「なんだかスッキリしないなー」V フォー・ヴェンデッタ ジュリエッタさんの映画レビュー(感想・評価)
なんだかスッキリしないなー
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DCコミックが原作と言うことらしい。
ヒーローものらしいがスパイダーマンとかアイアンマンの様な
派手な立ち回りなどもあまりない全体的に地味な話だった。
Ꮩが主人公なのだろうがスポットはナタリー・ポートマンの方に
より多く当たっていた。ナタリー・ポートマン演じるイヴィーは
特に自分から行動に出るわけではないので物語を進行させることはない。
なので、Vがどの様に誕生し、どのように今までを過ごしてきたのかが
漠然としか描かれていない。想像しろということなのだろうか?
それゆえ暗殺した施設の者たちや議長への恨みが今ひとつ伝わってこない。
ラストに向かって市民が仮面を被って議事堂に集まるシーンは物語で一番
盛り上がるはずのシーンだ。しかし、市民が集まってこれから新しい時代が
始まると言うには少々押さえ過ぎではないだろうか?カタルシスを感じることは
殆どなかった。
別世界のイギリスの設定をもう少し活かせたら良かったと思う。
でもそれなりに面白かったとは思うけど。
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