「すっかり魅了されました 【バラの映画】」めぐりあう時間たち グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)
すっかり魅了されました 【バラの映画】
1923年、小説『ダロウェイ夫人』を書く女バージニア、1951年『ダロウェイ夫人』を読む女ローラ、2001年『ダロウェイ夫人』と呼ばれる女クラリッサ。
それぞれの場所でパーティーを開く女達の「その日」が、絡み合うように描かれます。
死の気配がまとわり付く女達の苛立ちや悲しみ、決断の行方を、大女優達のしっかりした演技で観せてくれました。
良い妻・母を演じ続けるローラが特に痛々しく、心に残りました。
それなりに歳を重ねた今、出会えたことを感謝したい作品です。
とっつき難そうで、長年ちょっと忘れた振りしてました。
そういう訳で、観終わってから激しくも美しいバージニア・ウルフを誰が演じているのか知って、もうね、ビックリ。
凄いものです。アカデミー賞でしたね、忘れすぎ、失礼しました。
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〜バラポイント(加筆)〜
死の気配の傍らには、これでもかとバラの花が。
香りにむせ返るようです。
【バラの映画】
2015年、広島県福山市の市政100年の際、映画館を中心に集まった有志で、市花に因み小冊子〚バラの映画100選〛を編みました。
皆でバラに注目して観まくり、探しました。楽しい時間でした。
若い方から「ゴジラ対ビオランテ」が紹介され大拍手!
2025年、世界バラ会議に因んで、私選のバラ映画10を紹介します(一部レビュー加筆)。
アフリカの女王/アンタッチャブル/エド・ウッド/ゴーン・ガール/素晴らしき哉、人生!/ダ・ヴィンチ・コード/Dolls/プリティ・ウーマン/めぐりあう時間たち/めまい
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