28日後...のレビュー・感想・評価
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コロナ騒動の真っ最中に
ゾンビものというより社会派な感じ。
たぶん今がコロナ騒動の真っ最中だから、感じ方も違うのかも。
感染もそうなんだけど、極限状態に置かれた人間も怖いよねっていう。
特に終盤の、主人公が感染したと誤解されたシーンが良くって
この作品のメッセージ性を笑いのオブラートでくるんだものだったと思う。
ラストシーンの「HELLO」も良いセンス。
ここから助け出して欲しいっていうより、外の世界とつながりたいっていう
主人公たちの心理的なフェーズが変わったことをすごく印象付けたと思う。
けっこう描写がえぐい。残虐性も強く、笑い要素のないシリアスなホラー...
これ以前以後
好きです! かつてあった人類滅亡の作品達とは格段に違う 『28週後...
おうち-53
HELLO 走る!ゾンビ映画の走り
「トレイン・スポッティング」で一世を風靡したダニー・ボイル監督のホラー映画。それまでなかった全力疾走するゾンビは衝撃的でした。その後「スラムドック・ミリオネア」でアカデミー賞取ってるので、やっぱり才能ある監督が作る作品はゾンビホラーと言えど一味違います。
そういえば「目が覚めたら世界が変わってました」っという今ではホラーでよく見られる演出もこの作品からなのでしょうか?同じゾンビ物の海外ドラマ「ウォーキング・デッド」でもありましたしね。ゾンビ物なのに人間ドラマに重点を置いている所といい、この作品って色んな先駆けだったんですね。
その後クリストファー・ノーラン監督作品の常連になるキリアン・マーフィーが主人公のジムを演じています。キリアン・マーフィーって何処かしら不安気なキャラクターが良く似合いますね。バイク・メッセンジャーだったのに途中から軍隊相手に無双します。
途中からゾンビでなくなったのは予算が無くなったから?っと初見では思ったのですが、ダニー・ボイル監督が描きたかったのは極限状態の人間ドラマの方にあるのではないかなと思うようになりました。単なるゾンビ物とは一線を画するゾンビ映画。ゾンビ好きな人には堪らない一作です。
凶暴性=レイジの意味
初めて観賞した際は肩透かしな感じだったのを覚えている。当時私はまだ小学生だ。やはり、「バイオハザード」的なノリを期待していたからだ。しかし、ある程度年を重ねて改めて観賞すると、本作の斬新な切り口に感心させられた。
本作はただのゾンビ映画ではない。終末感は近年の作品でずば抜けて良く表現されており、低予算で製作されたとは思えない完成度である。本作で語られているのは、人を人でなくさせる恐怖のウイルスをどう対処するのかではなく、未曾有の危機に晒された中で、人という生き物はどう生きていくのか、誰を信じるべきなのかという事だ。凶暴なのはゾンビになった感染者だけではなく、未感染の人も全く同じであるということを嫌というほど思い知らされる。
"走るゾンビ"というメインになる存在が居るにも関わらず、それらを背景に置き、人間の性たるものを濃く炙り出すドラマ部分に重きを置いているという、何とも贅沢な使い方をしているのである。流石ダニー・ボイル監督の一言に尽きるだろう。低予算で撮影機材も安価な為、画質は良くないのが残念だが、ここまで重いドラマを呈したゾンビ作品は、恐らく最初で最後だろう。
28日後
ちょっと細かいけど基地に行く途中のスーパーの荒らされてなさは気になったし、高速道路とかの車の無さとかも気になった。
ゾンビ映画だけど後半は生きる為の人間同士の争いだったなー。ゾンビを使ったサバイバルヒューマンサスペンス。
今ひとつ乗れなかった
人の凶暴性
バイオ系サバイバルホラー?
「走るゾンビ」の初めての作品とのことで視聴。
恐ろしいのはゾンビではなく人間だ。
自分勝手なエゴで感染を広げてしまった動物愛護団体。
両親が心中し、悲しみに暮れるも、感染の現実を受け止め切れない主人公。
仲間が感染したとわかったとたん躊躇無しに殺害してしまうセリーナの生への執着。
助けを求め軍隊の基地に向かうも助けは来ず絶望するフランク。
父親を殺され、怒り悲しむ娘ハンナ。
性の衝動に苛まれセリーナ達を犯そうとする軍人たち。
この映画は人間の道徳心とそれを崩壊へと導く人間の本能を描いたヒューマンドラマである。
単なるゾンビ作品と侮るなかれ。
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