「飽きちゃった」突入せよ!「あさま山荘」事件 Chisaさんの映画レビュー(感想・評価)
飽きちゃった
佐々淳行「連合赤軍『あさま山荘』事件」(文芸春秋刊)を原作としたフィクション映画。
「ヘラクレスの選択」: 人が選ばないような最も困難な道ばかりを選ぶこと
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【東京、警視庁】
佐々淳行 警察庁警備局付 監査官(役所広司)
佐々の妻(天海祐希)
佐々の上司、宇田川信一(宇崎竜童)
国松 広報課長(田中哲司)
【長野県警】
野間 長野県 警本部長(伊武雅刀)
長野県警の一人(田中要次)
人質、小雀真理子(篠原涼子)
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連合赤軍のメンバー5人が人質を取ってあさま山荘を占拠したことを受け、
爆発物処理技術視察のためのイギリス派遣から戻ったばかりの佐々が、
石川警視正と共に現場に派遣され、指揮を任される。
弁当も靴も凍りつくほどの連日の寒さと、
「人質、犯人共に生きたまま救出、逮捕すること」
「銃器の使用は禁止」
という警察庁長官からの厳しい条件下で長野県警との協力が求められるが、
県警は「警察庁の協力など必要ない!」の一点張りで連携できず口論が続く。
そんな中、犯人たちとの攻防戦で民間人が死亡、現場の捜査官も重傷を負ってしまい、緊張感が高まる。
長官の強い信頼を受けて、佐々は本腰を入れて指揮を執り始める。
こないだ観た「実録・あさま山荘への道程」は連合赤軍メンバーの視点。
↑より前に作られたこの作品は、警察庁/県警側の視点。
「実録~」で連合赤軍について知ったところだったのと、
2/20に元連合赤軍メンバーが逮捕されたというニュースを見て、
ついでだからこの映画も観てみた。
役所広司も田中要次も田中哲司も若い!!
田中哲司は今「ゴーストライター」で見てるけど、やっぱ13年も経つと役の重みも演技の貫禄も物理的な肉付きも違うな~
長官からの条件が厳しくて、銃撃してくる犯人たちに対して投石とか放水とかアナログ過ぎてちょっと笑ってしまった、、、
「実録~」よりずっと軽いタッチで作られていてあまり緊迫感が伝わってこず、
さらに県警の緊張感のなさも相まって終始のん気だな~やる気あんのかな~と感じる映画だった。
放水や鉄球で壁を壊すときも、
現場にものすごい人数が配備されているわりに段取りも手際も悪くて、
みんなそれぞれがワーワー言っててなんかダサい、、、
というわけで飽きちゃって途中でおしまい。
ちゃんちゃん!