ヴィレッジ(2004)のレビュー・感想・評価
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スリラー系苦手な人も楽しめる!
この映画、ホラーやスリラー耐性ゼロだった時に映画館で初めて見ました。
スリラー映画って書いてたけど、絶対ホラーやん!語ってはならないもの怖すぎる!ってなってたけど、観終わった瞬間、スリラーが面白いものに変わりました。ってか、この映画はスリラー、ホラー、サスペンス、ラブストーリー、ドラマ全部詰まってる😍おかげで今はホラーやスリラーが大好きに。なので、世界観を変えた映画の一つじゃないかと。
そして17年ぶりに観たら、キャストの豪華さに驚いた😂
こういう最後のどんでん返し系映画って2回目面白くないけど、今回も最高に面白かった✨
ホアキンもシガニーウィーバーもブライスもエイドリアンブロディも若い〜笑
楽園?
連続ドラマの途中の一話としてなら…
7つのWhy?
Why1.1897年という舞台設定・・・時代考証がおかしいとは考えなかったのか?
Why2.盲目の美女が出てくるという設定・・・『NIN×NIN』『LOVERS』に次いで3番目となったが、偶然なのか?
Why3.アカデミー俳優のエイドリアン・ブロディを贅沢に使った理由は?
Why4.アイビィの姉は、男に振られてもすぐ立ち直って、他の男と・・・って軽すぎじゃないか?
Why5.謎らしい謎、そして村人たちの目的意識も明白でないのは何故か?
Why6.というか、この映画を作った動機は?
Why7.『サイン』の悪評に耳をかさなかったのか?あのモンスターは狙いどおりか???
冒頭から金属のゴミ箱が登場したり、薬・・・特に抗生物質などは19世紀には存在しないものだろうし、時代考証が無茶苦茶やなぁ・・・と、早くもツッコミ準備態勢が整ってしまったのに、「そう来たか!」「やられた!」とツッコミ返しを食らってしまった。一番のツッコミ準備は「おいおい、そんなに早くから『サイン』の宇宙人を出すなよ!」だったのに。。。
とにかく、ストーリー的には淡々と進み、つまらないものだと感じるのであるが、まさかツッコミ返しを食らうとは予想できなかったために、少々評価が上がってしまいました。名誉挽回してますよ!シャマラン監督!
【トリビア】
世界で最初に抗生物質が発見されたのは1929年のことです。青カビからペニシリンが作られたという話・・・有名ですよね。
【2004年9月映画館にて】
初めて観たシャマラン作品
初めて観たシャマラン作品がこれでした。まだシャマランが大どんでん返し好きな監督とは知らず、ラストにはものすごく驚かされた記憶があります。赤い化け物も結構怖かったような。
それから十数年経って見返したところ、無駄な会話シーンが多いせいか全体的にテンポが悪く、なんだかそこまでな気もする…という感想に😓
でも、今や名女優&監督のブライス・ダラス・ハワードさんとJOKERホアキン・フェニックスさんの若かりし頃の演技が観られるし、エイドリアン・ブロディさん演じるノアの想いは心に響くものがありました。
決してベストではないものの、やっぱり自分としては好きなシャマラン作品だな〜という感じですかね。
シャマラン監督のちょい出演も毎度ながらニヤリですね。
無垢な人々の行動は、 とても直接的で子供じみている
いきなりネタばらしですが、
「怪物」は、「町」で辛い思いをした
村の年長者達が、「村」を、
無垢な人々が住む心地よい隔離された世界に
する為にでっちあげたもので、
驚愕の真実というほどインパクトのない設定
時々こういう閉鎖的な世界設定の作品
見かけます
差別がなく悪意のない人々の、
純粋な心だけが育まれるように
作られた村
だけど、そこには
「怪物という、作られた恐怖」があり、
矛盾がある
アイヴィーの想い人ルシアスへの、
アイヴィーの姉キティの愛の告白シーンが
唐突(「愛してるわ!」)だったり
ノアの幼馴染アイヴィーへの想いが、
愛ではなく、子供が何かに
執着するような感情だったり
障害者で、この村である意味最も
無垢であるノアが、ルシアスに嫉妬して
ルシアスの作ったナイフでメッタ刺しにしたり・・・
無垢な人々の行動は、
とても直接的で子供じみている
平和な世界を、
村を外界から隔離してまで人為的に
作ったのに、その中で
殺人が行われようとしている
そして傷ついて感染症にかかった
ルシアスを助けるための
薬を手に入れるために、
盲人のアイヴィーがひとりで村に
とってのタブーである「町」に
向かわされる
村の年長者達だけが知っている
(アイヴィーも知ることになりますが)
偽物の怪物の存在が、ノアの行動によって、
現実のものとなってしまうという皮肉
村が否定した、「町」の警備員が、
村の住人アイヴィーの
願いを聞き入れ助けるという皮肉
何よりも、ヒロイン・アイヴィーが
「目あきのめくら」という設定が
この村の抱える矛盾を象徴している
監督による脚本は、
細かい所でツッコミどころ満載なのですが
いろいろツッコミつつも、思う
無垢である事はイコール善とは限らないし、
恐怖によって隔離された理想郷でも
「町」と同じように犯罪は起きる
それを隠蔽しようとする年長者達
でも、
いつか「作られた楽園」は、壊れる
という
気配が忍び寄るラスト
・・・監督が恐らくやりたかった事を
成立させる為に、
脚本はご都合主義的色合いが濃いのですが、
キャスティングも役者の演技も良かったし
「シックス・センス」ほどではないけれど
なかなか面白い映画でした
細かいことはなし
細かいことはなしにしてツッコミどころは見ないようにして、というシャマラン作法に則って鑑賞しました。感想は…盲目の女の子森に1人行かせるって狂気!保安官も戻すのかい!ナイフで何度か腹や胸を刺されてろくに手当てせずも死なない!やっぱりすげえ監督と感じ、愛さずにはいられない。
どんでん返しのあとの落胆
19世紀末の閉ざされた村を舞台に、足を踏み入れてはならない森の恐怖をミステリアスに描いたユニークな作品。森の謎を明かして更に時代設定のどんでん返しをする結末の奇抜さは認めるも、前半の牧歌的なムードが陳腐なものに感じられてしまう。役者は揃っていて演技面の充実は評価できるのに、シャマラン監督の演出センスと脚本には不満が残る。ミステリーの醍醐味は、どこに騙されたかをもう一度見直す欲求に駆らせられるかどうかだ。ヒッチコックやクルーゾー、ワイルダーなど模範にすべき人の作品は、何度見ても面白い。
閉ざされた世界での愛の形
シャラマン作品の中では「シックス センス」の次に好きな映画です。
精神的に傷付いた人々が、平穏な生活を求めて閉ざされた世界を作るのですが、その中で暮らすうちに育まれる新しい愛と、様々な葛藤を描いた物語です。ですのでホラー映画を期待した方には残念かもしれません。
どの俳優も素晴らしくて、特にシガーニー・ウィーバーとウィリアム・ハートの距離感、そこに気が付くホアキンの台詞にはハッとさせられました。
そして極めつけはエイドリアン・ブロディ!この役を引き受けた際の周りの反応はどうだったのか?知りたいところです。
勿論、目の不自由な女性がここまで危険を冒せるのか?という気もしますが、見えないからこそ飛び込める強さが表現されていて、一途な愛の力を感じました。
こういう作品、中々無いので貴重だと思います。
森の怖さを感じない。
外部との接触を断った村が舞台。村を囲む森林には怪物がいて、人が踏み込むと害悪を及ぼすと信じられているが・・・と言う物語。
シックスセンスのM・ナイト・シャマランが監督ということもあり、wowowで鑑賞。ただ、内容としてはどうでしょう・・・怪物についての「オチ」は想像出来ましたし、驚きや恐怖、或は神秘性のようなものも感じず、映画としての評価はし難い内容のように感じました。
気になったのは、視力を失った少女が独りで森を抜けることが出来るのでしょうか?
ラブストーリーだ
アメリカでは実際に宗教的な理由等で、自給自足の生活をしている集団が結構あるが、この映画では自給自足はもちろん、外の社会との関係を断ち切って、隔離された共同体が舞台となっている。
シャマラン監督得意のミステリータッチで進行していき、後半の途中で犯人がわかり、「シックスセンス」のようなびっくりするような種明かしを期待していたのでやや拍子抜けという感じで、その時点ではあまり感動しなかったが、実はその後からがこの映画のメインテーマだった。最後は純愛映画を観たような感動を覚えた。シャマラン監督作品の中ではベストワンではないかもしれないが、個人的にはいちばん好きな作品だ。
予告では何かに怖れる村人たち
この作品はあまり予備知識無しで観ることお勧めします。
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↓以降ネタバレです。
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実はホラー映画のように感じますが、実は理想郷を求めて閉じ籠っている人々の話。
しかも国が管理している広大な自然公園の中にあると言うのがオチなのでした……と書いてしまうとつまらない作品のようですが、村で純粋培養されてきた村の掟しか知らない若者たちが狼を乗り越えて、現代社会へ
出て行く過程は十分楽しめる。
理想郷を作った筈なのに、時代が止まった世界で掟を守らせようと躍起になっている村の中心人物たちの表情は何処か暗いため、理想郷にいるのに幸せそうでないのが悲しい。
DVD200円ゲットシリーズ。夏はホラー。いや、本作、ホラーという...
先入観は無い方がいい。
私はTVで見たので予告もあらすじも期待もせず何も知らないまま見ました。
印象は、淡々としていて哀愁があり知的で美しい映画です。好き嫌いは完全に別れる映画でしょう。一緒に見ていた父はいつのまにか寝てました(笑)
見終わったあとに、もう一度見たいと私は思いました。あの時の表情、言葉から、最後に伝わる何かがあったのでは…、それを見つけたいからです。
正義、正解、それは何か。これは人間が永遠に抱えていくテーマでしょう。とても考えさせられる映画だと思います。
ただ、シャマラン監督作品だということや、あらすじ、プロモーションを始めに知らなくて良かった。見てたら少しは予測がついてしまったかな。良くないですが、期待も膨らんでしまっただろうし。
この映画を見て、先入観をもたずに見るほうが楽しく見られると改めて思いました。私は好きな映画。
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