「それでも彼は待つ」ターミナル(2004) サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
それでも彼は待つ
単純に面白そうだなと思ったので鑑賞。
お〜。なかなかの面白さ。
流石トム・ハンクスだな。
彼が出ている映画はどれも見応えがある。
クラコウジア人のビクター(トム・ハンクス)は入国手続きで足止めされていた。彼が住むクラコウジアでは、彼の乗る飛行機が出発した直後にクーデターが起こり政府が消滅してしまった。よって彼の持つパスポートは無効となり、入国不可となってしまった。
まず、音楽が絶妙。
緊張感と期待感が同時に湧き出てくる。
空港にピッタリ。
そして言うまでもないがトム・ハンクスが素晴らしい。
愛おしく、すぐさま彼のことが好きになる。
役になりきっているどころか、そのまんま。素。
主人公のビクターの素直さと真っ直ぐなところがすごく魅力的。絶対にビクターのようにはなれない。
我慢強くて心優しい彼をいつの間にか憧れている自分がいた。自分の気持ちをハッキリと伝えれる人になりたいな。
どうやってお金を稼ごうか。
どうやって気持ちよく寝ようか。
試行錯誤してもがいているビクターを見ると笑えるし、応援したくなる。1番の見どころ。
色々と抜けているところがある。
とある男の結婚や英語の習得、通訳者に自分勝手な女。
何故、そこ手を抜いたのかと逆に驚く。
特に英語の習得はもっと描くべきだったのじゃないか。
辻褄が合ってないところも多々。
かなりの残念ポイントですね
誰しも何かを待っている。
自分のためだけじゃない、愛する人のためにも。
待つことは無駄じゃない。
いい作品でしたぞ。
ジャズ、好きになりそうですわ。
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