「Ballpark Dream」トラフィック(2000) 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)
Ballpark Dream
三つの地点で麻薬に関係する高官、捜査員、容疑者、黒幕、その家族たちのそれぞれのドラマが交錯するし、セリフも唐突で繋がりを無視しているので、よほど頭が切れる人でない限り話はわかりません。
要するに麻薬シンジケートを追い詰めてゆく話ですが、ストーリーを追うものではなく、わからないことは承知の上で、手持ちカメラや中抜きショット、ブツ切れのセリフと粒子の粗い画面を多用したドキュメンタリー風の「ヤバイ雰囲気」を感じさえすればいい作品です。
トラフィックとは取引の意味ですが、DealやTradeと違って「ヤバイ取引」を意味するとのことだそうですから。
公開時以来24年ぶりですが、最も印象に残るラストシーンでした。
コメントする