「深刻さ、根深さ、報い」トラフィック(2000) sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
深刻さ、根深さ、報い
メキシコの警察官ロドリゲスとサンチェスは、サラザール将軍から麻薬組織のフロレス逮捕を命じられる。アメリカオハイオ州のウェークフィールド判事は麻薬対策の連邦最高責任者に任命されるが、娘が麻薬中毒に陥ってしまう。サンディエゴの裕福な家庭のヘレーナの夫が突然逮捕され、彼女は初めて夫の正体を知り。
タイトルにインパクトがないのが残念、しかし重厚で見ごたえのある作品でした。麻薬問題の深刻さ、根深さ、報いを痛感します。ヘレーナの転身は理解できないけど、実際にそういう事件もあったのだろう、と思われます。それぞれの地域の場面を、フィルターを変えて描いているのが分かりやすくてよかった。
「敗戦を知らない孤島の日本兵」というセリフがあります。横井さん小野田さんの事例が、アメリカで皆が知っている常識なのかと思われます。
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