劇場公開日 2007年4月22日

「一流の映像と演出だが、幼稚な話」V フォー・ヴェンデッタ Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0一流の映像と演出だが、幼稚な話

2013年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

総合:60点
ストーリー:30
キャスト:75
演出:80
ビジュアル:80
音楽:75

 随分と幼稚な展開だったのでアメリカの漫画のようだと思ったら、イギリスの漫画が原作だそうだ。仮面の男は自由に爆弾を作ってどこにでも仕掛けられるし、神出鬼没でどんなところにも行けるし、使われていない地下鉄を一人で路線を延長して電車を走らせる力までもあって、いったいどこからそれをする能力と金が出てきているのか。バットマンのように協力者もいる大金持ちだったという設定ならばまだ納得できたのだが。
 意外と多くの人がこの作品を支持しているようだが、いくら娯楽作品といえども、この幼稚で無茶苦茶な物語の展開にはとてもついていけない。映像や演出がかなり良かっただけに惜しい。同じ映画を作るにしても、金をつぎ込むのならばもう少しまともな原作を選べば良いのにと、脚本の悪さがもったいない気がした。

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Cape God