「幻を愛してた・・・ペニー・レイン」あの頃ペニー・レインと 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
幻を愛してた・・・ペニー・レイン
ロック・バンドのツアーバスにまで同行して一緒にツアーを
回る。
スタッフでも、マネージャーでもない普通の女の子のペニー・レイン。
グルーピーだと言いながら、「スティルウォーター(架空のバンド)」の
リーダーのラッセルの恋人。
主役のウィルは監督のキャメロン・クロウが実際に、
たったの15歳の頃、『ローリング・ストーン誌』の記者になって、
当時の有名バンド、レッド・ツェッペリン、イーグルス、などと
ツアーに同行してバスに乗り同じホテルに泊まり寝食をを共にした
経験を基にこの映画を撮った。
年齢を偽り一番年少でありながら、常に冷静なウィル。
常に客観的視点でロックスターを見ている。
コンサートの興奮そしてアルコールにドラッグに女の子。
グルーピー(今で言う“追っかけ“のファン)の女の子は
つまみ食いし放題。
ミュージシャンの天国のようなモテモテ人生に、全く毒されないウィル。
方やペニー・レインはBIGになりバスから飛行機のツアーに変わり、
ニューヨーク、ボストン、シカゴ、サンフランシスコと大都市を回る
人気バンドになって行く「スティルウォーター」から
置いてきぼりにされる。
リーダーでペニーの恋人ラッセルには本命の恋人がいて、
ニューヨークで落ち合うのだ。
その前にペニーとは別れる算段だ。
ペニーの失恋と睡眠薬の過剰摂取・・・
ウィルは救急車を呼びペニーを助ける。
ウィルはペニーを心から愛するようになっている。
一方で、シカゴへ向かう飛行機は乱気流に突入して、
死と向き合ったメルバーの「大告白タイム」になってしまう。
そのトクダネを「ローリング・ストーン誌」の表紙にする話になる。
しかし、リーダーのラッセルはでっち上げだと全面否定。
記事はボツになる。
ウィルは数ヶ月ぶりにサンディエゴの自宅に帰る。
厳格な大学教授の母親(フランシス・マクドーマンド→美人だったのね)
と再会。
倒れるようにベッドに潜り込む。
一方、後悔してペニー・レインに電話を入れるラッセル。
ペニーに教えられた自宅は何とウィルの家だった。
ラッセルのOKが出て記事は無事に「ローリング・ストーン誌」を飾る。
そしてペニーは一人モロッコ行きの飛行機に乗って去って行く。
幻を愛してたペニー・レイン。
彼女はきっとウィルの想像上の人物で、大勢のファンの総称なのだろう。
ウィル役のパトリック・フュジット。
ペニー役のケイト・ハドソン。
ケイト・ハドソンが最高に輝いていた映画だった。
(BGMに当時のロックのヒット曲が多数流れたが殆ど知った曲は無かった)
琥珀糖さん、コメントありがとうございます😊
「シングルス」「セイ・エニシング」「ザ・エージェント」そして今作とキャメロン・クロウ監督作は大好きです‼️
危うさとキュートさを併せ持つ、ミステリアスな女性、笑顔だけではなく
泣き顔の護ってあげたくなる可愛さ、レビューの
ビートはドラムを叩く意味のビートともう1つの意味、スラングで相手を打ち負かすと言う意味もあることを後に知りました。
キャメロン・クロウ監督の実体験を元にしたストーリーだったのですね。
1973年にタイムスリップしたような懐かしさ
を感じる映画でした。
私は1974年生なので
私の知らない時代、音楽も疎い自分ですが。