コントラクト・キラー

劇場公開日:

解説

フィンランドのアキ・カウリスマキ監督によるサスペンスコメディ。ロンドンの水道局で働くフランス人レオ。突然解雇された彼は自殺を図ろうとするが死にきれず、新聞広告で知った殺し屋コントラクト・キラーに自分の殺害を依頼する。しかしその夜、彼はカフェで出会った花売り娘マーガレットに恋をしてしまい……。主演はフランスの名優ジャン=ピエール・レオ。元ザ・クラッシュのジョー・ストラマーによるバーでの演奏シーンも必見。

1990年製作/80分/フィンランド・イギリス・ドイツ・スウェーデン合作
原題または英題:I Hired a Contract Killer
配給:フランス映画社
劇場公開日:1991年3月9日

スタッフ・キャスト

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(C)Villealfa OY

映画レビュー

4.5ほどよい「おとぎ話感」が◎

2025年1月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

単純

1990(日本は1991)年公開、フィンランド・スウェーデン映画。

【監督・脚本】:アキ・カウリスマキ
【原作】:ペーター・フォン・バッグ

主な配役
【アンリ・ブーランジェ】:ジャン=ピエール・レオ
【マーガレット】:マージ・クラーク
【殺し屋】:ケネス・コリー

1.コメディ > ラブロマンス > サスペンス

主役の俳優さん、どこかで見たことあるな、と思ったら『大人は判ってくれない』の彼なんですね。
淡々とした演技がなおさら感情の揺れを表現していて、
ローワン・アトキンソンを思い出したり(笑)。。。

クビを言い渡されるまでセリフがなかったので、
そういう映画なのかな?
なんて思いながら観てました。

シリアスな映画かと思いきや、
細かな笑いが随所に仕込まれていて、ゲラゲラ笑い場面こそ無いものの、何度もクスリと笑わせていただきました。

たとえば、、、

◆もらった金時計?がたった5ポンド(当時で1200円くらいかな)だったり。
◆絶妙なタイミングでガス会社がストを始めたり。
◆コントラクト・キラーを雇うため訪れたバーの名前が「Honolulu bar」だったり。
◆そこで突然叫びだしたり。
◆パブで紅茶を注文したり。
◆急にヘビースモーカーになったり。
◆マーガレットの部屋、花瓶のバラが全部枯れかけており、後になってその花瓶で殺し屋を殴ったり。
◆ハンバーガー屋で厨房に入ってたり。
◆殺し屋に娘がいたり。

きりがないので、このあたりで。

2.好きなトーン

なぜか、私はこの手のトーンの作品が好きで。
まったく方向性は違うのだが、アラン・ドロンの『サムライ』とか、陰な画面を観るほど惹き込まれてしまう。

あと、ザ・クラッシュのジョー・ストラマーがパブのシーンで歌を披露していたのも高評価。
ちょい役だが、家主役のアンジェラ・ウォルシュの気だるそうな雰囲気も妖しい感じで◯。

3.まとめ

フィンランドとスウェーデンによる映画だが、なぜかイギリスが舞台。しかも、主役はフランス人。
ヒロイン役はド派手な化粧の金髪女性。
殺し屋は末期がん。
まるで、舞台演劇かコントを観てるような設定だが、
それはそれで、「おとぎ話感」があってとても良い。

また観たくなるだろう、という☆4.5

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Haihai

3.5いつも通りの笑いを堪能

2024年12月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

悲しい

怖い

 英国水道局に長く勤務していたフランス人のアンリは、解雇され自殺を図るが失敗し、殺し屋に依頼する。しかし花売りのマーガレットに恋し、依頼をキャンセルしようにもできなくなっていた。
 アキ・カウリスマキ監督の、いつも通りの笑いを堪能。冷酷だが、人間味を見せた殺し屋がよかった。
 ザ・クラッシュのジョー・ストラマーがちょっと出演、意味あるのか?サングラス売りは、監督がカメオ出演。マーガレット役は、監督作品の中では比較的珍しい美女。

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sironabe

4.0愛への賛歌

2024年7月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

カウリスマキは山田洋次っぽくて良い。不運な労働者階級を描きつつ、愛というものに対する信頼感が揺らがないのだ。

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ouosou

3.5殺し屋に追われだすところから、イマイチ引き込まれなくなったなぁ。

2024年2月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

殺し屋に追われだすところから、イマイチ引き込まれなくなったなぁ。

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Mr. Planty