ゴーストバスターズ(1984)のレビュー・感想・評価
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SFXの光が乱舞する
総合:65点 ( ストーリー:40点|キャスト:65点|演出:65点|ビジュアル:75点|音楽:80点 )
今の映像技術からするとたいしたことはないが、CGのない時代に光が飛び交い乱舞する映像効果はなかなかのものだった。犬の化け物の動きはぎこちないけれど、当時の技術を考えれば全体として映像は健闘している。
それに「ゴースト・バスターズ」という架空の職業を作ったり、その社章を作ったり、ゴーストバスターズの歌が流れたりで、こんなことがあれば楽しいなという作品の世界観を現実世界に繋げる努力もある。内容はお馬鹿なものだけど、そんなこんなで脱力系で気楽に観られる。
シガニーウィパー、若くて美しい(*゚ー゚) 劇場公開当時、大ヒット...
こんなに楽しい映画だったとは!!
憧れ!
SFコメディの金字塔
80年代を代表する映像クリエーターのリチャード・エドランドが、初期の「スター・ウォーズ」3部作のあとILMを離れ起ち上げた視覚効果スタジオ〈ボス・フィルム〉が初めて参加して話題になった作品。
いま観ても、よくできたSFXには違いないが、食い意地の張った緑色のお化けアグリー・リトル・スパッドやゴーザの化身マシュマロマンといった人気キャラクターの存在も大きい。
また、音を消してみれば分かるが、エルマー・バーンスタインのオーケストラとレイ・パーカーJr.のノリのいいサウンドにかなり助けられている。
捕まえていたゴースト達がニューヨークの街中に解き放たれたシーンで特に顕著だ。音を消していても、その場面での音楽が蘇る。音楽がなければアニメーションによるただの光の筋に過ぎない。
映像と主題曲が注目された作品だが、成功の鍵はなんといっても“お化け退治”をSFコメディに仕上げた脚本にある。1984年の全米興収1位、当時の歴代7位の記録を持つ。
いい加減でお調子者のベンクマン(ビル・マーレイ)、おとぼけのスタンツ(ダン・エイクロイド)、理論派でクソマジメなスペンクラー(ハロルド・ライミス)という、いずれ劣らぬ怪しげな博士たちが最高だ。
ニューヨークを騒がせたのはお化けなのか、はたまたこの3人なのか。そこが判然としないところに、この映画の面白さがある。
シガニー・ウィーバーも頑張っているが、むしろゴースト・バスターズの留守番兼秘書ジャニーンのアニー・ポッツと、悪役になる環境保護局のペックを演じたウィリアム・アザートンが印象に残る。
ベンクマンに「何百万という有権者の命を救うことになる」と諭されて、NY市長レニーのニンマリする顔も忘れられない。演じたのはデヴィッド・マーギュリーズ。
いま観ても色褪せないSFコメディの金字塔。
なお、「ゴースト・バスターズ2」はTVのロードショーで1度観たきりです。「ゴースト・バスターズ3」(2012年公開予定)が楽しみです。
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