ヴィレッジ(2004)のレビュー・感想・評価
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【”アーミッシュ””村の掟””語ってはならぬもの”村の年長者達と若者との考えの相違”と言うキーワードが観る側に考えさせること。】
■深い森に囲まれ外の世界と隔絶した村で、古い掟を守りながら暮らす人々。
ある日、盲目の少女・アイヴィー(ブライス・ダラス・ハワード)の恋人ルシアス(ホアキン・フェニックス)が、彼女の友人ノア・パーシー(エイドリアン・ブロディ)に刺され大けがを負う。
彼女は村の外に出て恋人のために薬を手に入れようとするが、それは掟を破ることを意味していているが、彼女の父エドワード・ウォーカー(ウィリアム・ハート)は娘に村の秘密を話す。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・世俗から離れて生きる人々と言えば、現代ではアーミッシュの人達である。今作はアーミッシュを容易に想起させる。
・だが、アーミッシュとの違いは村の秘密を年長者達だけが知っている所であり、この隔絶された村は、いつかは破綻する事も分かる。
■アイヴィーの父が、彼女に村の秘密をアッサリと教えてしまう理由は分かるし、ノア・パーシーが、アイヴィーを慕っているが故にルシアスを刺す心持も分からないでもない。
だが、ウォーカー野生動物保護区の職員達が且つて、村の財産で運営されている事や、それに何の疑問も抱かずに、盲目的に人為的に作られた隔絶した村のパトロールを行っている辺りは、やや興を削ぐ。
<作品全体の雰囲気は良いのだが、何となく浅い感じがしてしまった事は否めない作品である。面白かったけどね。>
盲目の少女、ジュラシック・ワールドのヒロインじゃん!笑
ハイヒールでティラノサウルスと走り合った健脚の持ち主じゃないですか! その俳優さんだと分かり終始ニンマリ。(ヘルプという映画ではいやーなお嬢様っちゅう悪役をやられてましたね^^;)
素晴らしいお話だったです。おそらく『愛』がテーマのホラーやサスペンス、スリラー映画はやはり良いですね…。
シックス・センス同様、『赤』の使い方が素晴らしすぎます、映るたびに鳥肌が立ちました。
すごいなと思ったのが、ウォーカーさんのお爺さんと、年長者たちかと。
あそこの森は、ウォーカーさん、つまり
盲目の少女アイビーのお爺さんのご遺産で運営されている隔離された平和な村なんですよね…。
村の上空を飛行機が飛ばないようにするとか、村でイレギュラーな自体が起こった時用の?森周辺に見回りの人たちを置くとか…。
徹底してて凄すぎィ…とラストで頭ぼんやりするほど賞賛しました。年長者たちの境遇を聞いたら…仕方ないよなぁ…。
お金と意思の力ってすごい…。
「信じる」ということの怖さ
鑑賞後の気持ち
今後どうなるんだろう?
鑑賞後の心の変化
疑うことを諦めて信じない
鑑賞後の行動の変化
当たり前を一旦疑ってみよう
好きなシーン
プロポーズシーン
嫌いなシーン
ノアが刺すシーン
無駄金?
19世紀を舞台にした映画かと思って観ていたが、どうやらそうではないらしい(途中からそうでないことがわかる)。ファンタジー映画なのかも?絵は美しく、出演陣がやたら豪華なのだが話の筋がよくわからない。目が見えないはずの主人公の動きは不自然だし、ツッコミどころが多い映画。この監督は何をしたかったのだろうか?
無垢な人々の行動は、 とても直接的で子供じみている
いきなりネタばらしですが、
「怪物」は、「町」で辛い思いをした
村の年長者達が、「村」を、
無垢な人々が住む心地よい隔離された世界に
する為にでっちあげたもので、
驚愕の真実というほどインパクトのない設定
時々こういう閉鎖的な世界設定の作品
見かけます
差別がなく悪意のない人々の、
純粋な心だけが育まれるように
作られた村
だけど、そこには
「怪物という、作られた恐怖」があり、
矛盾がある
アイヴィーの想い人ルシアスへの、
アイヴィーの姉キティの愛の告白シーンが
唐突(「愛してるわ!」)だったり
ノアの幼馴染アイヴィーへの想いが、
愛ではなく、子供が何かに
執着するような感情だったり
障害者で、この村である意味最も
無垢であるノアが、ルシアスに嫉妬して
ルシアスの作ったナイフでメッタ刺しにしたり・・・
無垢な人々の行動は、
とても直接的で子供じみている
平和な世界を、
村を外界から隔離してまで人為的に
作ったのに、その中で
殺人が行われようとしている
そして傷ついて感染症にかかった
ルシアスを助けるための
薬を手に入れるために、
盲人のアイヴィーがひとりで村に
とってのタブーである「町」に
向かわされる
村の年長者達だけが知っている
(アイヴィーも知ることになりますが)
偽物の怪物の存在が、ノアの行動によって、
現実のものとなってしまうという皮肉
村が否定した、「町」の警備員が、
村の住人アイヴィーの
願いを聞き入れ助けるという皮肉
何よりも、ヒロイン・アイヴィーが
「目あきのめくら」という設定が
この村の抱える矛盾を象徴している
監督による脚本は、
細かい所でツッコミどころ満載なのですが
いろいろツッコミつつも、思う
無垢である事はイコール善とは限らないし、
恐怖によって隔離された理想郷でも
「町」と同じように犯罪は起きる
それを隠蔽しようとする年長者達
でも、
いつか「作られた楽園」は、壊れる
という
気配が忍び寄るラスト
・・・監督が恐らくやりたかった事を
成立させる為に、
脚本はご都合主義的色合いが濃いのですが、
キャスティングも役者の演技も良かったし
「シックス・センス」ほどではないけれど
なかなか面白い映画でした
細かいことはなし
細かいことはなしにしてツッコミどころは見ないようにして、というシャマラン作法に則って鑑賞しました。感想は…盲目の女の子森に1人行かせるって狂気!保安官も戻すのかい!ナイフで何度か腹や胸を刺されてろくに手当てせずも死なない!やっぱりすげえ監督と感じ、愛さずにはいられない。
どんでん返しのあとの落胆
19世紀末の閉ざされた村を舞台に、足を踏み入れてはならない森の恐怖をミステリアスに描いたユニークな作品。森の謎を明かして更に時代設定のどんでん返しをする結末の奇抜さは認めるも、前半の牧歌的なムードが陳腐なものに感じられてしまう。役者は揃っていて演技面の充実は評価できるのに、シャマラン監督の演出センスと脚本には不満が残る。ミステリーの醍醐味は、どこに騙されたかをもう一度見直す欲求に駆らせられるかどうかだ。ヒッチコックやクルーゾー、ワイルダーなど模範にすべき人の作品は、何度見ても面白い。
ラブストーリーだ
アメリカでは実際に宗教的な理由等で、自給自足の生活をしている集団が結構あるが、この映画では自給自足はもちろん、外の社会との関係を断ち切って、隔離された共同体が舞台となっている。
シャマラン監督得意のミステリータッチで進行していき、後半の途中で犯人がわかり、「シックスセンス」のようなびっくりするような種明かしを期待していたのでやや拍子抜けという感じで、その時点ではあまり感動しなかったが、実はその後からがこの映画のメインテーマだった。最後は純愛映画を観たような感動を覚えた。シャマラン監督作品の中ではベストワンではないかもしれないが、個人的にはいちばん好きな作品だ。
予告では何かに怖れる村人たち
この作品はあまり予備知識無しで観ることお勧めします。
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↓以降ネタバレです。
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実はホラー映画のように感じますが、実は理想郷を求めて閉じ籠っている人々の話。
しかも国が管理している広大な自然公園の中にあると言うのがオチなのでした……と書いてしまうとつまらない作品のようですが、村で純粋培養されてきた村の掟しか知らない若者たちが狼を乗り越えて、現代社会へ
出て行く過程は十分楽しめる。
理想郷を作った筈なのに、時代が止まった世界で掟を守らせようと躍起になっている村の中心人物たちの表情は何処か暗いため、理想郷にいるのに幸せそうでないのが悲しい。
プロモーションのミスリード。配給会社ブエナビスタさんってなんでこうなんだろうか?
ヴィレッジ
キャッチ「その地球上の楽園は奇妙な掟に縛られていた。何故?」
(配給:ブエナビスタ)
お気づきでしょうか?このポスター、サインと全く同じ切り口なの。また今回も、ちょい怖い感じの掟を意図的にピックアップしています。今回も「シックス・センス」押し。二転三転する謎!みたいな売り方で、ラストへのハードルを上げてましたね。
本作も盗作疑惑があって。てか盗作とオマージュの違いって、もう観客の主観でしかないと思う。で、本作のラスト問題。「猿の惑星」の自由の女神を発見した後……まで描かれるので、どんでん返しメインの作品ではないんですよね。大人達の「(子供に対する)あなたの為よ」の悪というか罪を、強く感じる作品でした。
みんなが盲目じゃないよ
シックスセンスのシャマラン監督で、舞台設定的にも仰天の結末があるのかと思ったけど、違いました!
結末に関しては、残念とかじゃないですが!
でも、この村の長老者達はちょっと逸脱してるというか、傷を持ってても、その次の世代まで全員隔離するのは可哀想だと思うよ。
ノアが一番光ってたよ。哀愁がありました。
印象は美しいで。
印象の選択肢にはどれもあてはまらない気がする・・・。
古きよき時代のアメリカの村の風景や、主人公達の素朴な恋の描写がとても美しい。
途中、もっと演出なんとかならんかったのかという部分もあるし、突っ込みどころはたくさんあるけれど、
考えさせらる所もあり、個人的に好きな映画です。
見ている途中はシガニー・ウィーバーがひどいミスキャストのように思えたが、
ラストまで見て、彼女が一番のベストキャストであることを納得した。
シャマランとの相性
見終わった直後の感想はもう少し下、色々メッセージをかみ砕いた後の感想はもう少し上、結果妥協点の評価になってしまいました。
色んな意味で「ん〜〜。」な作品w
昨日『シックスセンス』をネタバレがわかってる状態観て悔しい思いしていたところに、『ヴィレッジ』も予備知識なしで観た方がいいと聞いて(これが既に予備知識なんですがw)情報を見聞きしてしまう前にと急いで観たので、オチにやたら期待してしまっていたのがまずかったですw
最初の方から村や田舎っていうより閉鎖された施設みたい、とかところどころなんでここにこんなものがあるんだろう、とか思ってしまっていたので拍子抜けというか、それだけ?まだなんかあるんじゃないの?と感じてなんだか不完全燃焼でした。
カタルシスを感じたくて観たようなところがあるので見方を間違えていましたw
ただ、期待値とのギャップでは点数はつけられませんがやっぱりシャマラン監督も「二回は観てね」という作り方をしていると思います。
『シックスセンス』がヒットしたばっかりにどんでん返しのイメージが先行して、(予告とのギャップもあり)損してるという声も聞きますが、結局ラストありきなスタイルなのでそれはフォローできないところです。(予告を出す限り0の状態で観るというのはなかなかできないんだからこの手の作品の宣伝は本当に難しいとは思います。)
わかってても楽しめた『シックスセンス』に比べ、退屈で眠くなる時間が長すぎました。
独特の雰囲気の“なんで”に対する答えがなかなか出ないもどかしさや好奇心がそれに勝ればいいのですが、オチ頼みな過程というのは言い過ぎかもしれないけどもっと観客を離さないぞという工夫が欲しかったです。
だからきっと二回目こそが楽しい作品なんだろうけどそのひっかかりがどうにも弱い。むしろまたあのダラダラを…と思うと気が進まないくらい。
静かでも惹き込まれる作品はたくさんあるのにそうならなかった理由は、二作連続シャマラン作品を観てなんとなく気付いたのですが私は彼の人物描写が苦手なのかもしれません。人物設定が興味深いものばかりなので余計気になってしまうのです。
理想郷であり逃げである閉ざされた村の“殻”を際立たせる存在ととしてメインの登場人物を「盲目」「寡黙」「知的障害」という設定にしたのはすごく面白い。
その三角関係によって平和という殻に愛でヒビを入れるというのも面白い。
長老たちの作り物の平和や作り物の価値観も次の世代には本物になっているとこも面白い。(無理があるとは思いますが)
うまく言えないけどその設定の面白さを最大限生かせてない気がしてもやもやするんですw
説得力がないというかそこでそう動くかなぁ?というような描写によくひっかかる。
ここからは映画から感じたこと。
平和を求めて閉じこもった長老たちには心の平和はあったんでしょうか。そして彼らは結局また“そのまま”村で生き続ける選択をしました。(ここが違ったらもっといい映画だったかも)
子供たちへの愛というけど嘘の恐怖で支配なんてしあわせなんでしょうか?もし自分たちの世代がみんな死んだ後に現実に気付いたら?知らないことはしあわせでもあるけど残酷でもあります。
自分たちの保身に子供の未来の可能性まで巻き添えにしているだけにも感じます。
人権とは選択だと思うのでいい大人になった第二世代くらいには教えないと結局あの村はだめになっちゃう気が。ごまかしなんて長く続かないものです。
世界の歴史をみると遠く離れた場所でもだいたい同じような組織や仕組みを設けて社会が成り立っています。
それが嫌になることもあるしあんな村があったら需要もあるだろうと思う。
けど結局人が二人以上集まれば何かが起きるしまた人はルールを作る。
人間って本当に矛盾な生き物ですw
“若手デ・ニーロ”のエイドリアン・ブロディの演技に魅せられました。
ブライス・ダラス・ハワードの演技もすごく良かったけどたまに絶対見えてるでしょって動きをするので“盲目のふりの演技”なら完璧だったのにと思いましたw
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