28日後...のレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
ウィルスの気持ちになってみれば直ぐ分かる事だが、ウィルスは宿主が生存しない限り生き残る事は出来ない。従って、生物学的に考えれば、伝染される次の宿主を攻撃する事は絶対あるわけが無い。つまり、これをウィルスの生態(?)と見るべきではない。
どうして、こんな話が出来てしまうか?ドラキュラ伝説とかから来ている。
「ゾンビ」「バイオハザード」などなど出尽くしている。
日本のCOMIC1970年に読まれた
小室幸太郎先生の「ワースト」の方が寧ろあり得るかもしれない。
ウィルスに感染する事に恐れを感じるのは理解できるが、一方でハンセン氏病への偏見がやっとなくなったのに。と感じる。つまり、こう言った偏見は優生保護法へと繋がる。と見るべきだ。
ただのホラー映画としてみるべきだ。
また、
旧約聖書のノアの方舟しかりの選民思想なのだ。宗教の上だけにしてもらいたい。
アーリア人の選民思想がナチスドイツである。
だから、こう言ったダークファンタジーを見る場合、例えとして、「ナチズムの伝染の恐怖」くらいに見るべきだ。実際の医学、生物学ではあり得ないのだから。
おさらい鑑賞。やはり名作。。。 事象やストーリーより、感情や風景が...
感染そして人との争い
ロンドンが舞台のパンデミック映画
感染したチンパンジーを動物愛護団体が逃がそうとし感染が広がる。ウイルスは血液が粘膜に接触すると数秒で発症。主人公たちは安全な場所を求めて旅をする。途中、ラジオ放送を頼りに軍の基地へ向かうが、そこは女性を利用しようとする軍人たちの罠だった。主人公は捕らえられ絶体絶命となるが脱出し、軍人たちに復讐を果たす。最後は安全な場所で仲間とともに、「HELLO」と布で飛行機に合図を送り、希望を感じながら微笑んで物語は終わる。
感染者は凶暴だが容易に殺すことが可能。
少しの血液で感染するのに目や口を守らない生存者たち。
父親は奇跡的に死ぬ。
チャレンジングなことをやって、しっかり成功しているのが素晴らしい
病院で目覚めて世界が変わったことに気付く、誰もいない大都市、スーパ...
空白の日々を想像させる面白さもあります
【”実存は本質に先立つ。”今作は、従来のウィルスパニック映画とは一線を画す、生き残った人間達が様々な経験をする中でも、生きる希望を捨てない実存主義的ウィルスパニック映画である。】
■粗筋
・流石、ダニー・ボイル監督作だと思う。ウイルスに感染した人たちが崩壊させた”隔絶した島、英国。”と言う設定の妙。
・混乱と恐れと怒りの中、希望を捨てずに生きようと次々に様々な手段を選択して行く、ジム(キリアン・マーフィ)と、奇跡的に出会ったセリーナ(ナオミ・ハリス)、フランク(ブレンダン・グリーソン)、ハンナ(ミーガン・バーンズ)親子。
・特にジムの、冒頭事故で病院のベッドで裸体で横たわる姿からの、セリーナ、マーク
(ノア・ハントリー)と出会い、マークが罹患した後に出会ったフランクとハンナと無人のショッピングセンターで楽しそうに、買い物をする姿。
・彼らは、生き残っていると思われる軍隊の小隊を目指し、旅に出るが、到着したところで、フランクが感染してしまう。
・だが、生き残った3人は、ヘンリー・ウエスト少佐(クリストファー・エクルストン)等に、歓迎されるが、少佐たちは種の保存と、欲求のためにセリーナとハンナの引き渡しを求めるのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・設定が秀逸である。
多くのパニックウイルス映画では、ウイルスの発見から一気にパンデミック状態になって行く様が見所であるが、今作ではその状況は映されずに、それがひと段落着いた28日後から始まる所である。
・又、キャラクターとしてはキリアン・マーフィ演じるジムの、目覚めた時には裸体(敢えての演出と思われる。)であるところから、様々な恐ろしくも哀しき出来事や、束の間の仲間との心落ち着く時を過ごす中で、彼は弱き人間から成長して行くのである。正に、”実存は本質に先立つ。”なのである。
・そして、ヘンリー・ウエスト少佐率いる隊との戦いの後に、セリーナ、ハンナ、そしてジムは餓死した感染者たちの脇を通り抜け、”島国英国”内の海と山とが見える一軒家で、飛来して来た飛行機に布でSOSのサイン「HELLO」を示し”これで、伝わったわね。”と笑顔を交わすのである。
<今作は、従来のウィルスパニック映画とは一線を画す、生き残った人間達が様々な経験をする中でも、生きる希望を捨てない実存主義的ウィルスパニック映画なのである。>
結局ゾンビ映画なんですか?
厳密にはゾンビじゃないんですよね?ウィルスに感染した生きている人な訳で。
つまりゾンビみたいな「謎のエネルギー」で動くモノでは無くて、あくまでも人間。なので人間に死を与える要因を加えれば死ぬという事で良いでしょうか。心臓を破壊するとか出血多量に追い込むとか餓死させるとか?
そうであれば1か月も経てばみんな死んでくれそうですけどね。
しかしなぜ人間を襲ってくるのか分からないままでしたね。
主人公のジムが病院のベッドで目覚めます。色々管を付けられていて、全裸。局部丸出し(ぼかし有り)。
これはウォーキングデッドでも似たシチュエーションがありましたけど、よく分からないのが、後からの話で分かるんですが交通事故で意識不明だった訳ですよね?なんで起きてすぐスタスタ歩くんですかね?怪我とか無かったんでしょうか?まあいいんですけど・・・
病院も誰もいない。外に出ても誰もいない。荒れ果てた・・・って程でもないロンドンの街並。
そこまで荒廃して無いんですよ。ごみが散乱していたり、車が道の真ん中に放置されてたり、店のガラスがちょっと割られていたりするだけで。何といっても死体が全然ないんですよね。単に住民がどこかに行ってしまっただけみたいな。ハトなどは飛んでますけども・・・
ところがふらふらと教会に入っていくと大量に人が死んでる?かのような光景。声をかけると何人かは生きているみたいで見つかってしまう。廊下で出くわした神父は完全におかしい。異常な身振り手振りで突っ込んでくるので殴り倒しました・・・
その後生存者と合流しますけど、ゴーグルもマスクも無しで思いっきりナタで叩き殺してます。返り血を大量に浴びてますけど大丈夫なんでしょうか?こっちの方が心配になります。
合流した男性の方、マークが感染して速攻で女性のセリーナに殺されてますけど、なんで感染が分かったかと聞かれて「表情が変わったから分かった」って言ってました。見返してみたけど表情の変化は全然気づきませんでした。まあ極限状態だからわずかな違いも読み取れるように進化したのでしょう。
しかしこの映画、演出のつもりなんでしょうけど、アクションシーンで小刻みにカットを入れて映像切り替えたりカメラを揺らしたりして、何が起こっているのか分かりにくくしています。本当にストレスでしたわ~
その後父親と娘に合流し、ラジオを聞いて軍がいるところに車で逃げ込もうとしますけど、車で塞がれている道を上から乗り越えていこうとか無茶しますねえ。虎の子の車なのに。案の定パンクしてますけど、パンク程度で良かったですよ。
しかしその後全力で走る感染者の影が見えます。そこからタイヤ交換。間に合う訳がねえ!!
でも間に合いました(笑)
全力疾走するゾンビということで評判みたいですけど、たしかにノロノロ動くゾンビとは違うって怖いところはあります。でもしょせんは人間の感染者。そんなに無力化するのは難しくない気もしないでもないですね。
他にも違和感がありありで、軍の人が貴重と思われる弾丸をメチャクチャ無駄撃ちしてますし、薬剤師ごときが腹に銃弾を受けた主人公を助けてますし。
最初のチンパンジーに人間の暴動や暴力シーンを見させていたのはなんだったのか?という説明も無く。
登場人物たちがなんだか油断しまくりなんですよね。ひと噛みで感染させられる身体能力抜群なゾンビもどきがそこら中にいるのにちっとも警戒しないでいろんなところをひょいひょい開けたりして、緊張感が足らなくないでしょうか?
一番不満なのはどういう世界観なのかよく分からないんですよ。全編を通して。
何が起こってこうなって、今はこういう状況でこういうことになっているって説明が無いんですね。
生存者同士が出会っても、あんまり話し合わないんですよ。不親切ですよねえ。
テレビだったかラジオだったか「ニューヨークやパリでも感染」という情報があったりしたのに、飛行機が飛んでるという情報があったり実際に飛んでたり。最後には飛んできてましたが。
血液のみで感染するとしたら、イギリス国内がここまで壊滅的になることって無いと思うんですよねえ?
とにかく何がどうなってるのか分からんのですよ。
お前らもっと話し合えよ、もっとマジメにやれよと思ったんですよねえ。
正直そんなに面白くなかったんです。
面白いと評価された皆さん、申し訳ございません。
ゾンビ
ホラー=ゾンビ という公式でなければ売れないというのは、本当かもしれない。
実際に私もつられて見てしまった。
「マギー」でゾンビ作品の進化を見たように思ったが、これはそもそも2003年というかなり前の作品だった。
タイトルに特別な意味を感じることができない。
それはホラーだからだろうか?
逆にゾンビだから最後まで見れたのかもしれない。
ゾンビより怖い人間の思考
これがこの作品の言いたかったことかもしれない。
ただ、自警団のようになってしまった軍隊を掌握するには、目的が必要なのだろう。
少佐と呼ばれるトップ
彼がゾンビから身を守るために考えた将来 「女」を探し出すというのは自然かもしれない。
物語の中には人類と暴力の歴史が語られるが、このどうしようもない思考こそこの作品が伝えたかったことだろうか。
しかし、最後の場面
地上に布で書いた「HELLO」の文字
なぜこの文字だったのだろう?
おそらく最後の「W」は間に合わなかったと思われる。
間に合わないけど間に合ったということを伝えたいのだろう。
普通は「SOS」だと思うが、アンナにたくさんの布を使って時間をかけて、HELLOWを書こうとした理由がわからない。
また、
この作品はやはりバイオハザードの影響を受けているように思う。
冒頭の主人公の登場は特にそうだった。
この物語には感染源が明確化されている。
ケンブリッジにある霊長類研究センター
そこにいた「感染」しているチンパンジー
その目的などが語られないのが残念だった。
チンパンジーたちが見ていたのがテロや暴力や拷問などのニュース報道だった。
それを鑑みると、あの施設ではチンパンジーを教育、または薬剤投入、遺伝子操作によって人間のようにしようとしていたのかもしれない。
「虐待」されているチンパンジーを助けるためにシーシェパードのような動物愛護団体が施設に突入したことがパンデミックを引き起こしたのだろう。
つまり、すべては人災なのだろう。
特に「それ」を隠していることは思ってもみない人災になるように思う。
西洋では「ゾンビ」や「ウイルス」による終末が多く描かれるが、日本では「自然災害」や「霊的存在」が多い。
これは、自然との関係性や宗教観の違いが反映されるからだろう。
終始グレイがかった世界観
4週間の眠りから覚めたとき、そこにはたった一人の世界があった。
原題
28 Days Later
感想
「トレインスポッティング」のダニー・ボイル監督が放つ新感覚バイオ系サバイバル・ホラー!
1日目 暴露
3日目 感染
8日目 伝染
15日目 避難
20日目 荒廃
28日目 28日後…。
だいぶ前に観てほとんど内容覚えておらず、新鮮な気持ちで観れました笑
冒頭チンパンジーからのアウトブレイクはワクワクしました!
ジムがゴーストタウンを1人さまよい歩く、感染者の凶暴性とダッシュと赤い目は印象的でした。
教会の死体の山の感染者の顔怖かったです。
感染者も怖いけど人間が1番怖いです。
後半の上半身裸ジムの覚醒は凄かったです笑
※悔い改めろ 終わりの時はクソ近い!
※HELLO
足の速いゾンビ(感染者)!
感染者早ぇ~~~~!
生きている人間を見つけると、バンバン走ってきます。集団で狙われたら絶望的ですね。ゾンビってのは、ゆっくり歩いてくるのイメージでしたので、じわじわ来る怖さですが、早い感染者って怖いね・・・。
たちの悪いのは噛まれるだけでなく、その血が体内に入るだけで感染してしまうというところ。かなり“絶望的”な世界に成り果てています。
しかし、感染者が人間を襲う理由がいまいち不明。凶暴になったから、人間を襲って殺せれば満足なのかな?とくに、ゾンビと違い食べるとかはしていないもんねぇ?凶暴になっただけで死んでは無いんですもんね?
全体的に、緊迫感とスピード感がありました。ただ主人公の、最初の頼りなさから後半の凶暴さへの変貌はどうしても無理がある。さすがに仲間を助けるといってもすぐにそこまでは生まれ変われないような。
人間、極限状態になっても求めるものは、性欲ってとこから主人公達も軍隊も、うまくいかなくなってしまう悲しいような、人間って愚かだねなお話。感染者に視点を当てないで、人間の醜い部分に視点を置いたところは、ゾンビ映画の原点、ロメロ監督作品に順ずるものがあります。
なお、DVDのエンディングと映画館でのエンディングが2通りあります。DVDの方は妙に納得いかんなぁ!どうかんがえても、こういう映画はHAPPYエンディングは許されないでしょ?
全力疾走ゾンビ
恐ろしい…でも初見の方には最後まで頑張って視聴してほしい
こういう…最後はトリハダみたいな怖さは勘弁してほしいなぁという泣き言はさておき。。。
素晴らしかったです。上手く書けないので、印象的だったシーンだけ抜粋します汗
【個人的に恐ろしくも目を引いたり
美しさにうっとりしたシーン↓】
・全裸でギョッとしましたが、主人公が病院で目覚めるシーン。はりつけにされたイエス・キリストのように見えました。
・だれもいないロンドンをフラフラ歩き教会にたどり着いて中に入ると……なシーン。人の多さ圧巻でした。
・田舎の牧場を車で走るシーン。絵画のようでした。改めてイギリスも美しい場所がある。美しいと感じました。
・お馬さんたち
・(嫌だけど)赤いドレス着たセリーナとハンナ
・ハンナが廊下の奥へ消えていくシーン。手前からハンナとハンナのドレスのスカートの裾がふわりと舞うシーンの後、徐々に姿が小さくなり奥の廊下へスーッと歩いて消えていくシーンが、どこか幻想的で童話めいていてとても美しかったです。
・ラストの草原に布を敷くハンナと、セリーナのミシン捌き。あんな恐ろしい世界があったのに、生活感ある光景にすごく安心しました。(でも生活のためのミシンでも、洗濯物を乾かすための布敷きじゃなかったことに気づいて「なるほど!」となりました。)
爽やかなラスト、希望を抱けるラスト、ありがとうございました。
タイトルなし(ネタバレ)
久しぶりに観た。今回もレンタルBDで。劇伴が良い。覚えていたのは当時、走るゾンビが斬新だった事で、実際はゾンビでは無くて感染した人間だと思い出した。人間食べないし。
眼球に血が垂れて感染して発症するまでのスピード感が怖い。これが続編の『28週後...』で活かされている。
当時はフィルム撮影からデジタルに切り替わって行く時代で、丁度この作品がデジタル撮影の始め頃だったと思う。
だからか映像がバキバキしてる。
中盤、スーパーで「ここで暮らせばいいのに」と、思ったがそれだと『ZOMBIE』と『ドーン・オブ・ザ・デッド』と同じなんで「そりゃ駄目だ」と思い直した。
脚本がアレックス・ガーランドなのに変な演出も多くて、目から感染したお父さんを突然現れた兵士が撃つ!とか、「兵士に女を与える約束をした」とか「キスだよ! ラリってるのか?」→ラリってます!とか、ラストのジェット機の音を聞いて飛び出しても絶対間に合わない!とか。
後、「数々の見せ場」が編集のせいで「見せきれてない」のも勿体ない。集中して見てるのに「あれっ 今何が起こった?」が多々ある。
レンタルのBDの特典映像に「別エンディング:劇場公開バージョン」があるが、えっ? これが上映されたのか?こっちのエンディングの方が良い様なと思った。確か前回観た時も同じ感想。
ナオミ・ハリスは後の『007』のミス・マネーペニーだと繋がった。
パンデミック映画、いわゆるゾンビもの映画の中でもこれは秀作
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