2046のレビュー・感想・評価
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秘密を隠すにはどうするか?井戸の中に叫べばいいんですよ。「王様の耳はロバの耳!」ってね
まさしく秘密を言いたくなる映画ですね。「つまんないですよ、これ」って。『花様年華』はよかったのになぁ。とりあえず中国を代表する女優さんたち、綺麗ですよ。しかもいっぱい出てくるから、ドン・ジエも出てたのか・・・チェックし忘れ・・・みたいに、かなりもったいないくらいのキャスティングでした。特にチャン・ツィーの熱演は見ものなんですが、その他の俳優さんはほとんど演技してません(笑)。カーウァイ監督はひょっとしてファッションショーでも撮りたかったのかと思わせるほど綺麗な映像にこだわってるかのようで・・・字幕の台詞を追っていかないと理解できない映画なんて、小説読めばいいのでは?とだんだん腹立たしくもなってきます。
カンヌでは無冠に終った今作品。気をよくしすぎていたのでしょう・・・反省してください。サブタイトルに「中国映画ファンの集い」とか付けておけばいいのに・・・
【2004年10月映画館にて】
ウォン・カーウァイは映画監督と言うより・・・
「花様年華」など、独特の世界観を持つウォン・カーウァイ監督の
個性が色濃く反映されている作品
映像美は素晴らしい、の一言
この監督でなければ創り出せない独特のムード満点で
この映像を見るだけでも価値ある一作
カメラワーク、音楽の選択、演出共に個性的で魅力的
映画芸術の粋だろうと思う
内容については
男性目線で見ると、とてもロマンチックな話だろうとは思う
でも女性側から見ると、ロマンチストの自分に酔っている男の
話にしか思えない
女性たちがどうしてこういう男に惚れるのかわからない
心に響いてくるものが無い
出てくる女性たちが、時代設定のせいもあってか
化粧のきつい、バーのホステス(水商売風)のようで、やたらと
媚び目線で、しなしなと体をくねらせて
色気を振りまいているのがなんだか抵抗あった
同性から見ると・・・ですが
一部の男性には、たまらなく艶っぽくみえるのでしょう
小説世界を具現化した2046年の舞台での、アンドロイドだけは
とても良かった、媚びとは違う透明感のある艶っぽさがあって
生々しい、現実世界(の女性)との違いを際立たせるためだったのかも
しれない<化粧の濃さや仕草
ウォン・カーウァイの映像美は魅力に溢れているけれど
彼は映画監督と言うより、映像作家なんだと思う
木村拓哉は、作品世界の中で浮いていた
金城武では個性が強すぎる
人選、難しいですね
日本語を喋るフェイウォンが可愛らしい
SF映画には元々興味がないのでやっぱり退屈に感じました。
アジアの豪華俳優が揃っているのでそれだけで満足です。
これラブストーリーだったっけ?という感じなので、またじっくり見てみようかな。
理屈では人は変われない
前作「花様年華」のレトロな作風から一転、今作は一人の男の空想と現実を舞台にしたやや近未来的な作風。今までのカーウァイ監督の中でも、一層私的な世界観が披露されています。よって国際的評価は乏しく、それも理解できます。でも、わたくしの完全なプライベートなレベルでは最高の作品。
この映画の焦点は、心に傷をかかえた一人の男(トニー・レオン)がそれを乗りこえるまでの過程で、複雑に絡み合った過去をほぐし、一本の糸にするまでの心象。それはYES、NOで判断できる次元でなく、自らを比ゆにして浮かび上らせた世界(小説)をあるがままにストイックに受け止めること。そのようにして、絡み合った心はほぐれるのではなく、最後に一気に溶解してしまうのです。ある意味、すごい大どんでん返しです。カーウァイ監督は、心の深い所まで降りていける人なんですね。
トニー・レオンの最初のやくざな眼差しから、心が一気に溶解した瞬間、優しくなる目の演技はすごいの一言。ここまで息をのませた演技は、個人的に「ヒート」のデ・ニーロ、「グラディエーター」のラッセル・クロウ以来。他の共演陣も(木村氏を除いて)素晴らしいです。
艶な俳優勢揃い
アンドロイドがどうのとかストーリーはすっかり忘れた。まあ、どうでもいい。ただ、艶な俳優たちを楽しむのみ。トニー・レオン、コン・リー、カリーナ・ラウは言うまでもなく艶。チャン・ツィイーやフェイ・ウォンすら艶。
キムタクさんだけは浮いてるんだな~。艶とは縁遠い存在。
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