トロイのレビュー・感想・評価
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人間達の物語
トロイよ 〜 神々を敬い 妻を愛し国を守る
3200年前の古代ギリシャ。
無敵の戦士アキレスをブラッド・ピット、トロイの王子( 兄 )ヘクトルをエリック・バナ、トロイの王子( 弟 )パリスをオーランド・ブルームが演じる。
思慮深いヘクトルサイドで観ている自分が居た。
ピーター・オトゥール演じるトロイの王( 父 )プリアモスが、涙を堪えアキレスと対話するシーンが余りに切ない。穏やかな威厳ある佇まいはさすが。
穏やかに暮らす一国が大国によって潰される様が、今のウクライナとロシアに重なって見えた。
ー 渡し守への船賃を目の上に置かせてくれ
ー トロイの剣
NHK-BSを録画にて鑑賞 (字幕)
父の愛
「美しい夜だ」
不器用な男たち
ギリシア神話のトロイヤ戦争を題材にした壮大な物語。トロイ側の英雄ヘ...
映像だけで内容は今ひとつか?
古代のトロイア戦争でのアキレスの活躍を描く。
この手の映画が余り好きではないこともあるが、ただ戦っているだけという感じ。
ブラピの髪型がダサダサだった。
ブラッド・ピットによるアキレスを通じて紀元前のギリシア神話をよりみじかに感じた
ウォルフガング・ペーターゼン 監督による2004年製作(163分)のアメリカ映画。
原題:Troy、配給:ワーナー・ブラザース映画。
ギリシアのホメーロスによる英雄叙事詩「イーリアス」等で描かれていた強国スパルタ等ギリシア連合軍がトロイ王国(トルコ北西部)に攻め込むトロイア戦争(紀元前13世紀?)が、大きなスケールで、神話ではなく人間の物語として描かれている。
ギリシア側の英雄アキレスをブラッド・ピットが演じていて、かなりカッコ良かった。また、アキレス腱やトロイの木馬の由来を知ることが出来た。
トロイ王国王子で最強兵士でもあるヘクトルを演ずるのがエリック・バナ(「ミュンヘン」の主人公等)で、良い夫良い父親を代表する様な存在も、従兄弟の弟子を殺され決闘を挑まれたアキレスに敗れ、命を落とす。それでも怒りが治まらないアキレス・ブラッドピットが死んだヘクトル遺体を馬車で引き摺りまわす描写が何とも凄まじい。
そして、その息子の遺体を返して欲しいと、トロイ王プリアモスが単身敵陣であるアキレスのところにやってくる。凄く勇気ある気高い役だなあと思っていたが、演じていたのがアラビアのロレンスで有名なピーター・オトゥールと知って、納得と共に、当時まだ健在だったかと驚かされた。
アキレスは捕虜となったトロン王姪ブリセイスに大きく心惹かれる。トロイ木馬の中に隠れて多くの兵と共に城内に潜り込んだアキレスは、トロイ王室に戻った彼女救出のために城内を駆けずり周り、その結果矢でアキレス腱等あちこちを射抜かれて、命を落としてしまう。残念ながら、ローズ・バーン演じるブリセイスに神話的英雄が命落とすだけの魅力があまり感じられなかったのが、自分にとっての最大の難点であった。
ただ、弟子を殺され戦いに向かうこの映画のアキレスの姿を見て、大好きな「アキレス最後の戦い」(Led Zeppelin、1976)のRobert Plantによる歌詞の心情が、より少し理解できた気がした。
監督ウォルフガング・ペーターゼン、製作ゲイル・カッツ 、ウォルフガング・ペーターゼン 、ダイアナ・ラスバン 、コリン・ウィルソン、製作総指揮ブルース・バーマン、原作ホメロス、脚本デビッド・ベニオフ、撮影ロジャー・プラット、美術ナイジェル・フェルプス、衣装ボブ・リングウッド、編集ピーター・ホネス、音楽ジェームズ・ホーナー。
出演
ブラッド・ピットアキレス、エリック・バナヘクトル、オーランド・ブルームパリス、ダイアン・クルーガーヘレン、ショーン・ビーンオデュッセウス、ブライアン・コックスアガメムノン、ピーター・オトゥールプリアモス、ブレンダン・グリーソンメネラウス、ジュリー・クリスティテティス、ローズ・バーンブリセイス、サフロン・バロウズアンドロマケ、ギャレット・ヘドランド。
時代もので長尺。意を決して鑑賞。とってもわかりやすく面白かった。「...
ヘクトールはパリスをぶん殴って見放せ
ギリシャ神話ちょっとはかじってきてるので、パリスがメネラオスの奥さんを寝取ったせいで大戦争になるという流れを、そうそうそうだよなと思いながら楽しみました。船でパリスに不倫したんすよってヘレネを見せられた兄ヘクトールの、マジかよお前的なリアクションとかからもう面白かったです。パリスもヘレネもどんだけとんでもないことになるか全然わかってない。
アキレウス(ブラピ)が主人公の物語であり、戦争に参加しないなら寿命まで幸せに暮らせるが1000年後まで名前は残らない、戦争に参加するなら死ぬだろうが栄光はいつまでも語り継がれるって葛藤が描かれてます。アキレウスには政治がわからぬ(興味ない)。身近な人たちを守ることと、誇りと名誉のためにのみ戦う。
けどイマイチ応援したくなるキャラでもなかったですよね。荒くれものの多い軍において、捕虜の女にも優しくするし(結局抱くけど)、敵方の王の誇り高き様には敬意をもって礼を尽くす、愛しのパトロクロスを殺したヘクトールは単身乗り込んで決闘で討つ、とカッケエ要素は盛られていますが、自分勝手だし読めなさすぎて最後までどういう人物かわかんなかったです。
アキレウスと言えば足首以外不死身ですけど、今回の映画では「もし不死身ならなんで甲冑や盾を装備するんだ」と言い放つので、普通に人間である様子。けど最期はちゃんと足首にパリスの放った矢が刺さって死にましたね。まあ致命傷はそのあとの胸部への矢なんでしょうが。足首に刺さったのは原作(原作?)ファンへのサービスなんでしょうね。アポロンの誘導もなかったみたいですし。というか序盤にアポロンの像の首を切り落としましたけど、あんな即死級の超不敬死亡フラグ立てたらそりゃ死にますよ。
オデュッセウスもあまり登場しないのに突然木馬作り始めるのも、まあ知ってるから理解できますけど物語の流れではびっくりしますよね。あの戦況でよしコレで行こうってなりますかね。(なってるやろがい)あと木馬からアキレウス出てきたときは、お前も乗り込んでるのかよって思いました。
一番かっこいいのは圧倒的にヘクトールでしたね。王子という国を背負う立場での重圧、愛する妻と生まれたての赤ちゃんへの愛、一緒に生きていたかったでしょうね、そして想像を絶してアホすぎる弟をそれでも愛して守ろうとするという。私だったらパリスをぶん殴ってギリシャに差し出して謝りますよ。まあ、すでに権力拡大のために動き出していたギリシャは止まりはしなかったのでしょうが。
国規模と個人規模がいりまじってて普通の感覚で観てられなくなりましたけど、なんかでもギリシャ神話ってそんな感じですよね。
ブラピがカッコ良い。
ブラピがただただカッコいい
ギリシア叙事詩からのトロイ滅亡ファンタジー
エキストラの数が膨大でセットも大規模で衣装も手がかかっていて、キャストも米、英、豪から取り揃えていて豪華で演技も良く、相応の見応えはあるのだけれども、ストーリーが少し薄いような…。
アキレウスがオコになってしまうところのアガメムノンの横暴な振舞いの辺りや、原作通りのパトロクロスとの友情とか、オデュッセウスによる勧誘エピソードとか、影の薄い家来の人(あれは誰だったのかな…)との主従の情とか、あるいは神々の介入で人間の悲劇が拡大している感じとか、愛と名誉にプラスして何か闘う理由を足して欲しかったかな…。
アラビアのロレンスがトロイの王として大活躍でビックリした。
ブラピ氏は、首から下が別の人のですか?というくらい大きく鍛えてあって、大変そうな長槍と矛を使っての殺陣も美しく(矛の使い方って伝承されているのかな?)、勇者感が素晴らしかった。
物語として面白いかだけで評価した。いや、ブラピが好きではないからそ...
ヘクトルはカッコよかった。 オーランド・ブルームはカッコ悪すぎたな...
栄光は死と一体
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