2046のレビュー・感想・評価
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「花様年華」を再度見直した結果、やはりこちらも再鑑賞してみた。 小...
「花様年華」を再度見直した結果、やはりこちらも再鑑賞してみた。
小説のくだり、そんなに無くても良くない?トニーレオンが良くも悪くも女ったらしに豹変しててほくそ笑む。
男女問わず、ハードコアな別れ方をしたら異性不審になるよね
紆余曲折と難産の末に
1960年代の香港を舞台とした『欲望の翼』『花様年華』の続編的作品(直接の続編ではない)で、製作中から木村拓哉がウォン・カーウァイ監督の映画に出演ということで日本でも話題になっていたが、当初の内容紹介は「中国返還から50年後、2046年の香港を舞台としたウォン・カーウァイ初の近未来SF映画」というもので、主演のトニー・レオンの役柄は「2046年の郵便配達人」というものだった。しかしカーウァイをよく知る人なら、彼のことだから完成するまでどうなるかわからないと疑ってたし、実際完成した映画は全然違うものになっていた(笑)。製作は『楽園の瑕』の3年を上回る実に5年もの難産となり、カーウァイ映画常連のトニーは記者会見で「製作中は監督が何を撮りたいのか全然わからなかった。多分監督自身も自分が何を撮りたいのかわかってないんだと思う」と言って爆笑を取っていたと聞いたことがある。木村拓哉も撮影に入ってすぐ脚本通り撮ってないことがわかったそうで、トニーがいなかったら無理だったかもしれないとインタビューで語っていたとのこと。
映画の出来に関しては、最初に観た時には久々のカーウァイ節に酔いしれたが、少し時間を置いてみるとやはり全体的なバランスが悪い。香港でも8大スター共演というのが売りだったようだが、トニーの次に出番の多いチャン・ツィイーが出てくるのがほとんど中盤に集中しているし、終盤に突然コン・リーが出てくるのもやや唐突だ。フェイ・ウォンと木村拓哉は出番は多くないものの印象には残るおいしい役どころ。ただし最初にカンヌ映画祭で公開されたバージョンではキムタクの出番があまりにも少なく、日本の関係者は呆然としたという(完成バージョンでは出番が増やされているとのこと)。カリーナ・ラウやチャン・チェンの出番はごくわずかで、ドン・ジエにいたっては出番は数秒に過ぎず、そりゃないでしょとなったのでは? 事前に出演情報の無かったタイの俳優トンチャイ・マッキンタイアと、特別出演のマギー・チャンも数秒だけ出てる。
製作中にかつてカーウァイ映画の常連だったレスリー・チャンが衝撃的な自殺を遂げたことも映画に影響を与えたようで、数人の女性と関係を持つプレイボーイというトニーにあまり似つかわしくない役どころは、むしろレスリーがカーウァイ映画でたびたび演じてきた役柄だ。同じ年に起こったレスリーとアニタ・ムイの死の影をそれぞれまとった『2046』とチャン・イーモウ監督の『LOVERS』は、今になって思えば香港映画の落日を象徴していたように思える。
それでも4Kレストア版で久しぶりに観た時には、最初に観た時よりも幾分面白く感じました。
映像美
得体の知れない香港映画
トニー・レオンと木村拓哉
主人公(トニー・レオン)は香港の小説家で、恋愛遍歴を回想しながらSF小説を執筆する。
小説の中では、ホテルの大家の娘が愛している日本人の男(木村拓哉)の姿をしている。
主人公を取り巻く女性陣はコン・リー、フェイ・ウォン、チャン・ツィイー、マギー・チャンなど豪華な顔ぶれで、美しい映像に酔う。
【”破綻の美学及び抑制したエロティシズム・・。”今作を観ればウォン・カーウァイ監督が築いて来た唯一無二の美学が横溢する世界観に浸れます。今作にストーリー展開を求めてはイケマセン・・。】
ー 昨年末にウォン・カーウァイ監督が製作した、「恋する惑星」「天使の涙」「ブエノスアイレス」「花様年華」及び今作「2046」が4Kリマスターが公開された事は、ウォン・カーウァイ監督の作品を愛するモノであればご存じの通りであろう。
ああ、観たよ。ある一作を除いて、レイトショーで観たよ。
で、手元には当然、ー”今、ふたたびそれそれの<時>が鮮やかに動き出すーという魅力的な惹句が書かれたフライヤーがあるのである。-
◆感想
・今作のストーリーは、様々な要因故に破綻している。木村拓哉さんが演じるタクの位置づけも不明瞭であるし(決して、彼の責任ではない)近未来を描いた作品設定も巧く機能していない。
・だが、私が今作を指示するのは、主演のチャウを演じたトニー・レオンの圧倒的な存在感が屹立している点と、パイ・リンを演じたあの、「初恋の来た道」を演じた可愛らしすぎるチャン・ツィイーが哀しくも凛とした娼婦を演じている点である。
・更に言えば、今作では比較的に引いたアングルが多い、ウォン・カーウァイ監督の全作品のキャメラを担当したクリストファー・ドイルの画や、梅林茂氏の哀切なるメロディーが効いている点である。
ー 私の個人的な感想であるが、梅林茂氏の劇範が、一番効いているのは、故森田芳光監督の夏目漱石の「それから」であると思っている。
興味がある方は、ご鑑賞頂きたい。私などは、DVD購入は当たり前で、サントラも購入している・・。話が反れた・・。-
<今作は、故に難解な点もあるかもしれないが、(当然、「「ブエノスアイレス」「花様年華」に比べると分かりにくいであろう・・。)私は、今作に横溢するウォン・カーウァイ監督が一貫して描いて来た”破綻の美学及び抑制したエロティシズム”を激しく支持したいのである。>
60年代の香港 SF小説 アンドロイド
天人五衰
最上位の存在でもその兆候に気を病むということなのか。。。
確か公開当初は日本での話題先行の割になかなか掛る映画館が少ない記憶があり、それこそ日本の芸能界とアジアの映画界との軋轢が取り沙汰された状況だけは朧気に記憶にある。ジャニーズが何で香港映画?ってな疑問だ。監督が指名したのか?それとも金城武のスケジュールが合わなかったのか? まぁそんなミッシングリンクを埋めるべく鑑賞したのだが、意外にも興味深い内容であった。SFの部分はあくまでイマジネーション的挿絵で、そこまで重要ではないが、但し場面展開的にはとても効果を発揮している。靴底のイルミネーションのCGなんて今でもアイデアは斬新だ。そして、そのSF小説を私小説に見立てて執筆するというプロットもアイデアの勝ちである。男と女の正に"演歌"的な情念を表現してみせた監督に今更ながら脱帽である。キムタクの出演シーンが増えてしまった点は、それ程マイナスとは捉えていないけど、確かにSFシーンのみに限定していれば、"ミニ金城"的登場で良かったとは思うのだが・・・(別に演技そのものはいつものキムタク節なのでそういうものだと認識しているのは日本に住んでいるからなのであろう)
それにしても、チャン・ツィイーの美しさは際立つことこの上ない。CMでの美表現が記憶に残る世代だが、こうして演技としての表現は目を見張るモノがある。あの駆け引きは同じアジア人として羨望の眼差しとして記憶に留めて置きたい。映像のスタイリッシュさ、鮮やかさ、室内セットの壁の質感等、鮮やかな色彩にも目を奪われる作品であり、今鑑賞して正解だったと強く感じた作品であった。
憎めない一本
花様年華のその後
イケオジになったトニー・レオンもとい主人公は、結ばれなかったあの女性との美しい思い出を忘れるべく(というか反動?)、派手に遊び暮らし、幾人もの女を泣かせている。
そこに初めて、体が目的ではなくただ一緒に時を過ごしたい女性が現れる。主人公が求めていたのは、あのひとと同じ、小説を愛する女だった。(他の女とは全く態度が違う。)
あの頃と同じように二人で物語を創り、あの時と同じように彼女の幸せを優先させて自分は独りになる。せめて物語の中では彼女と結ばれるハッピーエンドにして…。
雨や屋上のネオンを入れたシーンが特におしゃれだった。
そしてキムタクって、あんなエモい顔して泣くんだと思った。なかなかいいものだった。
これはさっぱり
評判より全然いいよ?
木村拓哉は木村拓哉じゃないとダメなんですね。未来とかSFの中では木村拓哉なんだけど、60年代の世界では浮きまくり、というか下手?なのか?
そう考えると(ズレますが)教場では大分上達したんだなぁと思いました。
映像美と音楽がファッショナブルで何となくかっこいい感だけで見れてしまうWKWの映画。2046だけは、創作と現実、過去と現在と未来?が交錯して面白かった。花様年華を先に見ておくと楽しめます。
狭小で箱庭の中華は
配役がすべて
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