28日後...のレビュー・感想・評価
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観る順番が逆だった
なかなか面白かった
もう、20年以上前の作品なんですね。
2020年に、新型コロナウイルス感染症が、瞬く間に世界を席巻したのは記憶に新しいところですが、この作品は、それに遡ること18年。2002年に制作された作品(日本公開は2003年)。
コロナの時も、あっという間に全世界に広がって行ったのは周知のとおりですが、この作品でも狂暴化するウイルス?が、瞬く間に世界に広がっていったかのような描写がなされています。
続編になる、『28週後・・・』が2007年(日本では2008年)に公開され、更にその続編となる『28年後・・・』が今年公開予定になっています。楽しみ。
っていうか、感染を抑えられたのか???
28年後…の前作
彼岸島の元ネタ
続編に「28週後」があり、そして最近「28年後」という3作目が公開した。
名作として人気があるのは知っていたが見たことはなく、新作がでるということで見てみた。
いわゆるゾンビ映画のジャンルだと思うけど、映画に出てくるのは正確にはゾンビというわけではないのかな?
謎の感染症。
インフラも何も全て止まった世界で生き延びていくサバイバル。
ざらついた映像なのは仕様なのか。
多少生き残っても楽しみがない、死ぬのは時間の問題なとき、いったいなにを希望にすればいいのか。
武装集団があることを希望にしているが、極限状態だとそうなってしまうのかなあ。
それにしても、彼岸島の元ネタのシーンをみることができたのが僥倖。
血が一滴垂れるあの描写は、まさにだね。
おさらい鑑賞。やはり名作。。。 事象やストーリーより、感情や風景が...
チャレンジングなことをやって、しっかり成功しているのが素晴らしい
病院で目覚めて世界が変わったことに気付く、誰もいない大都市、スーパ...
空白の日々を想像させる面白さもあります
【”実存は本質に先立つ。”今作は、従来のウィルスパニック映画とは一線を画す、生き残った人間達が様々な経験をする中でも、生きる希望を捨てない実存主義的ウィルスパニック映画である。】
■粗筋
・流石、ダニー・ボイル監督作だと思う。ウイルスに感染した人たちが崩壊させた”隔絶した島、英国。”と言う設定の妙。
・混乱と恐れと怒りの中、希望を捨てずに生きようと次々に様々な手段を選択して行く、ジム(キリアン・マーフィ)と、奇跡的に出会ったセリーナ(ナオミ・ハリス)、フランク(ブレンダン・グリーソン)、ハンナ(ミーガン・バーンズ)親子。
・特にジムの、冒頭事故で病院のベッドで裸体で横たわる姿からの、セリーナ、マーク
(ノア・ハントリー)と出会い、マークが罹患した後に出会ったフランクとハンナと無人のショッピングセンターで楽しそうに、買い物をする姿。
・彼らは、生き残っていると思われる軍隊の小隊を目指し、旅に出るが、到着したところで、フランクが感染してしまう。
・だが、生き残った3人は、ヘンリー・ウエスト少佐(クリストファー・エクルストン)等に、歓迎されるが、少佐たちは種の保存と、欲求のためにセリーナとハンナの引き渡しを求めるのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・設定が秀逸である。
多くのパニックウイルス映画では、ウイルスの発見から一気にパンデミック状態になって行く様が見所であるが、今作ではその状況は映されずに、それがひと段落着いた28日後から始まる所である。
・又、キャラクターとしてはキリアン・マーフィ演じるジムの、目覚めた時には裸体(敢えての演出と思われる。)であるところから、様々な恐ろしくも哀しき出来事や、束の間の仲間との心落ち着く時を過ごす中で、彼は弱き人間から成長して行くのである。正に、”実存は本質に先立つ。”なのである。
・そして、ヘンリー・ウエスト少佐率いる隊との戦いの後に、セリーナ、ハンナ、そしてジムは餓死した感染者たちの脇を通り抜け、”島国英国”内の海と山とが見える一軒家で、飛来して来た飛行機に布でSOSのサイン「HELLO」を示し”これで、伝わったわね。”と笑顔を交わすのである。
<今作は、従来のウィルスパニック映画とは一線を画す、生き残った人間達が様々な経験をする中でも、生きる希望を捨てない実存主義的ウィルスパニック映画なのである。>
ゾンビ
ホラー=ゾンビ という公式でなければ売れないというのは、本当かもしれない。
実際に私もつられて見てしまった。
「マギー」でゾンビ作品の進化を見たように思ったが、これはそもそも2003年というかなり前の作品だった。
タイトルに特別な意味を感じることができない。
それはホラーだからだろうか?
逆にゾンビだから最後まで見れたのかもしれない。
ゾンビより怖い人間の思考
これがこの作品の言いたかったことかもしれない。
ただ、自警団のようになってしまった軍隊を掌握するには、目的が必要なのだろう。
少佐と呼ばれるトップ
彼がゾンビから身を守るために考えた将来 「女」を探し出すというのは自然かもしれない。
物語の中には人類と暴力の歴史が語られるが、このどうしようもない思考こそこの作品が伝えたかったことだろうか。
しかし、最後の場面
地上に布で書いた「HELLO」の文字
なぜこの文字だったのだろう?
おそらく最後の「W」は間に合わなかったと思われる。
間に合わないけど間に合ったということを伝えたいのだろう。
普通は「SOS」だと思うが、アンナにたくさんの布を使って時間をかけて、HELLOWを書こうとした理由がわからない。
また、
この作品はやはりバイオハザードの影響を受けているように思う。
冒頭の主人公の登場は特にそうだった。
この物語には感染源が明確化されている。
ケンブリッジにある霊長類研究センター
そこにいた「感染」しているチンパンジー
その目的などが語られないのが残念だった。
チンパンジーたちが見ていたのがテロや暴力や拷問などのニュース報道だった。
それを鑑みると、あの施設ではチンパンジーを教育、または薬剤投入、遺伝子操作によって人間のようにしようとしていたのかもしれない。
「虐待」されているチンパンジーを助けるためにシーシェパードのような動物愛護団体が施設に突入したことがパンデミックを引き起こしたのだろう。
つまり、すべては人災なのだろう。
特に「それ」を隠していることは思ってもみない人災になるように思う。
西洋では「ゾンビ」や「ウイルス」による終末が多く描かれるが、日本では「自然災害」や「霊的存在」が多い。
これは、自然との関係性や宗教観の違いが反映されるからだろう。
終始グレイがかった世界観
足の速いゾンビ(感染者)!
感染者早ぇ~~~~!
生きている人間を見つけると、バンバン走ってきます。集団で狙われたら絶望的ですね。ゾンビってのは、ゆっくり歩いてくるのイメージでしたので、じわじわ来る怖さですが、早い感染者って怖いね・・・。
たちの悪いのは噛まれるだけでなく、その血が体内に入るだけで感染してしまうというところ。かなり“絶望的”な世界に成り果てています。
しかし、感染者が人間を襲う理由がいまいち不明。凶暴になったから、人間を襲って殺せれば満足なのかな?とくに、ゾンビと違い食べるとかはしていないもんねぇ?凶暴になっただけで死んでは無いんですもんね?
全体的に、緊迫感とスピード感がありました。ただ主人公の、最初の頼りなさから後半の凶暴さへの変貌はどうしても無理がある。さすがに仲間を助けるといってもすぐにそこまでは生まれ変われないような。
人間、極限状態になっても求めるものは、性欲ってとこから主人公達も軍隊も、うまくいかなくなってしまう悲しいような、人間って愚かだねなお話。感染者に視点を当てないで、人間の醜い部分に視点を置いたところは、ゾンビ映画の原点、ロメロ監督作品に順ずるものがあります。
なお、DVDのエンディングと映画館でのエンディングが2通りあります。DVDの方は妙に納得いかんなぁ!どうかんがえても、こういう映画はHAPPYエンディングは許されないでしょ?
全力疾走ゾンビ
パンデミック映画、いわゆるゾンビもの映画の中でもこれは秀作
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