コンドル(1975)のレビュー・感想・評価
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地味なCIA係官
CIAものと言っても主人公ジョー(ロバート・レッドフォード)、暗号名コンドルは書籍分析係、まだジャック・ライアンのような情報分析官なら分かるが一体なんで市販本の分析がCIAに重要なのかピンとこない。原作者のジェイムズ・グレイディはタフなエージェントではなく普通の男の方が読者が引きこまれやすいと思ったのだろう、本の知識だけで敵に立ち向かうという設定は面白い。ただ知識が武器なら、コンドルではなくフクロウでしょう・・。
鍵のトリビアや電話ハッキングはどんな本で知ったのか分からないが強みといえるほどのものではないでしょう、ロバート・レッドフォードだから凄いことのように思えるだけ・・。
原題はThree Days of the Condor、原作(Six Days of the Condor)は麻薬がらみだが映画では石油利権に替えているしキャシー(フェイ・ダナウェイ)も無事、原作では殺し屋のジュベールは登場しない、単に6日を3日に縮めたのではなく別物でしょう。
謎は石油絡みのトップシークレットらしいが伏線も無く詳細不明、下部組織とはいえ機密厳守がCIAの掟位は分かっている筈の仲間を支社ごと殲滅させる必然性はなく、派手に見せたいだけでしょう。CIAのくせに外部の殺し屋頼みで組織ぐるみと言う訳でもないし、敵の全貌が曖昧なので見終ってもしっくりしない。もっとも映画とはいえ孤軍奮闘なので全容解明、全面勝利の方が不自然だろう。
したがって陰謀や黒幕に迫る本格サスペンスと言うよりは展開の妙を見せたかった映画にも思える、誘拐されたキャシーが一転して相棒になるのは予想通りだが、つけ狙っていた筈の殺し屋ジュベール(マックス・フォン・シドー)まで手を貸す展開は意外。
70年代はベトナム戦争やウォーターゲート事件など国家への不信が高まった時期でもあり多くの陰謀ものが作られた、ラストがNY・タイムズ社の前というのも実際のCIA機密レポート(FamilyJewels)のスクープ記事(1974年12月)にひっかけているのだろう。公開当時はうけたことでしょう。
観終わってみればしょぼいCIAものなのだが俳優と展開のテンポの良さで目が離せなくなる、観客心理を知り尽くしたシドニー・ポラック監督の巧みさだろう。
ずっとモヤモヤ
ロバート・レッドフォードの魅力満載💕
事件がなかなか進まず、ずっとモヤモヤ💦💦💦
CIAやFBIで裏のミッションや、裏組織とか色んな物語あるよね。
誰を信じれば良いか疑心暗鬼になっちゃうね💧
結局あの後、どうなった?
組織の裏側~史上最悪の3日間!
WOWOWシネマで鑑賞。
CIAの下部組織が襲撃された。唯ひとり難を逃れたジョー・ターナー(コードネーム“コンドル”)は、街で偶然出会った女性写真家と共に、事件の真相を調べ始めるが、そこには組織に秘められた大きな陰謀が隠されていて…。
敵が誰なのか分からない状況の中、奮闘を続ける主人公コンドル―。殺し屋の魔の手や組織の思惑を潜り抜けながら、真実に肉薄していく様がスリリング! ―であると同時に、ロバート・レッドフォードのカッコ良さが横溢していました。
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