「ギリシア叙事詩からのトロイ滅亡ファンタジー」トロイ SpicaMさんの映画レビュー(感想・評価)
ギリシア叙事詩からのトロイ滅亡ファンタジー
エキストラの数が膨大でセットも大規模で衣装も手がかかっていて、キャストも米、英、豪から取り揃えていて豪華で演技も良く、相応の見応えはあるのだけれども、ストーリーが少し薄いような…。
アキレウスがオコになってしまうところのアガメムノンの横暴な振舞いの辺りや、原作通りのパトロクロスとの友情とか、オデュッセウスによる勧誘エピソードとか、影の薄い家来の人(あれは誰だったのかな…)との主従の情とか、あるいは神々の介入で人間の悲劇が拡大している感じとか、愛と名誉にプラスして何か闘う理由を足して欲しかったかな…。
アラビアのロレンスがトロイの王として大活躍でビックリした。
ブラピ氏は、首から下が別の人のですか?というくらい大きく鍛えてあって、大変そうな長槍と矛を使っての殺陣も美しく(矛の使い方って伝承されているのかな?)、勇者感が素晴らしかった。
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