「タクシー運転手でも大丈夫!」人生は、時々晴れ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
タクシー運転手でも大丈夫!
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イギリスにおける貧困層というほどでもないのに、こんなに息苦しくなる生活に心打たれる。4人家族で3人が働いているのに、暮らしは楽にならない。孤独感、喪失感がじわじわと感じられ、何か事件が起こらないと解決できないなんて悲しすぎる。そして、台本無しで取り組んだ演技はリアリティがありすぎて、つらいものがある。また、音楽が暗さを増長しているのだ。
オール・オア・ナッシングという言葉は冒頭のタクシーの客の話(足の悪い客から金を取るかどうか)に出てきたが、中途半端に人間関係を続けるというテーマを考えさせられる。
【2004年ケーブルテレビにて】
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