という新感覚な作風は新鮮でした。
しかしストーリーとCGがチープでマンガチックな感じ。
また演技派女優となった宮沢りえさんの良さもいかされていない気がしました。
でもこれって若い子が観たら面白いのかな?
「おもしれえ!面白すぎる!」と言う南北(小日向文世)が面白すぎた
「おもしれえ!面白すぎる!」と言う南北(小日向文世)が面白すぎた。せをはやみ いはにせかるる たきがはの われてもすゑに あはむとぞおもふ・・・
百人一首は苦手だが、苦手な人のために「“せ”で始まる句は一つしかないからこれを覚えておくといい」、という言葉を信じてこの句だけを覚えたものだ。しかし、苦手な人の考えてることは皆同じ。結局は「せをはやみ」争いになってしまう・・・
ストーリーはこんなところかと思ったが、それよりも役者が良すぎるためか、全体のバランスが悪い。舞台劇としてなら通用しそうだけど、やりすぎ感漂う無駄なCGのため雰囲気が悪くなっていました。ストーリー的には、まず鬼の悪行がわからない。あの惨殺シーンがいきなり始まったときには、まるで征服者が先住民族を大量殺戮しているようだったし、映画なんだから、絵だけでも楽しめる工夫が欲しいところでした。大仏大の阿修羅の造形は良かったけど、戦うときに人間になるのはショボいですし・・・
「ウォーター・フルーツ」「サンタフェ」。1991年の芸能ニュースを賑わせた2人の競演も中々いいけど、ついでに小柳ルミ子、川島なお美、藤田朋子等々を大胆にキャスティングしたら(テーマ曲はマドンナとか)・・・シャレにならないですね・・・すみません。
なんだかんだ言っても、歌舞伎シーンはかなり良かった(生で観たことないから)ので多少評価は上がりました。
全5件を表示