劇場公開日 1997年8月16日

心の指紋のレビュー・感想・評価

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3.5悪くない

2025年6月9日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

幸せ

犯人との逃亡も悪くない。
評価にあるほど酷いストーリーとも思わない。

最後、ブルーはどうなったのか、、、あやしい

レイノルズは手錠かけられてたけど、笑顔だったので心の傷を昇華して満足だったんだろうと。

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four7777

2.5タトゥーの少なさに時代を感じる

2025年5月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

『天国の門』(1980)のマイケル・チミノ監督によるクライム・ロードムービー。

 先住民の混血児ブルーは16歳の受刑者にして末期の癌患者。悲惨な家庭環境や不遇な生き様などから人間不信に陥り、医学すら信じない。
 ナバホの呪術者の言い伝えにすがり、担当のエリート医師マイクを人質に逃亡をはかって聖なる山の湖を目指すが…。

 生い立ちや生活がまったく異なるブルーとマイク。共通点がなさそうにみえて、実はマイクの兄も小児癌で他界していた。
 たびたび回想シーンが挿入されるので、その前提で物語が進展するためか、マイクの心の揺れの描き方が少々雑。

 呪術者にブルーを託して立ち去るのも、医師としては無責任に見えるし、そのせいで家族に抱擁されて笑顔を浮かべるラストシーンに違和感を覚えてしまう。『ディア・ハンター』(1978)のように主人公の葛藤や喪失感に焦点を向けなかったことが、釈然としない観賞後の後味に影響している気がする。

『天国の門』でチャップリンゆかりのUAを破滅に追い込んで映画界から悪者扱いされたチミノの以降の監督作品は彼の心象を反映してか、殆どがクライム・ムービー。
 人種問題を絡めているが、差別されたからといって必ずしもマイノリティが犯罪に走る訳ではない。
『イヤー・オブ・ドラゴン』(1985)でも過激な演出でアジア系住民から反感を買ったのに、あまり懲りてない様子。
 チミノ自身もマイノリティのイタリア系だから分かる気もするが、結局はバイオレンスがやりたかっただけという疑念も懐きたくなる。

 マイク役のウディ・ハレルソンもブルー役のジョン・セダも、他の出演作の多くがクライム・ムービー。
 珍しくエリートを演じたハレルソンも幼少期の苛酷な経験からか、私生活での破天荒な行動がたびたび話題に。
 ところで、ウィゴ・モーテンセンと似てると感じるのは自分だけでしょうか。

 それはともかく、本作でいちばん問題なのがデタラメな放題。
 当時話題を集めたインチキスピリチュアル『神々の指紋』にあやかりたかったのだろうが、原題“The Sunchaser”に込められた先住民の自然崇拝や自然回帰の思いがまったく斟酌されていない。

 音楽がありきたりで雄大な荒野の映像とマッチしていなかったのも残念。

 BS松竹東急にて初視聴。
 どうせなら『イヤー・オブ・ドラゴン』見たかった。

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TRINITY:The Righthanded Devil

3.0金 地位 名誉 だけが…

2025年5月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

幸せ

エリート医師の心境変化を如実に表した作品
実話だったら良いな〜と思える作品

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ろくさん

5.0儚い美を味わえる映画

2023年2月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

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Λibo.uryyy0

2.5良さそうなわりに残念な映画

2021年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

良さそうなわりに残念な映画。

末期ガンの少年受刑者とその担当医のロードムービー。誘拐から徐々に運命を共にする逃避行となり目的の地へと向かう。こう説明しても悪くなさそう。

しかし、担当医のキャラクターが途中何度もぶれる。これがほんと見ていてしんどい。
通報したり逃げようとし、彼を軽蔑するわりに、自ら車を暴走したり、ときに医師としての責任を遂げようとしたり、共犯者となったり。これ、グラデーションでその心の移り変わりを演出してるならいいが、その場その場でコロコロとキャラクターを変える。あと兄と指輪のくだりって序盤から見せるわりに流れてる。

キャストは悪くないと思うので、もう演出とシナリオがダメなんだと思うしかない。たぶん演出だろうな。このテーマで終盤で冒険ものみたいになる、あれは完全に外している。

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okaoka0820

3.0凶悪犯と誘拐される医師が、最後には仲良くなっていく過程が良かった。

2018年9月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

凶悪犯と誘拐される医師が、最後には仲良くなっていく過程が良かった。

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hiro

3.5遺作になってしまった

2017年1月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

幸せ

この作品以降、劇場長編作品は撮らずにイヤ撮れずに死んでしまったチミノ氏。

それ程に「天国の門」は曰く付きだったのか!?

W・ハレルソンがラストまで心底イヤイヤのままで進んでいたらそれはそれで面白い。

段々と環境に慣れていって傲慢な態度を取るW・ハレルソンに兄の事もあり心情に変化をもたらしナバホな少年も表情が穏やかに。

病気が例え治ったとしても将来は明るくはないだろうし治るとも思っていなかったであろう少年はせめて清らかな心に洗い流す為にアノ地で最期を迎えたかったのだろう。

本作を観るとまだまだ手腕を発揮できた筈と次作にも期待をしてしまうしコレ以降、映画を撮れなかったM・チミノに哀しさが。

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万年 東一