「ベッドの下のお宝」あの頃ペニー・レインと カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
ベッドの下のお宝
原題は Almost famous
あの頃ペニー・レインで.ではなく、ペニー・レインと。
ペニー・レイン役のケイト・ハドソンがとてもステキ。
金髪ウェ―ブヘアーにぽっちゃり色白。
若い頃のドリュー·バリモアとかぶるぅ〜
グルーピー。今は死語か?
わずか15歳でローリング・ストーン誌の記者?
あんなおこちゃまが?
ペニーに相手にされなきゃ始まらなかった。
なかなか含蓄のあるアドバイス的なセリフが多かったフィリップ・シーモア・ホフマンがこの4年後にヘロイン中毒で亡くなったのは残念。
クスリはダメよって再三マクドーマンドが言ってたのに。ついでに、最近、渋谷陽一が亡くなったのも残念。
これがキャメロン·クロウ監督自身が15歳の頃のほぼ実話というから驚き。
オールマンブラザーズ、レーナード・スキナード、イーグルス、レッド・ツェッペリンのツアーに同行した経験に基づく。
クリームが解散したのはローリングストーン誌のせいだったのか?ジンジャー・ベイカーとジャック・ブルースの仲が最悪なのはライブをみるとなんとなくわかる。お互いにグルーブを打ち消しあっている。
レッド・ツェッペリンⅡのレモンソングの歌詞はハウリン・ウルフのキリング・フロアーのパクリなのは有名だが、ローリングストーン誌が焚き付けたのか?
ペニーも実在した有名グルーピーらしい。
それで、原題が Almost famous なのかな?
初体験が4P。うらやまし過ぎる😎
その場所はロックの殿堂オハイオ州クリーブランドに向かう途中のテネシー州のグリーンヴィル。
帯同するバンドはまだあまり売れてないスティルウォーター(架空)。リードギターのが突出した 4人組のブルースロックバンド。 イーグルスみたいな大物バンド引き抜かれる予感。ジョー・ウォルシュのいたジェイムス・ギャング?
「サイモン・カークがいるわ」ってアンナ・パキンが言ってた。フリー、バドカンのドラマーじゃないか!Wishing Well も流れた。
とにかく、原曲がものすごくたくさんかかるので、版権料が馬鹿にならなかっただろうに。
トラベリングバスから自家用旅客機。
雷雲の中に突っ込んで緊急着陸かと思ったら···急降下でツイラク中の告白ターイム
Almost ANA Brothers Band 😎
厳しいお母さん役はフランシス・マクドーマンド。冒頭、サイモンとガーファンクルがドラッグ?
お姉さんのズーイー・デシャネル は家出して、CAになった。
ペニーがCAのマネをするシーンや彼女がひとりNY空港から飛び立つ時にロビーを走って見送るウィリアムのシーンは甘酸っぱくて、ホロ苦い。
姉さんから託されたベッドの下のお宝。
エロ本ではなくて名盤LP。
スイートホームアラバマはかからないけど、ツア―移動中の自家用飛行機事故で亡くなったレーナード・スキナードのメンバーに対する弔いとリスペクトも感じる。スティルウォーターのライブ曲がレーナード・スキナードの Free bird になんだかとてもよく似ている。
姉と2人で母親の居るサンディエゴの自宅に帰って来ていたウィリアムとギターのラッセルはペニーの計らいで再会し、ローリングストーン誌の表紙を飾るハッピーエンド。家族愛に救われたウィリアムだが、ペニーの悲しそうな顔を思い出すと胸が痛む。
1960代後期〜1970年代初期のロックバンドとグルーピーの話が家族愛や友情と合わせて、とてもキレイにまとめられたとてもファンシーな映画。
カールさん、いつもありがとうございます。
レッド・ツェッペリンは今週中に観に行こうと思います♪
俺も1970年代の音楽から抜けられません・・・
90年代になってからは、ラップがホットチャートの中心となってしまったし、ロックが死んでしまったと言われるのもわかります。
またギターを弾き始めたので、ますます昔のロックが好きになっています!